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ちゃんと望む

2週間後の配役オーディションを控えて…

大混乱中!
…のわたくし。

昨日は、台本が届いて配役希望を提出してからの、最初のお稽古。

主催者も、経験者も、初心者も。
主役も、ヒロインも、シンガーも、ダンサーも。すべての役を、みんなが希望できる、フルキャストオーディション。

配役希望を提出する前には、演出のもえちゃんから「ちゃんと望む」ということを、何度も伝えられていた。

あの役はあのひとがやりそうだからとか。わたしの容姿はこうだからとか。経験が浅いからとか。そんなことは、一切抜きにして。

「ちゃんと望む。」

これって、案外難しいことだな。
…って、痛感してる。

台本を読んで、パッとやりたい!…とおもった役は、本当にわたしがやりたい役なんだろうか?

やっぱり、これかな?
いや、違うのかな?
揺れに揺れる。

昨日のお稽古では、それぞれが希望した役柄の台本をつかって、配役オーディションに向けた練習をして。

全然できない自分に落胆して。
舞台を経験者との圧倒的な差を目の当たりして。ちょっと泣きそうになって。さらに分からなくなって。

わたしらしいって、なんだろう?
いままでのわたし?
ありたいわたし?
みられたいわたし?
何を握りしめてるんだろう?

舞台に出たとき、みんなにどう想わるのか怖くて、綺麗なイメージの役柄を選ぼうとしたり。

希望が叶わなかったときが怖くて、これなら大丈夫そうという役柄を選ぼうとしていたり。

そんな風に選んでないかなって。

「ちゃんと望む」
…って、怖いんことなんだな。

2週間後の配役オーディションまでに。
ちゃんと望めるかな…

2022年6月20日
(文責:キャストゆうき)


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