ぐらしあすの「モニター相談現代版」

テレビ会議などを行っている企業がある。
社長がいる場所と、支店のある場所が距離的に遠い場合便利だなと思う。

そんなことを考えていたらあることを思いついた。

精神疾患は現代でさえも偏見はある。
どうしても完全にぬぐい取ることは困難である。

今でこそ精神科クリニックにごくごく普通に入っていけるようになったぐらしあすだが、以前は総合病院の精神科窓口に行くたびに、前後左右を何度も見て、知っている人がいないかということを異常なまで気にし、処方された抗うつ剤は、職場のトイレでこっそりと飲んでいた。

まず、「自分は最近不眠が続く、どこかわるいのかもしれない」とか、「やる気が出なくて休職して、このまま復職できそうにない、どうしたらいいか」のような心配が出てきたら、まず相談としてどこに行くでしょうか?

①最初から精神科や心療内科を受診する
②保健所や保健センターに電話をするか、実際に相談に行く
③役所の障害福祉課に電話をするか、実際に相談に行く
などなど他にも方法はあると思うが。

①が出来たらそれが最も良い
②③は抵抗があるかもしれない

というのも、上述した世間からの偏見と、自分の中にある偏見があるならば、行動に移すのは難しい。

ただやはり自分は大丈夫だろうか、いや大丈夫ではないだろう、誰か助けてほしいとなった時(なる前がベター)行動せざるを得ない。
(治したいと思うのであれば)

③は自分が住んでいる市や町にあるので、距離的には近いし親身になって相談に乗ってくれる。

ただ、役所は自分の知っている人が多いので、障害福祉課の窓口に座るのに抵抗がある場合も多々ある。

チャット方式の相談も可能であるが、文字のタイミングや言いたいことの核心を文字で伝えるのに限界もあり、途中で疲れてくるだろう。

そこで、役所に行かずとも、担当者とのモニターを通して相談が出来ればいいなと思う。

パターンA 自分の顔も担当者の顔も出さずに相談する。
(電話に近いが、顔を出さない対面である)

パターンB 自分の顔を担当者が見ることはできないが、担当者の顔が見える。(どんな顔の人なのか、口調はどうか、アドバイスが適切か、親身になってくれているかということが、まずまず印象として自分の中に入る。しかも自分の顔を見ることができないので、安心感を得ることができる。

パターンC 自分も担当者も顔を見ながら相談をする。これは役所に出向いて窓口で相談するのに最も近い。お互いの表情、声のトーン、安心できる担当者かという情報をかなり得ることができ、とても効果的だと言える。

パターンABCも家にいながら相談できるのが最大のメリット。

氏名の公表は本来はある方が良い。
ただ、なくとも、年齢層、性別、生活環境(家族と同居か独居か)、一番の困りごとは最初に理解しておく必要がある。

②であれば自分の住所が保健所管轄内にあること
③であればその市や町の住民であること

このことはまさに前提であり、管轄内に住所がある、市や町に住所があるということを確実に確認できないといけない。(これをどうやるかが難しい)

上記のようなことを考えてみた。

こんな試みがあれば相談件数も増え、困りごとの解決もさらに進んでいくのではないか。
(予算、マンパワーの問題は横に置いておいて書いてみた)

ディプレッションまっさかり。ぐらしあすの「こころの声」を中心に、自分が体験したことや、時折感じる何のエビデンスもない、主観の記事も徒然に書いていきたいとおもいます。よろしくおねがいします。