ぐらしあす

躁のない双極性障害II型のPSW(精神保健福祉士であり一人間です)。セルフセティグマに…

ぐらしあす

躁のない双極性障害II型のPSW(精神保健福祉士であり一人間です)。セルフセティグマに気づき、障害をフルオープンにしています。今後時折思いついたことや、旅行記も書いていこうと思います。ポエムと仮説以外はノンフィクションです。  もし宜しければフォロアーになって頂ければ嬉しいです。

最近の記事

ぐらしあすの「別に良い人をやめなくても良い」

ぐらしあす自身は、良い人をやめたと言ったことがある。 人間は多面的である。 要は、良い人(良い人仮面をつけている人)は、わざわざその、良い人仮面を捨ててしまわなくても良いということ。 人間は成長する過程で、いろいろな仮面を手に入れていく。 例えば、幼い子が持っているおもちゃをその子が落としてしまい、それを拾ってあげたら、その時は自然と良い人仮面(にこにこ仮面)をつけているのである…自ら意識せず。 親しい友人と飲みに行ったときには、楽しい表情仮面を着ける。 気難しい人と会

    • ぐらしあすの「森田療法の神髄について⓻」

      森田療法を受けに来るメンバーは神経質で、自分のこころを苦しめる何かに囚われている。 囚われているというのは、四六時中自分の症状に気を取られているということ。 なので、いつもと違う状況になると臨機応変に対処するのが難しい。 プログラムの中で興味深いものがある。 これは主治医が中心となるのだが、何かアドリブ的な行動を提案される。 実際にある高校数学教師は、お手製のレジュメを作って皆に配り、皆の前で授業をした。 またある時は、タクシーの運転手とお客さんになりきってアドリブをし

      • ぐらしあすの「森田療法の神髄について⑥」

        今回はぐらしあすの勝手な解釈である。 森田療法は日本の古典的行動療法である。 例えば、恐怖突入という療法があって、仮に電車に乗るのに恐怖を感じる患者Aさんがいるとしよう。 Aさんは、とても読んでみたい本があって、それを購入するには、自宅から電車で2駅先まで行かないと、その本は手に入らない。 森田療法で言えば、「気分は気分、結果的に症状が出たとしても、電車に乗ってその本を買えたら、その目的本位の行動が最善」。 「逆に家を出て、電車に乗らなかったり、乗っても次の駅で降りて帰っ

        • ぐらしあすの「森田療法の神髄について⑤」

          ある朝、病院の犬を散歩に連れていく作業担当はぐらしあすだった。 いつものように散歩をしていると、草むらからネコのような鳴き声が聞こえてきた。 近づいていくと、段ボールの中に子ネコが3匹とコンビニ弁当が1つ置かれていた。 ぐらしあすは、この状況でどうしようかと迷った。 そのまま立ち去ると、この子ネコ達は死んでしまうかもしれない。 結果、自分が入院している病院に連れて帰った。 大原健士郎氏にはひどく叱られた。 ここは病院だぞ!!って。 そりゃそうだ、立場上叱らざるを得ない。 一

        ぐらしあすの「別に良い人をやめなくても良い」

          ぐらしあすの「主治医とばったり100均ショップで会った話」

          ぐらしあすは地元に戻り、以前に長い間診てもらっていた精神科クリニックに戻った。 主治医は、外見はいつも髪の毛はパシッと7:3に分けてあって、着ている服もピシッとしていて、表情も真剣で、一見厳格(診てもらっていると、外見に比べてユニークな面も多い)に見える。 ある日ぐらしあすは、Tシャツ、短パンという超ラフな格好で、日用品を買いにある100均ショップに行った。 商品が並んでいる列を見て回ると、ぐらしあすの約2メートルくらいの距離で、しっかりと見覚えのある顔、そう、主治医が文

          ぐらしあすの「主治医とばったり100均ショップで会った話」

          ぐらしあすの「森田療法の神髄について④」

          森田療法を受けているメンバーたちに言えることは、常に周りに気を配り、 柔らかい気持ちの持ち主で、素直である。そして優しい。 入院中のあるエピソードの一つだが、夜、勉強会をしている最中、ぐらしあすは結婚指輪をしていない(どこかで紛失した)ことに気が付き、とても不安になり集中できなくなった。 勉強会が終わり、その旨をみんなに伝えた。 翌日、何名かのメンバーが自分事のように一生懸命探してくれた。 しかし、見つからない。 ぐらしあすは指輪を紛失した一日の内容を振り返ってみた。 そ

          ぐらしあすの「森田療法の神髄について④」

          ぐらしあすの「森田療法の神髄について③」

          前記事に主治医に提出する日記のことを書いた。 今更ではあるが、森田療法担当医師は3名いる。 その3名の医師は、入院中の他の精神疾患の患者さん達も診ている。 さらに、森田療法のオーソリティーである大原健士郎氏(Wikipediaによると今から13年前に他界されたとのこと)がいる。 日記に話を戻すと、みんな主治医がどんな言葉を添えて返してくれるか楽しみにしている。ぐらしあすの主治医は立場的にその精神科病院に於いて、大原健士郎氏に次ぐ主任的立場のドクターだった。 例えば、ぐら

          ぐらしあすの「森田療法の神髄について③」

          ぐらしあすの「森田療法の神髄について②」

          前記事から2か月とちょと経ってしまった。 実は、移住先Pref.から地元に戻って来た。 引っ越し業者に頼まず自力で引っ越ししたので、新居でネット回線もつながり、ようやく落ち着いたようなそうでないような。 いくら生まれ育った地元と言えど、5年間移住していたので、新たな環境に馴染むにはまだ時間がかかりそう。 さて、森田療法について話を戻そう。 絶対臥褥が終わり、約20名のメンバーから歓迎された。 メンバーの男女比は約1:1。 年齢層は、高校生から60歳代くらい。 仲間として迎

          ぐらしあすの「森田療法の神髄について②」

          ぐらしあすの「森田療法の神髄について①」

          森田療法に関しては過去ログに記述しているが、ここでもう一度振り返ってみたいと思う。 森田療法の神髄は「あるがまま」という言葉に集約される。 この「あるがまま」が難しい。 ぐらしあすは入院森田療法を受けて25年が経つ。 「あるがまま」と言う言葉が、歳を重ねるごとに、こういう意味だったんだと、その解釈を自分自身の中でアップデートし続ける。 まず、入院森田療法を受けたく病院を受診した。 しかし、入院できるのは3か月待ちだとのこと。 当時は森田療法が、神経症治療の専門療法である

          ぐらしあすの「森田療法の神髄について①」

          ぐらしあすの「入院森田療法と音楽会」

          先日実家の部屋を片付けていると、1本の音楽カセットテープが出てきた。 タイトルに「LIVE 1998,3」と書いてあった。 はて?早速そのテープを聴いてみた。 それはぐらしあすが神経症治療を受けるために横浜の某精神科病院に3か月入院していた時のものであった。 それは森田療法グループの音楽会のテープで、1バンドと5名が歌や曲を披露していたものだった。 恥ずかしながらぐらしあすもギターで1曲弾き語りをしている。 森田療法の内容については過去ログに記載しているものもあるのでここ

          ぐらしあすの「入院森田療法と音楽会」

          ぐらしあすの「安価で購入したエフェクターがプレミアムものだった」

          またまたギターオヤジのマニアックな記事である。 最近ネットオークションやフリマサイトでエフェクターを購入しては販売するということを繰り返している。 ギターのエフェクターやピックアップの内容や価格の相場はある程度理解しているつもりではあるものの、先日購入したエフェクターは届いてからびっくりした。 実家に帰省していた時に、中古DVD店で、STEVE VAIの1枚を300円で購入した。 STEVE VAIのギターを聴いていると、リフの時のジャキジャキ感やソロの時のキラキラ

          ぐらしあすの「安価で購入したエフェクターがプレミアムものだった」

          ぐらしあすの「要介護者と、そのキーパーソンである精神障害者とのかけはしとなる(仮称 リンケージケースワーカー)がいることがとても望ましい。」

          ぐらしあすの記事は、自身が双極性障害当事者であるので、障害者を精神障害者と限定する。 ぐらしあすの父は86歳独居要介護2の認知症高齢者である。 ぐらしあすは双極性障害の当事者である。 ぐらしあすの妹は健常者で実家のすぐ近くに住んでいる。 妹は仕事が終わって、夜毎日父の安否確認に行ってくれている。 因みにぐらしあすの住まいから実家まで高速道路を利用して約2時間半はかかる。 父は月曜日から土曜日までヘルパーさんによる支援を受けていて、土日月はショートステイでお世話になって

          ぐらしあすの「要介護者と、そのキーパーソンである精神障害者とのかけはしとなる(仮称 リンケージケースワーカー)がいることがとても望ましい。」

          ぐらしあすの「立って(STAND)してメタル曲を弾いてみた」

          今日はエレキギターにストラップをつけて立って弾いてみた。 玄関の土間で弾いていてので、おっさんが頑張って立ってギターを弾いているシルエットが玄関越しに見えただろう。 これまでずっと座って弾いていたので、ネックが見やすかったのだが、いざ立って弾いてみると、なかなかフレットが見えにくい。 腹が出てきたからじゃないかって? それは確かに否定できない。 ネックポジションと指が覚えているまま弾いている。 今度こだわってきたのがストラップの長さの問題。 短すぎると弾きやすいが

          ぐらしあすの「立って(STAND)してメタル曲を弾いてみた」

          ぐらしあすの「きゅうりとなすび」

          ぐらしあすは今畑をしている。栽培しているのは、きゅうり、ピーマン、なすび、ししとう、おくらなど、トウモロコシなど。 生で食べることが出来るトウモロコシは最高。 朝赤くなったトマトときゅうりを朝食にしている。 今日は焼きなすを食べたけど、美味極まりない。 自分で栽培した農産物は新鮮で美味。 しかし、一緒に畑をしている(教えてもらっている)男性は、すいか栽培に、仕事(自由業)そっちのけでそれはそれはとても手をかけている。 なんでも、すいかを道の駅で販売する予定で、いつも捕ら

          ぐらしあすの「きゅうりとなすび」

          ぐらしあすの「一瞬欲望でためらうネットフリマ」

          最近よくネットフリマを利用している。 自分が欲しいというよりも、売れそうか否かで品物を決めている。 商品がどのような内容のものななかを理解しているものを中心に取り引きしている。 ぐらしあすの場合、ある程度把握しているギター関係の機材。例えばエレキギターのピックアップ(ギターの音を拾う機能を持つ)のセイモアダンカンやディマジオの製品が中心。 エフェクター(エレキギターの音を変化させる)のBOSS、MAXON、MXRなどの歪系、空間系、ディレイ系など。 しかし、ここで困っ

          ぐらしあすの「一瞬欲望でためらうネットフリマ」

          ぐらしあすの「摩訶不思議な宗教にのめりこむ人たちについて」(勝手な考察)

          完全にぐらしあすの主観です。この投稿に気分を害する方がいれば申し訳ないです。 信教の自由は日本国憲法で規定されているので、規定の範囲を社会通念上常識の範囲内であり、それとは異なり常識を逸するとか、犯罪にもなる得る宗教に人はなぜのめりこむのか。 これを書くにあたってタイトルをどうしようかと考えた。 正統派宗教と新興宗教…ちょっと違う。 範囲を広げるとややこしくなるので、宗教1世のみについて考えることとする。 ここでは主に、輸血をしないさせない宗教をEと、高額献金を強要

          ぐらしあすの「摩訶不思議な宗教にのめりこむ人たちについて」(勝手な考察)