他人の言葉で自分軸がぶれるのか考えてみました。今日の言葉#25

Schooというオンライン講義で、
ひきたよしあきさん、という方の講義を聞いた。
(Schoo、初めて見てみたけど、
他の講義も面白そうなのがたくさんある!)

博報堂のスピーチライターの方で、
著書に、『「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』というのがあるらしく、
今回の講義はその内容についてだった。

「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」
がなくなるコツの一つとして、

「人の頭で考える」を挙げていた。

あの先輩ならどんな風に考えるか、
あの先輩ならなんと言うか、
誰かが言った言葉をノートに取ったり、
「あの人ならどう考えるだろう」
と言う視点を入れることで、アイデアが出てくる。
誰かの言った言葉をためて、
言葉の栄養を入れていると、いつか花開き、
自分の言葉になってくる、
というお話だった。

そして、受講者から質問で、
「人の言葉を借りることで、自分の軸がぶれやすくなったりしませんか」
と聞かれ、
その返答が私にはとても印象的だったので紹介したい。

自分の軸があるかないかを考えたらいい。
自分が軸だと思っているものは、
たくさんの人の言葉を入れてみると、
かなり揺れてくると思う。
揺れてきた中から作っていかないといけない。
自分が軸だと思っているもの、信念というものは
天気予報のようにしょっちゅう変わっていると思った方がいい。
その天気予報をピッと揃えていくためには、
いろんな台風や雨が降ったりして、
天気予報の軸がピッと決まる。

ひきたよしあきさんの言葉

これって、面白い!と思った。

私はここ2、3年、
アメリカ生活を振り返って、
(帯同してきた身でも)自分軸って大事だな、
自分が、自分の人生で何がしたいか、
どう生きていきたいか、意識することが大事だな、
と思うようになっていて、
それを意識するようになってから、
自分軸という言葉がよく聞こえるようになっていた。

その自分軸が本当にあるか、ないか。
多くの言葉が自分に入ってきたら、その軸は、
ぐらぐら揺れてしまうものではないか。

そう聞くと、

あ〜、私の中で自分軸ってまだまだそういうものだな、と納得し、笑えた。

例えば私が考えていた自分軸って、
自分の生活を大切にしながら、仕事もできるようになりたいとか、
子どもに怒りたくないとか、
アメリカで生きていく中で、大変なこともあるけど、まず自分の幸せを考えていこう、
とか、そんなことだけれど、
どれもぼんやりしている。
将来のビジョンも具体的に持ちたいけど、いつもぼんやり。

今回のSchooの講義は、「話し方」と言うテーマで、
自分軸という言葉が出てきたけれど、
「生き方」とテーマを広げてみても同じだ。

自分はこう生きたい、
なんて、わかっているようでわかっていなかったりする。
誰かの言葉や生き方に触れることで、
まだまだ変化する可能性があるし、
もっと豊かになる可能性があるし、
具体的になる可能性がある。

そう考えれば、もっともっと本も読みたいし、
いろんな言葉に触れていきたい。
いろんな人生に触れていきたい。
いろんな価値観に触れていきたいな、と
改めて思えた。

今日の言葉#25

たくさんの他人の言葉が自分軸を作っているのかもしれない。

hana


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