見出し画像

「藤井風」私の心のお守りの歌詞

仕事で体調を崩し休職中、いろんな言葉に救われた。私が「心のお守り」にしている言葉を紹介しようと思う

音楽が好きなので、私の好きなアーティスト藤井風さんの曲からお気に入りの歌詞を選びました。


藤井風 1997年生まれ、岡山県出身
彼の歌詞は、自分自身へのメッセージが多いように思う。
時代に突如現れた藤井風さんの曲は今までのJPOPとは全く違う視点の歌詞が多かった。
彼が歌を通して語りかける相手は「自分自身」だ。

彼の音楽はさわやかで優しいメロディーで、人を見るのではなくまず自分を見ろと聴いている私たちに語りかけている気がした。


休職し藤井風の曲を聴き気がついたこと
今までのJpop特に平成は、恋愛ソングが圧倒的に多かった気がする。しかし人生の悩みとは、恋愛だけではない。

友情、恋愛、家族など人とのつながりの中で感情が動くことはもちろんあるが、人間関係で悩むその前に、人はみな自分自身のことで悩むのではないか。

人生は結局自分と向き合うことから始まる

ここ数年間、体調を崩し、私は会社を休職した。そして人間関係も家族以外とは関わらない生活だった。
そのおかげで、自分はあまりにも自分と向き合っていなかったことに気が付いた。

現在はSNSの発達により、人と比べることが増えた。Instagramの他人の投稿を見て、幸せそうでうらやましいと自分と比べて嘆いたりする。Xでは芸能人の言動がすぐに炎上したたかれる時代だ。

でも結局他人が幸せだろうが逆に不幸だろうが、自分には関係ないのだ。(他人の不幸は蜜の味だが結局自分の幸せにはつながらない)

今まで私は他人に注目しすぎていた

②お気に入りの歌詞
そんな簡単なことに休職して初めて私は気が付いた。そのことに気づかせてくれたのが藤井風の歌詞だった。
前置きが長くなったが私のお気に入りの歌詞を紹介する。

何なんw (一部抜粋)

雨の中一人行くあんた
心の中でささやくのよ そっちに行ってはダメと
聞かないフリ続けるあんた 
勢いにまかせて 肥溜めへとダイブ
~省略~
たまには大胆に攻めたらいい
時には慎重に歩めばいい
真実なんてもんはとっくのとうに
知っていることを知らないだけでしょう

あれほど刻んだ後悔も
繰り返す毎日の中で かき消されていくのね
まっさらになった決意を胸に
あんたは堂々と また肥溜めへとダイブ


この歌詞は、自分自身に歌った曲だ。
YouTubeで藤井風本人が自分の曲について解説する動画があるが、彼自身も「誰しもの中に存在しているハイヤーセルフを探そうとする歌」と言っていた。(ハイヤーセルフとはぞ分の中に存在する神のようなもの)

この「心の中でささやくのよ、そっちに行ってはダメと」というのはたぶんもう一人の自分が自分自身に行っている言葉。
それを私は聞かないふりして、肥溜めへと自ら飛び込んでしまう。
肥溜めとは人それぞれあるかもしれないが、一度はまると抜け出せないもの、恋愛とか、人間関係、仕事とか

人生の中で、このまま行ったら自分にとって良くないだろうなあと分かっていても、欲に勝てなかったり、流れに逆らうのが怖かったり、勇気が出なかったりして、そのまま突き進んでしまいことがある。そして案の定悪い方向に行き大ケガするのだ。

分かっているはずなのに引き返せない人間の弱さをここまで表現した歌がいままであっただろうか。

そして後半の歌詞で
「あれほど刻んだ後悔も、繰り返す毎日の中でかき消されていくのね」
「まっさらになった決意を胸に あんたは堂々とまた肥溜めへとダイブ」

その時は二度と同じ過ちを繰り返さないと心に決めるのに、時か経つとその時の痛みもだんだん薄れて行って、結局失敗したときに感じた後悔のことを忘れてしまう。そしてまた同じような失敗を繰り返したりするのだ。

人生とはその繰り返しなんだと思う。

でもこの歌はそのことを絶望した歌ではない。「真実なんてもんはとっくのとうに知っていることを知らないだけでしょう」という歌詞。
あなたは本当は自分がどうしたらいいかわかっている。欲望とか世間の価値観とか、自分の一時的な感情とかそういう表面のものを取っ払った一番奥に「本当に自分いるのだ」

こんな風に人生の指針となるようなことを歌った曲に私は今まで出会ってこなかった。
なので、この曲を初めて聞いたとき衝撃を受けたのだ。

そして、私自身は無理して仕事を続けて、体調を崩し休職している。
こう至った経緯も、多分何度も私の中のもう一人の私が「そっちに行ってはダメ」と忠告していたはずだった。でもその声を無視し続けた結果こうなったのかもしれない。

この曲を聴くたびに「自分の心の声をもっと聞こう」と思う

この曲は彼が最初に出したシングル曲だが、今までもこれからも私の人生のお守りになるだろう。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?