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たったひとつまみでも、塩は素材の「顔」を変える

タイトル画像:Freepik - jp.freepik.com によって作成された nature 写真


ご飯を炊く時に"やっちまった"話



昨日、ご飯を炊いた。

一人暮らしの僕の場合、ご飯を作るときは一度に4合くらいまとめて炊いて、小分けしてすぐに使わない分を冷凍している。

以前は雑穀米を主に混ぜて炊いていたのだけど、最近はオーガニックのもち麦を一緒に炊くことが多い。


↑愛用しているもち麦


ただ、最近やたら「雑穀米食べたい」欲が出てきてしまったので、
昨日は久しぶりにもち麦ではなく、雑穀米を入れて炊くことにしたのだ。

まずは2時間位浸水して、一度その水を捨てたら所定の量の水を入れ直し、
IHの自動コースを利用して、鍋で炊きはじめる。

炊き始めたら、ほぼほったらかし。
YouTubeの動画を聞き流しながら、作業をしていたのである。


約一時間後…


蓋を開けて、恐る恐る中の様子を覗いてみる。
たまに失敗することがあるからだ。


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どうやら成功した様子。

胸をなでおろした。

ご飯と同様、先日作り置きして冷凍しておいた野菜スープを加熱し、
おかずとして一品、ツナとキャベツ、人参、もやし、ニラを炒めたものを作る。

(野菜スープも水1リットルに400gの野菜の他、"小さじ1の塩"と同量の粉末生姜を入れている)

今日も美味しい食事がいただける喜びをかみしめながら

「いただきます。」


…どれどれ。美味しく作れたかな?

ワクワクするような気持ちとともに、ご飯を口に運んだ。


…あれ?


確かに美味い。


でも、何かが足らない気がする。


まずくはないが…なんだか味気ない。


なぜだ????


そうだ!!!!


塩を入れ忘れたーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

(ガビーーーーーーーーーーーーーーン)


そう、僕はご飯を炊くときには、毎回必ず"塩"を入れているのだ。

上述したように、いつも4合くらいご飯を炊くのだが、
その量だと小さじ2杯分くらいの塩を入れる。

つまり、米2合に小さじ1の割合だね。


タイトルに「ひとつまみ」とは書いたが、
ごはんを炊くときは、最低でも小さじ1以上は入れる。

2合分の米に小さじ1って少ないようでいて、結構多い。

しかし不思議と、しょっぱい味にはならない。

むしろ、ご飯のうまみが引き出されて、
絶妙な塩加減のおにぎりを食べたときのような感動を味わえるのだ。

塩が多すぎてしょっぱいおにぎりではなく、
少なすぎて物足りなさを感じるのではなく、
「そうそう、これこれ!」というあの丁度よい感じ。

しかし、昨日のように塩を入れ忘れてしまうと、
旨味がうまく引き出されずに、
もはやただのご飯というか、平凡な味になってしまう。

そのため、「たった小さじ2を入れるだけの作業」とはいえ、
その作業を忘れたというだけで、すごくやっちまった感を覚えるのだ。

ご飯は無農薬の米を使っているし、雑穀米は農家さんの手作りらしい。


↑最近試している雑穀米。美味い。

(ちなみに、上の写真に混ぜている雑穀米は別のもの。)


↑最近試している無農薬のお米。これも美味い。


どちらもネットでの購入だが、確かに素材は良いので、美味しいことには変わりはない。


ただ…


悪くはないが、最高の形ではないのだ。


サイヤ人ではあるが、スーパーサイヤ人ではない。

「強い」けれど、「最強」ではない。


そんな物足りなさを感じるのだ。 


というわけで、たかが塩、されど塩。

生命の源である海から生まれた塩は

我々の健康を支えるだけでなく、
本来あるべき豊かな食生活を育む上で
本当に大切なものである。


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"アイドルユニット"と"塩"は似ている


話は脱線するが、モーニング娘が全盛期だった頃、
僕は当時行われていたハロプロのシャッフルユニットが大好きだった。

個人的に一番好きなシャッフルユニットは
黄色5の「黄色いお空でBOOM BOOM BOOM」なのだけど、

ある時の、シャッフルユニットのテーマは「塩・空気・水」だった。

つまり「生きるために必要なもの」だった。

その中の”塩”に当たるユニット名の「SALT5」はなんと、
あややとなっち、かごちゃんが同じチームにいたのだ。



なっちとかごちゃんはモー娘。のメンバー(当時)だったからまだわかるけど、あややはソロで活動していたので、
これは面白い組み合わせだなと、
当時はワクワクしながら音楽番組を見ていたものだ。


このように、僕がシャッフルユニットを好きだった理由が、
"あの人"と"あの人"が同じユニットにいること…


その意外なメンバーの組み合わせから起こる「化学反応」を楽しむのが好きだったからというのもあるが、
料理に入れる「塩」というのも、この化学反応に近いものがあるなと思うんだ。

米に塩を入れて炊く。

かぼちゃやさつまいもなどの野菜に塩を入れて蒸し煮する。

肉に塩を揉み込んで一晩置いておく。

生野菜にかけてサラダとして食べる。

お菓子を作るときにもちょっとだけ入れる。

炒めものや煮物を作る際の調味料として使う。

きゅうりなどの野菜に混ぜ込んで浅漬けにする。


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…などなど


塩を入れると、ただしょっぱくなるわけではない。
むしろ甘くなる。
美味くなる。
味に深みが出る。

まるで曲調によって表情が変わるアイドルのように
素材によって別の顔を見せてくれるのが、「塩」でもあるのだ。

そういうわけで、
僕は米を炊く以外にも、普通の料理にもお菓子作りにも
僕は必ず塩をひとつまみほどいれるようにしている。
毎回ではないけどね。

人気アイドルの組み合わせの意外性と化学反応を楽しむシャッフルユニット、
それを楽しんでいたような感覚。

その楽しみにも似た、料理の以外な化学反応を味わうために、
僕は今日もひとつまみの塩を入れて料理をするのだろう。


生かされていることに感謝しながら。



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まとめ:塩は必要だし、大切。


というわけで、今日は「塩が料理に与える変化と塩の大切さ」について、
アイドルのユニットの話と織り交ぜて語ってみた。

ちなみに今使っている塩は「海みたま」という宮崎の塩である。
調味料にはすごくこだわるんだよね。


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隣のえび塩はポップコーンにかけるとめちゃうま。


特に塩は何が良いのか色々と模索中。

あなたが普段愛用している塩があったら、ぜひ教えてね〜
(食○塩は論外だぜ〜)


↑最近使っている塩「海みたま」


↑こちらは沖縄の塩で使用頻度の高い塩。


どちらもおすすめ!



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