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無宗教だから日本は自殺が多いのかな…?

2本連続自殺の話でごめんなさい。暗い気持ちではないので!
一つ前を読んでいない方はこちらから☟

今回の記事は、ざっくりと他国には宗教があり日本にはないと記載していますが、個人によって違いますよね。うちのおばあちゃんも仏教徒なので、遊びに行くとよく仏壇に手を合わせるよう言われました。この記事は、あくまで「傾向」として、社会学の端くれのようなものだと思って、お読みください。

この記事を書くずっと前からいつか宗教について書いてみたいなと思っていました。
そんな中で、前回自殺についての記事を書き、それを読み返していてふと思ったことがあったので、改めて書いてみたいと思います。
ものすごく誰かも同じことを言っていそうな予感しますが(笑)、もともとわたしのnoteはわたしが見つけたんだ! と主張するためではなく、自分の考えを書き留めておくところとして捉えているので、そんなもんだと思って読んでくれたらうれしいです。


宗教とわたし

わたしにとって宗教とは、とても縁遠く、中高生の頃に世界史の授業で勉強したり、近所の家の玄関に貼ってあるポスターで見かけたり、ハラルのご飯屋さんに行ったことがあったり、おばあちゃんちに行くとあった仏壇に手を合わせるよう言われてやるくらいでしか接する機会がありませんでした。
多くの日本人と同じように、三が日に初詣に行き、法事ではお寺へ、クリスマスにはケーキを食べて祝っています。(クリスマスに関してはお祈りとかしていないから趣旨が違う気もするけれど)
そういえば、実家のおばあちゃんの部屋には仏壇と神棚が両方ありますね。仏壇は仏様(=先祖やおじいちゃん)を祀るところという意味合いで置いていて、神棚は当たり前にあるもの、というイメージでした。おばあちゃんが家にいないので、たぶん今は何もお供えしていないです。

かと言って、信じている具体的な宗教は特にないです。それでいて同時に、きっとどこかに神様がいて、見ていてくれる気もしているから、特段無神論者なわけでもない。
それに「八百万の神」という言葉がある通り、日本は無宗教なのか超超超多神教なのかも、あんまりはっきりしない国でもあると思っています。

なんにせよ、日本における宗教も、わたしにとっての宗教も、そういうなんだかとても縁遠い、向こう岸の存在なのではないでしょうか。


日本の自殺率

一方で、日本は自殺率が高いという話をよく聞きます。
実際どうなんだろうと思って軽く調べてみました。(2017年版)

1位 リトアニア
2位 韓国
3位 ラトビア
4位 ロシア
5位 スロベニア
6位 エストニア
7位 ベルギー
8位 ハンガリー
9位 日本
10位 フィンランド
参照:https://www.globalnote.jp/post-10209.html

ちなみに男女別を見ると、女性だと4位、男性だと11位ということらしいです。男女比にそんなにも偏りがあるとは……。

この結果を見てあまりにも東欧に寄っていたので、東欧大丈夫!?って心配になりましたが(だってリトアニア、ラトビア、エストニアって並んだ3国……)アルコール依存症で亡くなる方が多いそうなので、もしかしたら日本とはすこし意味合いが違うかもしれません。

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引用:自殺の状況をめぐる分析 - 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/jisatsu/16/dl/2-02.pdf

厚生労働省のデータによると、日本はアルコール依存症が原因で自殺をする方は割合としてはそう多くないようです。
だだ、上記のPDFに色々と載っていたので見てみましたが、たとえばいじめのような直接的な健康問題を原因とした自殺じゃないとしても、その程度によるだけで、結局はうつ病による死が日本は多いんじゃないかというのは、体感としてありますよね。病名の有無だけの振り分けというか。

ではなぜ日本は自殺が多いのか。
日本は、他国から見たら、安全だし、平和だし、豊かだし、人は優しくて真面目。とても住みやすくて、基本的なスペックだけ見たら、たぶん自殺なんて無縁に感じるんじゃないでしょうか。
ただ、その裏で、勤務環境や家庭環境、人間関係なんかの良さの裏返しによる歪みでストレスが溜まっていたり、悩むことも多いです。本音と建前の国ですからね。

そこで冒頭の宗教の話に戻ります。


わたしが考える宗教と自殺

宗教は、信じている人にとってどんな存在なのか。
様々な宗教があるし、多神教と一神教でその考え方は異なります。だから一概にこうと言えることはないだろうけれど、共通して言えるのはやはり、信者にとっての心の拠り所ということではないでしょうか。
何かよくないこと、自分にはどうしようもない不幸が訪れた時でも、教えを守っていれば必ずや助けてくれると思える存在。
それはどれだけの安心感を与えてくれるでしょう。

多くの日本人にはそれがありません。
問題や不幸に直面するときも自分で解決しなくてはいけない。
これはすごく大きな違いがあると思います。
だって宗教を信じている人は、この世界を作ってしまえるような超自然的存在が守ってくれるのに対し、信じていない人はただの人間でしかない自分しか自分を守れないなんて、それはもう桁が違うと言うか……なんだろう、安心感が防弾チョッキとTシャツくらい差があるのではないでしょうか。

そういうある意味ですごく孤独な人の集まりが日本なのかもしれません。
だからと言って、戦前みたいな神道の国に戻ればいいじゃん! ということでもないし、今から何かの宗教を信じることにします! って急に始められるものでもない。そんな簡単なものじゃないですよね。


そして、儒教の国である韓国。
ここで非常に自殺率が高いことや、人気タレントが多く自殺していることは、また別の問題だと思います。儒教はかなり厳しい規律があると聞くし、エリート志向も強い。
それによって巡り巡って溜まったストレスのはけ口として誹謗中傷が行われているのは、正直日本も同じだけれど、儒教にはそういう到底徳を積んでいるとは思えない行為である誹謗中傷や叩きをすると、たとえば地獄に落ちるといったペナルティーはないのでしょうか?
「これは徳を積むとは真逆の醜い行為だ!」という意味で叩く訳ですよね? ましてや証拠もないのに。その行為自体は、発端から末端まで、例えば人を陥れる行為であり、暴力であり、事実無根であるならば嘘をつくことになる。それ自体は到底徳を積む行為には思えないのですが、それによって叩いた方が悪人になることは許されているのでしょうか?
実はそこも気になって調べてみたのですが、まだ答えを見つけられていません。もし見つけられたら、また追記したいと思います!続報を待て!(笑)

兎にも角にも、せっかく宗教があるのだから、それが人々の安心感につながればいいのに、と切に願います。


これを書きながら見た動画ご紹介

日頃からオリラジあっちゃんのYouTube大学をいっぱい見るように…心がけています!(笑)
今回はこれを書きつつ、宗教についての動画あったなぁと思い出し、改めて見たのでご紹介します。多大な再生回数を誇っているので、見たことがある人は多いと思いますが、一人くらい見たことがない人がいるかもしれないので(笑)

簡単に面白く話してくれるので、ほんと勉強になるので、中田敦彦さんのYouTube大学おすすめです!


[関連note]


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