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詩
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ブラックホールに吸い込まれたら
その先は「無」なのだろうか
ゴミ箱に放り投げられたら
その先は「死」なのだろうか
私はそうだと思っていたよ。
だからいつも
ありがとうとさようならを言っていた。
だけど
もし宇宙の外側は「無」だったとしても
ゴミ箱の外側は地球上で私の隣だ
だからそれは「死」ではないのだと
物理的変化のない瞬間に
感覚が小さな閃光をあげた
ゴミがゴミであり続ければ
私たちの周りに永遠に積もり続けるだろう
でもゴミは「生」なのだ
ありがとうもさようならも言うけれど
きっとまたいつか会えるように
またね、と言って手放すのだ。