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きょうはくが溶ける

朝起きる
布団から出る
少し散らかった物を
元の位置に戻す
整える
小さなゴミ
つまんで捨てる
歯を磨く
水を飲む
息一つ

すぐ意識から出ていく生活の欠片を
いちいち大切に思わなくても良いから
呼吸をしながら五感と共に感じていたい

透明を透明として感じて
するすると生きていきたい

息一つつくまでに
それぞれどれだけの時間を要しても
それが透明なら
それは生活なのだ

それぞれの
生活なのだ

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肯定はしないけれど
否定もしない

そんな生活なら
透明度はいつか高くなっていくだろう。