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【DDDDbox PdMインタビュー】建築業界の未来を変える新機能「建物カルテ」開発の裏側に迫る!

こんにちは!AMDlabの加賀美です。今回は、自社サービスDDDDbox(フォーディーボックス)の新機能「建物カルテ」の先行リリースを記念し、プロダクトマネージャー(以下PdM)を務める前嶋さんに開発の裏話をインタビューしました!「建物カルテ」の機能から、開発チームの編成、プロダクトへの想いなど盛りだくさんの内容になっております!是非最後まで楽しんでお読みいただければと思います!



❶まずは前嶋さんの簡単なプロフィールを教えてください!

前嶋:大学の建築学科を卒業後、建築設計事務所にて勤務してきました。その中で非効率な業務が多いことに疑問を感じ、IT業界で建設業界向けのシステム開発に携わるようになりました。
現在はAMDlabで主に自社プロジェクト「DDDDbox(フォーディーボックス)」のプロダクトマネージャーに従事しています。

❷今回「建物カルテ」先行リリース版を配信前、DDDDboxではどんなことができたのでしょうか?

DDDDboxは「建物カルテ」と「WEBBIM」を核として、
建設プロジェクトにおけるデータ連携のシームレス化を目指しています

前嶋:今回リリース前のクローズド版でも、DDDDboxの根幹となるツール「建物カルテ」を通じて、建設プロジェクトのドキュメントをブラウザ上で管理することができました。これにより、従来エクセルの使用等で分散されていた情報が一元化されたことで、最新情報がスムーズに確認できるようになりました。
さらに、建設プロジェクトに特化したツールであることは、建築設計士の方々からも支持され、導入に前向きな意見をいただいています。
ただし、改善点も指摘されており、更なる機能追加や最適化の必要性も感じました。

❸クローズド版にもあった建物カルテに、ユーザー様のご意見を取り入れながら機能を追加したのですね!新機能により解決できる建築設計の課題はどういったものでしょうか?

前嶋:今回の建物カルテ先行リリース版では、管理できるカルテ項目を拡大したことに合わせて、利便性をより向上させるために以下の機能を追加しました。

権限管理機能
管理している情報について編集や閲覧の権限を設定することでセキュリティ性や利便性の向上が図れます。

建物カルテ(ロック・非該当・ファイル添付機能)
建物カルテで管理している各項目の状態をロックや非該当に切り替えることで、プロジェクトの進捗を明確にします。
さらに、各項目にファイル添付ができるので項目内容の根拠となる資料等の共有も可能です。

確認申請エクスポート機能
建物カルテに入力した内容を確認申請書(word)に出力できます。(今回のリリースでは一部文書のみ対応)

YouTubeでも今回リリースにおける主な機能を紹介しています。

追加機能についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください。


❹今回の追加機能開発に伴い、チーム編成を一新したと伺いました。どんな変更をされましたか?変更したことでどのような効果がありましたか?

前嶋:私自身が認定スクラムマスターを取得したことをきっかけに、スクラムチームを編成しました。これにより、メンバーの関係性がフラットになることでエンジニアの意見もプロダクトに反映されやすくなり、コミュニケーションの向上が見られました。
しかし、効率的なMTGの実施方法やバックログ管理用ツールの選定など、チームに最適な運用ルールを見つけるまでには時間がかかりました。これらの課題に対しては、現在もルールの改訂を重ねながら改善に努めています。

❺今回の機能を追加するにあたり、チャレンジングなことは有りましたか?

前嶋:開発スピードの向上にはチャレンジングな点が多かったです。
今年1月にプロダクト方針の見直しを図り、その結果として建物カルテ先行版のリリース時期を予定より前倒ししました。
そこでスピードアップを図るために、他のプロダクトに携わっていた社員の力も借りて、多くの議論を重ねた上で開発を進めました。従来の開発チームだけでなく、様々なスキルを持つ社員を巻き込むことで、今回のリリースを実現できたと考えています。

❻今後はどのような機能を追加予定ですか?

検討中のWEBBIM画面イメージ

前嶋:今年の夏にはWEBBIM先行リリースを予定しています。
WEBBIMは、Webブラウザで利用可能なBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ツールです。先行リリース版では企画設計段階で活用できるプロダクトを提供します。
将来的には今回リリースした建物カルテ(ドキュメント)と連携させ、建築設計すべてのフェーズにおいて、業務効率化が実現できるプロダクトを目指しています。

❼PdMの前嶋さんご自身、日々どのような想いでプロダクトの開発に取り組まれていますか?

前嶋:「過去の自分を助けられるプロダクトを開発したい」という想いで開発に取り組んでいます。
プロダクトの仕様を検討する際には、私自身が過去に直面した課題や困難を解決する機能やツールになるか考慮することで、同じような悩みを持つユーザーにも役立つプロダクトを提供できると考えています。
また、ロードマップや体制などの方針を決める際にはプロダクトビジョンの実現に繋がるかどうかを重視しています。

❽最後に読んでくださった皆様に、今後の意気込みをお願いいたします!

前嶋:今年は弊社にとって「DDDDbox(フォーディーボックス)」を大きく成長させるための重要な1年です。
今回の建物カルテ先行リリースをスタートとして、DDDDboxを建築設計業務を変革できるプロダクトに大きく近づけます。
困難も少なくはありませんが、同時にやりがいがある魅力的なフェーズでもありますので、引き続きチーム一丸となって全力で取り組んでいこうと思います。

建物カルテ先行リリース版を体験されたい方は、以下の公式サイトからアーリーアクセスにお申込みください。

※お申込みいただいた方にはリリース次第、順次ご案内いたします。
※体験可能なユーザー数には限りがございますので、お早めにお申し込みください。


最後まで読んでくださった皆様、そして前嶋さん、有難うございました!今回の「建物カルテ」リリースに込められた前嶋さんをはじめとした開発チームの熱意、そして日々の努力が皆様に少しでも伝われば幸いです。
本noteではDDDDboxの開発を引き続き追いかけ、随時公開してまいりますので、是非AMDlabの建築設計業務変革への挑戦を見守ってください!

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