選んでみた、離島暮らし【あまにっき#1】
みなさんこんにちは、あるいはこんばんは。
離島暮らしの高校生です。
あまにっき、はじめました。
ということで、冷やし中華のノリで書いてみました。
記念すべき初回、今回のテーマは「選んでみた、離島暮らし」ということで、選んでみて実際にどうだったか。それをお話していこうと思います。
ぜひみなさんに楽しんでいただけたらなと思います。
はじめに、まずなによりもみなさんにお伝えしたい事があります。
離島暮らし、めちゃくちゃ楽しい。本気で楽しい。
何がそんなに楽しいかって、それはわからないけれど。
とにかく、毎日がなぜか楽しくて、新しい。
私がこの島に住む前に想像していたものを、この隠岐島前という離島はありえない高さで、さもそれが当然かのように越してくるのです。
まだ、慣れていないから。とかではなく。
毎日毎日、もはや恒例行事かとツッコミたくなるほどに。
これは島に足を踏み入れ、関わろうとしなければわからない事ですが、一度体験してしまえばその日を忘れることはできないほど、記憶に強烈に、そして自分自身の遺伝子にまで深く、刻み込まれます。
この楽しさ、全米が震える。
「そこは日本じゃないの?」といったツッコミが聞こえてきそうですが。
ワールドクオリティーの楽しさ。ということにしておきましょう。
だって実際、少なくとも私は帰省を拒みたくなるほどには毎日が楽しいと感じているのですから。
その楽しさがどこから来ているのかと聞かれたら、うまく答えられる自信があまりないのですが、たぶん、みんなこう言うと思うんです。
「高校生だからじゃね。」
高校生だから、本気でバカを楽しめる。高校生だから、挑戦できる。
つまらないことだって、高校生だから何十倍も、何百倍にもして楽しめてしまう。
正直に、こんなことは今しかできない事だと思いますし、私たちの周りにいてくださる大人はそれを売り出している。
離島暮らしを選んでみて、いちばん最初に感じたのはこの強烈な楽しさでした。
つまり、実際に私たちを待っていたのは飽きるほどの楽しい毎日だという事です。
そしてもう一つ。私がいちばん知って欲しかった素晴らしいことはたくさん書けたので、逆に想像していたほどよくなかったことももちろんあったということをお伝えしていこうと思います。
なにがよくなかったのか。
それは、生きるのが難しいということです。
ここでの生きるは、ただ呼吸をしてご飯を食べて生命活動をする、ということではなく。
他人と共に生きること。
考えてみれば、寮生活を営む私にとってはもしかすると当然なのかもしれませんが、いろんな人がいる中に、その人たちと協調しながら個性を持って生きなければいけない。
それは本当にとても難しく、時には諦めてしまいたくなるほどに高い壁です。
そうなると必然的に心に余裕がなくなってきます。
勉強・部活動・友情・恋愛・地域活動、時にはアルバイトとただでさえ日頃から忙しい私たち高校生は、そもそも余裕なんて、ほんの少ししか持ちあわせていません。
毎日他人と自分のことを考えていかなければならない、しかもそれが辛い。
ここで生きるのは、とても難しいです。
ただ、ここにいる多くの高校生は、その課題を乗り越え、寧ろ自ら課題を設定して自分らしく生きています。
その姿が他の高校生や高校の先生方、ひいては町全体の活力となっていることもまた、事実です。
毎日が楽しいから頑張れちゃう。私はそんなふうに思いながら、日々、難しさと戦っています。
高校生の未来なんて、私たちが今持っている社会に対するイメージなんて、ちょっとしたことの積み重ねでどの方向にも、どんなふうにでも変えられます。
毎日の楽しさを、どんな方法で将来に生かすか。
そんなことを考えている時間さえも、私にとっては最高の時です。
大変なことも、辛いことも、人並み以上にあるけれど、楽しいことだって誇れるくらい体験できる。
ちょっと離島暮らしを選んでみただけなのに。
今日も一日楽しかったな。
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