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JBUG高知#3でLTしてきました

はじめに

2023年5月19日に高知市内で開催されたBacklogユーザーコミュニティのイベント「JBUG高知」に参加&LTで登壇してきました。
JBUGに参加するのは2回目…1回目は4/26に開催された「JBUG鹿児島#0」で、弊社(プロンプト・Kが事務局)メンバと共に参加して濃密な時間を楽しみました。そんな雰囲気を高知でも味わえる&初のJBUG登壇でワクワクが止まらなかったですね。
そんなワクワクの5/19の夕方の様子です。(変な日本語)

馴れ初め

そもそもなんで?JBUGに参加するようになったかと言うと、2022年10月に高知で開催された「CLS高知」に参加して、Nulabの谷山さんと打ち上げの席が隣だったからw ちょうどNulab本拠地でJBUG福岡が開催されるとの事で、弊社エンジニアを早速派遣するに至ったのです。
その半年くらい前にBacklogを導入して正真正銘のユーザーでありながら、なかなか上手く活用できていなかったり、Backlogを上手く活かすにはそもそものエンジニアリングが大切なので、他所のうまくやってる点を盗みたかったりと…非常にタイムリーでした。
もちろん1回参加したから突然開発チームが上手く回るなんて事もないし、生産性が上がったりもしませんが、変わらなきゃ!のきっかけには大いになってますし、勢い余ってJBUG鹿児島を主催するまでのダイナミズムが生まれています。
ご縁を大切にする…やっぱり人間が社会生活を営む生き物である以上、出会いが重要でなくなることは当分なさげです。

JBUG高知はじまりはじまり

JBUG高知は、新しく移転した「Kochi Startup BASE」さんでの開催でしたが、ハイスペックなリモートワーク環境だけでなく、イベントスペースにはスノーピークのテントが張られていて、ちょっと感度と意識高めのイベントやるには最高の空間ですね。

大泉さんはじまりトーク
野崎先生のワンダフルトーク

LT:うまく回せるPMの市場価値のはなし

まとめ

LTのスライドです。

JBUG初登壇で何を話そうか?いろいろ考えたのですが、やっぱり長年やってるPM(プロジェクト・マネージャー)の話が1番しっくりくると考えました。
プロジェクトは生き物で、1つ1つ全部違っていて、自分がプログラマーでコード書きまくってる頃から色んなプロジェクトに携わり、時にデスマーチって事も多々あり、個々のプロジェクトには色んな思い出があります。
きっとどんなプロジェクトも社会の要望から生まれたモノで、プロジェクトが生み出すソフトウェアやサービスは世の中を変えるチカラを持っています。そんなプロジェクトを成功に導くPMっていう仕事の素晴らしさや、社会的な価値についてお話ししました。

伝えたかったこと

本来、PM(プロジェクトマネージャー)って素晴らしい仕事で、責任も報酬も伴う社会的価値がとても高いんです!ってこと。その中で、スケジュール管理とプロジェクト運営をどうしていけばいいか? あと、今時のプロジェクトを回せるPMの資質と時代背景、時代のニーズを共有したかった次第です。。

進捗率[%]の罠

進捗率[%]が毎回の定例報告でよかったのに上手くいかなかった経験はありませんか?
進捗率が高いとなんとなく安心ですよね。しかも工程とリニアに上がるような進捗は誰にでも喜ばれます。
が…そんなリニアに上がるプロジェクトの進捗なんてホボ絶対にありません。OO(オブジェクト指向)の浸透やプラットフォーム型開発が主流の現在にあって、プロジェクトの進捗は二次曲線を描くものだからです。

進捗率のなんたるか

とある5年位前に同居したUI開発(こっちはIoT側でお隣さん)は、早々に50%を超え終盤に差し掛かると85%という報告がなされ始めました…85%まあ大体出来ているような雰囲気が心地いい数字です。
しかし、このUI開発は、85%を超えることはなくあえなく失敗に終わりました。そもそも全体が見えていない中での85%だったのか?進捗報告のための進捗率表現だったのか…真相はわかりません。

見積とスケジュール

ソフトウェア開発では、人類最古のプロジェクト運営である建築建設に習ってスケジューリングや工程分けがなされますが、最初から完璧に図面が引かれ、何を作るかが明確な建築建設とソフトウェアが一緒にできるわけがありませんw
そもそもソフトウェア開発の規模を正確に見積もる事は、ソフトウェア産業が立ち上がって半世紀以上経ちますが、誰も成し遂げた事例がなく、様々な見積もり手法が研究されていますが、人類はその答えを見つけられていません。そんな見積から立てられたスケジュールが上手く守れるハズもなく、まして世の中にないサービスやソフトウェアをどう見積もってスケジュール管理しろと言うのでしょうか?ww
もし、次回お話の機会をいただけたら、この辺り掘り下げてみたい所です。

スケジュールを見直す勇気と鮮度管理

つまり、自社プロダクト開発でも、請負開発であっても…ソフトウェア開発は「まず間違いなく遅れ」ます。
まあそもそものプロジェクト開始時点で「なんとなく多少の遅れは見込まれている」ので心配しないでください。
ですから大事なことは、スケジュールの鮮度管理を怠ってはいけないということです。

鉄則とマインド

せっかくBacklogという便利プロジェクト管理を使っているのですから、ガンガン見直さない手はありません。
実態を反映して、課題を洗い出し、問題には早々に手を打つ…当たり前の事を勇気を持って断行できるPMスピリットが必要になるのです。
PMはあくまで裏方であり、先回りして地ならしをする仕事です。特にPMの活躍なく平穏に終わるのが1番です。PMがしゃしゃり出るようなプロンプトは大体炎上してるはずですからw

時代背景と資質

もはや20年前のRDBを中心にガーンと据えたDBAが偉そうにしてるモノシリックなシステム開発やってるようなプロジェクトはごく一部になってきているでしょう。
クスラッチとPaaS/SaaSをクラウド上で組み合わせた開発手法は欠かせなくなってきています。

今時のPMに求められる資質

その証左としてIPAが毎年出しているDX白書の2023年度版でも時代のニーズは明らかです。もはや、従来のプロジェクトマネージャというより”アーキテクト”もやれそうな資質が求められています。

おわりに

時々登壇させていただく、IoT/DX系の講演とは全く違った感じでとても新鮮でした。実際にエンジニアや現場の方々にお話ししてみましたが「プロジェクトあるある」的なところを共感していただけ手応えを感じました。
ぶっちゃけIoT/DX系の登壇では、少し概念的な話や理想論を開発現場からの視点でしかお話しできず、自分なんかよりもっと高い目線で有意義な提言をされる方々は沢山いらっしゃいます。

水を得た魚のよう

に、お話しできました!
開発現場のお話しや、プロジェクトを上手く行かせるためのコツやノウハウの引き出しは沢山持っています。新しい技術で置き換える努力も怠っていないつもりです。
もしかしたら、プロジェクトマネージメント系の話題で登壇するのは初めてだったかも…めっちゃいい体験ができましたし、また別な機会でもありましたら喋ってみたいですし、オーディエンスとしても参加してみたいモノです。

御礼

Nulabの皆さん、JBUG高知を企画&主催いただいた皆さん…本当にありがとうございました!

BのポーズするJBUG高知の参加の皆さん

蛇足

このあとの懇親会からのカラオケ大会まで・・・高知ナイト満喫でした!
(おかげさまで翌日のCLS高知は死んでました)

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