2024選抜高校野球:甲子園で開催される1回戦全16試合の勝敗を予想!
今回のnoteは「2024選抜高校野球:1回戦全16試合勝敗予想」についてです。全16試合のスコアや試合展開について考察させていただきました。また、注目すべき選手についても簡単に紹介させていただきます。ぜひ最後までご覧ください。
抽選結果は以上のようになりました。大会初日第1試合から順番に全16試合の勝敗予想をさせていただきます。組み合わせ抽選会直後のベスト8予想noteと出場全32校徹底解説noteを以下に掲載させていただきます。そちらも合わせてご覧ください!
*大会1日目*
①八戸学院光星 vs 関東第一
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
開幕カードから非常に楽しみなカードが組まれた。「昨秋・神宮大会ベスト4進出校」と「昨夏・甲子園ベスト8進出校」の対戦となった。八戸学院光星は昨夏の甲子園で活躍を見せた2枚の左腕「洗平・岡本」の2枚看板に加え、秋季大会では森田も好投を見せた。好左腕3名が揃い相手からしたら驚異的な投手陣だ。
一方で勝利予想をしている関東第一は、センバツ優勝候補とも言われる大阪桐蔭を神宮大会で下した実力校だ。投打ともに完成度が高く総合力は選抜出場校の中でもトップレベルだ。坂井、畠中を中心とした投手陣と堅い守りで接戦に持ち込む展開になると予想した。
★両校最注目選手★
*八戸学院光星:洗平比呂(投手③)*
*関東第一:坂井遼(投手③)*
②田辺 vs 星稜
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
大会1日目にして「昨秋・神宮大会優勝校」の星稜が登場する。相対するのは21世紀枠として76年ぶりにセンバツに帰ってきた田辺だ。星稜は投打ともにタレントが揃い総合力が高いチームだ。下級生時に甲子園のマウンド経験がある佐宗を中心に内・外野ともに固い守備力を誇る。そして神宮大会4試合で合計27得点を上げた破壊力も抜群である。
一方で田辺も秋季大会では強豪校相手に互角以上の戦いを見せた強豪校だ。チームの中心はエース・寺西と遊撃手・山本だ。秋季和歌山県大会では県内の強豪「智辯和歌山・市立和歌山」の2校を倒し近畿大会に出場した。星稜相手にどのような試合展開に持ち込めるか注目したい。
★両校最注目選手★
*星稜:佐宗翼(投手③)*
*田辺:山本陣世(内野手③)*
③近江 vs 熊本国府
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
熊本国府は春夏通じて甲子園初出場となる学校だが、秋季九州地区大会を制した実力校だ。九州地区大会では準決勝で神村学園を、決勝で明豊を破った。エース・坂井と変則左腕・植田を中心とした守り勝つ野球を甲子園でも発揮できれば勝利も見えてくる。
一方で勝利予想している近江は秋季近畿地区大会2戦合計で1失点しかしていない堅い守りが武器のチームだ。エース・西山は制球力を武器に打たせて取る投球で秋季大会防御率は1.10の成績を残した。勝利のためには打撃陣がいかに奮起できるかがカギとなる。両チーム好投手を中心とした失点が少ないチームでありロースコアの展開が予想される。甲子園経験が豊富な近江を勝利予想した。
★両校最注目選手★
*近江:西山恒誠(投手③)*
*熊本国府:植田凰暉(投手③)*
*大会2日目*
①豊川 vs 阿南光
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
このカードも予想するのが非常に難しい対戦だ。大会屈指の好投手・吉岡擁する阿南光か、驚異の破壊力で「昨秋・神宮大会ベスト4」に輝いた豊川か。まさに矛盾の戦いだ。
そんな中勝利予想するのは阿南光だ。センバツに向けて吉岡投手の調整が万全であれば豊川打線も相当苦戦するのではないかと予想する。吉岡投手に期待しての勝利予想となる。
一方で豊川は2024ドラフト1位候補・モイセエフニキータを中心とした破壊力のあるチームだ。しかし神宮大会で2試合で合計23失点を与えてしまった投手力が気になる。相手投手が良いだけにいかにして失点を抑えていけるかが試合のカギとなりそうだ。
★両校最注目選手★
*豊川:モイセエフニキータ(外野手③)*
*阿南光:吉岡暖(投手③)*
②敦賀気比 vs 明豊
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
2日目は第1試合に続いて第2試合の予想も非常に難しい。下級生時に甲子園経験があるエース・竹下擁する敦賀気比か、複数枚の投手リレーで勝ち上がってきた明豊か。明豊は強力打線も売りにしているため、竹下投手が明豊打線をいかにして抑えるかがこの試合のカギとなりそうだ。
竹下投手は秋季北信越地区大会決勝で星稜打線相手に9回まで無失点に抑える完璧な投球を見せるなど強豪校相手にも動じずに自分の投球ができる。強打の明豊打線も抑えてしまうのではないかと考察して勝利予想した。
★両校最注目選手★
*敦賀気比:竹下海斗(投手③)*
*明豊:髙木真心(外野手③)*
③学法石川 vs 健大高崎
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
大会2日目第3試合には優勝候補・健大高崎が登場する。150キロに迫る左右2枚看板「佐藤・石垣」を中心とした堅い守りで危なげなく勝利すると予想する。両投手はともに2年生であり来年以降も楽しみな存在だ。そして好投手をリードする箱山捕手は2024ドラフト上位候補にも挙げられるほどの逸材だ。他にもドラフト候補として注目される選手が多数在籍するなどまさにタレントぞろいのチームだ。
一方で学法石川は投手&捕手の二刀流・大栄に注目したい。2年生ながらチームを引っ張る活躍を見せセンバツ出場を達成した。複数人の投手陣を総動員させ1点でも失点少なくして接戦に持ち込みたいところだ。
★両校最注目選手★
*学法石川:大栄利哉(捕手②)*
*健大高崎:佐藤龍月(投手②)*
*大会3日目*
①創志学園 vs 別海
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
東海大相模を3度のセンバツ優勝に導いた名門・門馬監督率いる創志学園と21世紀枠での出場となる別海の対戦となる。創志学園は「アグレッシブ・ベースボール」をモットーに、常に攻めの野球を繰り広げ見るものを魅了する。投手2枚看板の「山口・中野」を中心とした守備力にも注目したい。総合力で別海を上回ると予想した。
一方で別海も秋季北海道大会で躍進を見せた強豪校だ。部員数は20人に満たないが全員野球で「秋季北海道大会・ベスト4」に駆け上がった。準決勝の北海戦では終盤までどちらに転ぶかわからない接戦を繰り広げた。変則右腕・堺がどれだけ相手打線を封じ込めるかがカギとなりそうだ。
★両校最注目選手★
*創志学園:中野光琉(投手③)*
*別海:堺暖貴(投手③)*
②山梨学院 vs 京都外大西
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
昨春のセンバツ大会優勝校・山梨学院は今年もセンバツにやってくる。昨年はスタメン全員が最上級生であったことから今年のチームは夏大以降1からのスタートとなった。2年生を中心に固い守りを武器に接戦を制してセンバツにやってきた。突出した選手がいるわけではないがチーム力で勝ち上がってきたと言える。エース・櫻田が万全の状態で挑むことができれば手ごわいチームとなりそうだ。
一方で勝利予想をしている京都外大西はエース・田中を中心とした守備の固いチームだ。大量得点を上げることは難しいと見ている。カギとなるのはいかにして得点を重ねていくかという部分だ。小技を含めて1点でも多く得点を積み重ねていきたいところだ。両チーム実力が拮抗しているがわずかに京都外大西に分があるのではないかと予想する。
★両校最注目選手★
*山梨学院:平野天斗(内野手②)*
*京都外大西:田中遙音(投手③)*
③耐久 vs 中央学院
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
1852年創立の超伝統校・耐久はエース冷水を中心とした守備から流れを作るチームであり秋季近畿地区大会ベスト4に輝いた。勝利へのカギとなるのは打撃陣だ。中央学院の複数枚の好投手からいかにして得点を重ねるかがカギとなる。
勝利予想している中央学院は「蔵並・臼井・颯佐」の投手リレーで勝ち上がってきた。颯佐は遊撃手&投手の二刀流としてプロのスカウトも注目する逸材だ。打撃陣も素晴らしい選手が揃い個々の能力の高さに加え、機動力を絡めた攻撃でセンバツ出場を決めた。相手好投手・冷水に対しても得点能力の高さを発揮していけるのではないかと見ている。
★両校最注目選手★
*耐久:冷水孝輔(投手③)*
*中央学院:颯佐心汰(内野手・投手③)*
*大会4日目*
①宇治山田商業 vs 東海大福岡
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
この試合も実力が拮抗した両チームでの対戦となる。勝利予想をした東海大福岡はタフな長身エース・佐藤がマウンドに立ち続けチームを引っ張る。野手陣ではファーストに入るスラッガー・藤本に注目したい。秋季大会で2本塁打を放った素晴らしいバッターだ。
一方で宇治山田商業は16年ぶりにセンバツに返り咲いた三重県の県立高校だ。「田中・加古・中村」といった複数枚の投手を擁して勝ち上がってきた。秋季東海地区大会準決勝では、神宮大会ベスト4に輝いた豊川を9回2死まで追い詰めたほどのチームだ。総合力で16年ぶりのセンバツ初戦勝利を目指す。
この試合のカギは東海大福岡エース・佐藤がどれだけの状態でセンバツに挑めるかにかかっていると見ている。万全ならば宇治山田商業打線は苦戦しそうだ。
★両校最注目選手★
*宇治山田商業:小泉蒼葉(捕手②)*
*東海大福岡:藤本塁守(内野手③)*
②広陵 vs 高知
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
下級生時から広陵のエースとしてチームを引っ張ってきた髙尾投手の投球からは目が離せない。2年生の堀田投手も将来性が楽しみな素晴らしい投手だ。野手陣ではエース髙尾と昨年からバッテリーを組んできた只石捕手に注目したい。主将&4番&正捕手として大所帯のチームを引っ張る。髙尾が万全ならば高知打線も相当苦戦しそうだ。
一方で高知は投手陣2枚「平・辻井」を中心とした守りと、細かな野球で1点をもぎ取る野球に注目したい。攻守ともに細かいプレーをしてくるチームであり髙尾投手対策をかなり練ってくると見ている。広陵からしても戦いづらいチームと初戦で当たってしまったという印象ではないだろうか。この試合のカギは高知投手陣の「平・辻井」にあり、広陵打線を抑え込み接戦に持ち込めるか注目したい。接戦になればどちらが勝つかわからなくなってくる。
★両校最注目選手★
*広陵:髙尾響(投手③)*
*高知:平悠真(投手③)*
③京都国際 vs 青森山田
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
青森山田は青森県内のライバル校・八戸学院光星を秋季大会で2度倒した強豪だ。「関・櫻田」の2枚看板を中心に固い守りで得点を与えない。関は将来性抜群の大型右腕で、櫻田は秋季東北地区大会決勝戦でノーヒット・ノーランを達成した安定感のある投手だ。どちらが先発しても驚異的だ。野手陣では4番に入る原田に注目したい。パンチ力のある打撃を甲子園でも発揮できれば注目されるスラッガーとなるだろう。
一方で京都国際も侮れない強豪校だ。エース・中崎は京都国際に再び現れた好左腕だ。秋季大会の防御率は0.73の成績を残し、甲子園でもアピールを見せることで「森下(DeNA)・杉原(広島)」に次いで3年連続でのNPB入りを狙う投手だ。野手陣ではショートの藤本に注目している。攻守にわたる活躍で強豪校相手に立ち向かっていって欲しい。京都国際打線が好投手相手にどれだけ対応していけるかがこの試合のカギを握りそうだ。
★両校最注目選手★
*京都国際:中崎琉生(投手③)*
*青森山田:関浩一郎(投手③)*
*大会5日目*
①神村学園 vs 作新学院
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
大会屈指の1回戦での好カードとなったこの試合はどちらが勝つか予想するのが難しかった。総合力の差で作新学院を勝利予想とする。
作新学院はエース・小川哲平は2024ドラフト候補として名前が挙げられる大型右腕だ。強打の神村学園打線を封じ込めることができるか注目したい。野手陣も層が厚く昨秋は主力を欠く中神宮大会準優勝に輝いた。中でも天才的なバットコントロールを見せる2年生・小川亜怜は注目していきたい野手だ。
優勝候補としても名前が挙げられる作新学院に立ち向かう神村学園は、昨夏の甲子園ベスト4入りに貢献した野手が多く残り、経験値の高さでは作新学院を上回るものがある。中でも4番に入る正林は2024ドラフト候補として注目される野手であり「小川哲平vs正林輝大」の対戦は今から楽しみである。この試合のカギは神村学園エース・今村にあると見ている。1点でも少ない失点に抑え接戦に持ち込めるか注目したい。
★両校最注目選手★
*作新学院:小川哲平(投手③)*
*神村学園:正林輝大(外野手③)*
②大阪桐蔭 vs 北海
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
今年も優勝候補として名前が挙げられるほどの素晴らしいチームである大阪桐蔭。投打ともにタレントが揃い相手からしたら驚異的なチームだ。投手陣は「平嶋・南」らの3年生と「森・中野」らの2年生が中心となってきそうだ。全投手140キロ超えのストレートを投げ込む右腕である。中でも森は2年生ながら150キロを計測するほどの怪物だ。
野手陣に目を向けても将来的にNPB入りを狙える選手が複数人在籍する。ラマルは驚異の破壊力でセンバツ大会でも本塁打に期待がかかる。他にも1年秋から中軸を任される徳丸、身体能力の高さを見せる境、2年生ながら強力投手陣を支える増田捕手あたりも注目していきたいところだ。
一方で北海は昨夏の甲子園を経験した選手が複数人いる期待が持てるチームだ。昨秋の神宮大会では準優勝を果たした作新学院に対しタイブレークにもつれ込む接戦を演じた。エース・松田は2年生ながら安定感のある投球を見せ将来性が楽しみな右腕だ。ショートに入る幌村は2024ドラフトへ向けて攻守でアピールしてきたい選手だ。この試合のカギは松田投手が大阪桐蔭打線をいかにして抑えるかだと見ている。
★両校最注目選手★
*大阪桐蔭:ラマルギービンラタナヤケ(内野手③)*
*北海:幌村魅影(内野手③)*
③愛工大名電 vs 報徳学園
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
この試合も非常に見どころが多く予想するのが難しいカードであると言う印象を受けた。投手力にに優れた報徳学園か打力に優れた愛工大名電かどちらが勝つか純粋に楽しみに見ていきたい。
勝利予想している報徳学園は秋季大会では「間木・今朝丸」の2枚看板で勝ち上がってきた。防御率0.44で安定感抜群の間木投手と将来性が楽しみなドラフト候補右腕今朝丸投手のコンビで甲子園で初戦勝利を目指す。野手陣では昨春の甲子園準優勝を経験している西村に注目したい。総合力の高さで報徳学園を勝利予想した。
一方で愛工大名電も投打ともに優れた選手がいる上位進出が狙えるチームだ。投手では大泉投手に注目したい。秋季大会では67.1イニングを投げ防御率1.07の成績を残した。ドラフト候補として名前が挙げられる伊東投手も登板があるか楽しみだ。野手陣は破壊力抜群で下級生時からスタメンを張ってきた選手もいる。特に石見選手は豪快なスイングで報徳学園投手陣を打ち崩せるか注目だ。この試合のカギは報徳学園打線にあり、大泉投手を打ち崩せるかどうかに注目したい。
★両校最注目選手★
*愛工大名電:石見颯真(外野手③)*
*報徳学園:今朝丸裕喜(投手③)*
*大会6日目*
①日本航空石川 vs 常総学院
★勝敗・スコア予想★
★試合展望★
秋季関東大会では初戦の専大松戸戦、準々決勝の花咲徳栄戦でともに2桁安打で大量得点し勝利した常総学院に分があると見ている。驚異の破壊力を誇る打線の中心にいるのが4番に入る武田だ。2024ドラフト上位候補とも言われる逸材から目が離せない。また小林投手を中心とした堅い守りにも注目したい。
一方で日本航空石川は複数枚の投手陣で勝ち上がってきたチームで、センバツ初戦でも常総学院打線を継投で1点でも失点を防いでいきたいところだ。4番サードとして出場すると見られる荒牧は秋季大会で本塁打を放つなど活躍を見せた将来性が楽しみな打者だ。この試合のカギは日本航空石川投手陣が常総学院の打線を抑えていけるかであると見ている。
★両校最注目選手★
*日本航空石川:荒牧拓磨(内野手③)*
*常総学院:武田勇哉(内野手③)*
*1回戦突破16校予想まとめ*
最後に
今回のnoteではセンバツ大会1回戦勝敗予想を行いました。実力拮抗で予想するのが難しい対戦が多かったですが、1つでも多く当たると嬉しいです。今後もアマチュア野球関連の記事を投稿していければと思っておりますので「フォロー」いただけますと幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
ここから先は
※センバツ大会終了に伴い今後有料記事追加予定はありません。最終価格としてお値下げして販売中です。ドラフトに向けても楽しんでいただけるマガジ…
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