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[小説] 氷 空を翔ぶより大切なこと [導入/目次]

※このノートは小説の紹介で、「創作大賞2024」応募内容に含まれません。応募内容としての「あらすじ」と「URL」は第1話(第一章)にあります。


──彼がアプリでしたいのは、もっと恐ろしいことだった──


死にたい少女の猫耳には、少女が知らない特別な目的があった。そして少女自身も、本来はとても大きな役割をはたしていることがわかる。猫耳と自分と大切な友達、と町特産のメロン……の間で揺れる少女のファンタジー。

最新作!/こおり そらをとぶよりたいせつなこと
完結!/四百字詰原稿用紙395枚


INTRODUCTION


この小説は「創作大賞2024」応募作品のため、本文のノートはすべてこちらのマガジンに入っています。

無料です! また「創作大賞2024」に応募する都合上、本文の各ノートには内容紹介その他を書けないので、ここで読んでくださいね♪

死にたい高校生の少女岬は、エンジニアの父が造った「猫耳」を頭に着け、本のデータを入力した本型ロボット「朱鞠内しゅまりない」を脳波であやつって読むのが日課。同級生の少年飛翔は、空を飛べる山国一族で名前も「飛翔」なのに名前負けして飛べず、またときどき急に体温が下がる原因不明の病気「冰晁ひあさ」も抱えていました。
岬と飛翔は、森の中で特殊なアプリが入ったカードを発見します。岬が20回も「人を浮かばせられる」アプリ、飛翔が1回だけ「人を消せる」アプリ。ただし使うには、専用のコンピューターを見つける必要がありました。
2人がそれぞれの目的のためにコンピューターを探していると、朱鞠内が動かなくなります。岬が父に話すと、壊れたのは猫耳だという。そして猫耳には、実は岬の脳波が町特産のメロンに与える悪影響を抑える目的がありました。
さらにそのころ、飛翔が冰晁から解放されます。しかも猫耳が壊れたおかげらしく、岬は飛翔がアプリを使う本当の目的を知ることになります。


CONTENTS


第一章  猫とペンギン
第二章  猫耳と朱鞠内
第三章  時計を探した日
第四章  発電所の地下に
第五章  アプリを知る者現る
第六章  凍りついた午後
第七章  母の想い
第八章  とっぴな助言
第九章  まさかの展開
第十章  不可思議な異変
第十一章  とても大切なもの
第十二章  もう一つの真実
第十三章  気づけなかった
第十四章  私の存在価値
第十五章  その電話は
第十六章  初心に帰る
第十七章  哀しみのゴール
第十八章  幸せを追いかけて
第十九章  忘れていたこと
第二十章  アプリの秘密
第二十一章  君を救う約束
最終章  もう一つの約束を


一度死んで生き返った(小説に対する向き合い方が変わった)2019年以降では初めての長編小説です。いやあ、書けると思いませんでした(涙)。

元々縦書き用の小説のため、本文の途中で改行は入れていませんが、創作大賞応募上はどうなんですかね。それからあらすじ。一般的な新人賞ではあらすじ(梗概)でネタばれすべきなんですけど、読者向けのあらすじでもあるし、300字では無理ですよね……(←どちらでもいいそうです)。

その辺はともかく、読者の皆さんもよろしくお願いします!
朱鞠内のかわいらしいおしゃべりも“ぶいぶい”お楽しみに♪

サポートいただけるととてもうれしいです。また少し生き延びられそうです。