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1月30日ブログ 〜音楽は人生を変える?〜

僕は子供の頃、音楽の時間が大嫌いでした。
特に高校生の時。
音楽の時間に「発表会」がありました。これは楽器でも歌でもなんでもいいから1人ずつみんなの前で発表するというものでした。

これは本当に地獄でした。
だって僕はピアノもギターもチェロもバイオリンも何もできないわけですから、必然と「歌」を選択することになるのです。

そもそも高校の音楽は選択で、書道や工作などから選ぶ方式だったと思います。確か僕は工作あたりを希望したのですが、なぜか希望していない音楽だったのです。

さて、この発表会は地獄です。20人くらいのクラスで、しかも当時好きだった女の子も一緒でした。
そんな中、歌を歌わないといけないという地獄。ちなみに僕は極めて音痴です。
運動ができない人の気持ちが少しわかった瞬間でもありました。

僕は「運動なんて誰でもできるでしょ」と体育の時間にクラスメイトを眺めていましたが、その逆が今ここで起きており、音楽ができるクラスメイトたちの中で、全く音楽的経験もなければやる気もない奴が混じっているわけです。

唯一助かったのは、隣の席に親友の友達がいたことです。そう、彼も僕と同じ状況だっったのです。

「歌。。。まじか。。。どうする?」

と2人で困惑。
毎週来る「自由練習の時間」に2人でただ放心状態でボケッとしていたのです。

流石に音楽の先生から「あなたたち、どうするの?」と突かれて、しょうがなく当日歌う曲だけは決めることになりました。もちろん、それまでは練習は一度もしません。

そして今でも覚えている発表会当日。

音楽が得意な奴らは、やれトランペットやら、ピアノやら、ギターやら、フルートやら、もう好きなだけ披露するわけです。体育で言うならサッカーボールを持たして水を得た魚のような自分と重なったわけです。

「くそ、もうさっさと終わらせて楽になりたい」と、親友と2人肩身の狭い思いをしていたところ、ついに僕らの番になりました。

そう、僕らは本当に音楽が苦手すぎて、先生に特別に「2人一緒に歌っていいよ」と言う配慮をいただきました。先生ありがとう。最高です。

それでも音楽できる奴らの視線が痛い。
「いつも体育の時間に俺らを見下しやがって」というオーラが伝わってきます。
僕らは体育の時間は無双でしたから、彼らからしたら、ここで優位に立てたと言う気持ちもあったのでしょう(勝手な解釈)。

さて、僕らの出番。何を歌ったか。
今でも覚えています。「帰れソレントへ」。

知っていますか?カンツォーネです。巻き舌で歌うやつです。
まず、なぜこの曲になったかというと、他に知らなかったのです。教科書に出てくるやつで唯一歌えそうなやつにしたのがカンツォーネでした。

ピアノは音楽の先生が伴奏をしてくれるのですが、最初から僕らは勝負に出ました。
ものすごい大きな声で「さあ、煮るなり焼くなり好きにしろ!」と言わんばかりに大合唱してみたのです。

さてクラスメイトの反応は?

「すごーい。よく頑張ったね」
「2人とも上手いじゃん」
「練習しないのに、全然問題ないし。運動もできるし、ずるいわ」

なんて言われるわけがありません。

ただただ大爆笑の中、3分ほど音痴な歌を歌い続けると言う地獄を味わいました。
まあ、練習もしていないし、歌えるわけがありません、カンツォーネを。

歌い終わったあと先生が「よくがんばりましたね」と言ってくれたのが救いでした。
先生、神です。いつも不真面目な授業態度でごめんね。

しかし、その学期の音楽の成績は2人とも「3」でした。

「もう音楽なんかクソ喰らえだ」と叫んだのを昨日のことのように覚えています。

それから30年。今でもカラオケには行きません。
20代の頃はノリで行っていました、もう10年以上行っていません。
あの時のトラウマが僕を苦しめています。

「カンツォーネめ」と。

ただ聴くのは好きです。ここ2年くらいでオーディオに20万円近くかけてイヤホンやらヘッドホンやら、いい音を探して投資をしています。

自分で表現するのは嫌い、というか怖い。
でも聴くのは好き。

音楽って素晴らしい。本当は。
もっと好きになれるように、たまにはカラオケでも行こうかな。。。

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