見出し画像

【詩】痛みと愛に苛まれる


激痛に苛まれる時


抑えようのない痛みが持続する時


深く心が傷つき胸が痛くなる時


病に伴う痛みと闘っている時


人はその命を生きている限り、大なり小なり痛みを感じる事があるだろう。


時には命を脅かす、非常に辛いものもあるだろう。


泣き叫びながら、のたうち回ることもあるかもしれない。



あまりの辛さに、その命をどうにかしようかと考えるかもしれない。



必死になって助けを求め、奔走するかもしれない。



そんな強い痛みや、止まらぬ苦しみが長く続けば、


その身や心は、

痛みを恐れ、


憎み、


呪いたくなるような気持になるかもしれない。



そのような歪んだ負の感情は、

痛みによって引き起こされる副産物なのかもしれない。



だが、本来痛みは、

命の有難みを感じられる、感謝すべき感覚のはずだ。




痛みによって生み出された負の感情は、


感謝を持って解放されるべき感情のはずだ。




しかし、その苦しみの真っただ中で、

感謝をするというのは、やはり非常に難しいことだろう。




もちろん医学の領域で痛みの大部分は取り除ける。


そういった人類の知恵は大いに役立ててほしい。


ただ、


最終的な精神の部分に於いては、


痛みを伴うその命に感謝することが、


苦しみから解放される唯一の道なのではないだろうか。




苦しい時、

辛い時、


いつでも私が隣であなたの手を握り、

共に痛みと闘おう。




そして、共に今ある命に感謝をしよう。




そうやって痛みと手を取り合って生きていこう。





それが私たちの持つ、命というものなのだから。