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友がみなわれよりえらく見ゆる日よ

こんにちは、天音です。

今日は啄木忌です。
明治時代の歌人、石川啄木の命日。

こんな記事を書いていますが、わたしはそこまで短歌に詳しくはありません。

啄木についてもそう。

しかしそんなわたしが、好きというか聞いてから忘れられない歌が二首あるのです。

いずれも啄木。
啄木忌にちなんで、今日はその歌をご紹介します。

友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
花を買い来て
妻としたしむ

はたらけど
はたらけど猶わが生活楽にならざり
ぢっと手を見る

いずれの歌も『一握の砂』にある歌です。

石川啄木というと、なんというか「ろくでなしの苦労人」というイメージなんですが、間違ったイメージをもっていたらすみません。

紹介した歌は両方とも有名なものですね。

どちらの歌の場面も、思い当たる状況があるのではないでしょうか。

どんなに自分のことを愛していようと、周りの人が偉く見える時ってありますよね。唐突に劣等感がやってくるというか。
例えその友のことが好きでもです。

自分の現状を悲観ではなくとも、諦観してしまうこともある。

そんな状況でも花の色を煩わしいと思うことがないのならば、きっとまた前を向けるとわたしは思います。
花とかそういう“いらないもの”に視線や意識をもっていくのは、結構な重労働ですからね。

この季節は道端にもたくさんの花が咲いていますし、自分のメンタルの状態を測るのにちょうどいいかもしれないです。

いろんなものや人が動く季節ですから、あなたにしかわからない苦悩もたくさんあるでしょう。

この記事を書いていて、わたしも手を見てみました。
血がついててマジでびっくりしました。
おそらく鼻の粘膜がやられてたようです。

花粉症には辛い季節でもあります。
みなさんもメンタル・花粉にご注意ください。


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