『足跡と最後の飾りつけ』
小さい子どもが綺麗に並べたかのように、普段見せている顔を下に伏せて散っていくツツジの花。花を支えていた”がく”と一本のめしべを残して、そのめしべをつたうようにゆっくりと地面に落ち、散っていく。
そんな魅力的なツツジの花の散り方をどうぞご覧ください。(参考文献)
『足跡と最後の飾り付け』
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あなたが必要とされなくなったいま
いままで見ていた存在が嘘のように
知らないあなたの顔が わたしを埋める
こんな時に限って
最大限の魅力というものは姿を現し わたしを納得させる
それがあなたの始まりであるかのように
これでもかというほど
丁寧に丁寧に整頓され
本当はここにはないかもしれない
あなたと共に
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