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組織の「レガシー臭」

イノベーション、DX、ITなどを掲げている……にもかかわらず、どことなく「レガシー(前時代的)」な匂いを感じる。

「ううむ、この企業(または団体)にイノベーションや変革を期待できるのか?大丈夫?」
と一抹の不安を覚えてしまう。そんな「レガシー臭」を感じさせる、経営者や管理職の行動や言動、職場環境などを僕なりに言語化してみました。

あくまで、僕の個人的な感想です。皆さんも、「これぞ」と思うものがあれば #組織のレガシー臭 でTwitterなどで発信してみてください。

(1)部下や取引先の人たちに常にタメ語 or 命令口調
(2)年下の社員を「この子」「うちの子」などと呼ぶ
(3)上位者や外の人にはいい顔をするが、部下(※)には高圧的
(4)やたら電話している
(5)なにかと「打ち合わせ」したがる
(6)テキストコミュニケーション(メール、チャットなど)が噛み合わない
(7)女性社員だけ全員制服
(但し店舗の窓口など合理性がある場合を除く)
(8)内勤なのに全員スーツ&ネクタイ
(9)仮日程を3つも4つも預かり、一週間以上決めない
(10)突然電話かけてくる
(11)オンラインミーティングはもれなく、一同会議室に集まり一つのPC・カメラに注目スタイル
(12)来客があると全社員が大声で挨拶
(13)社訓を毎朝唱和させる
(14)郵送させる
(15)事務手続きが重厚長大
(16)社内ルールを疑わない
(17)変えることを嫌がる
(18)トイレが和式
(19)執務室の椅子がパイプ椅子
(但し、仮設事務所の場合を除く)

※そもそも「上司」「部下」なる呼び方も、僕は個人的には違和感を持っていて、最近は「マネージャー」「メンバー」ないし「管理職」「担当者」などの表現に改めています

組織の「レガシー臭」

いかがでしょうか?

「え、何がどういけないの?教えて」
「どこがレガシーなの?説明して」

と思われた方。個別にお答えするとさすがに僕が過労死してしまうので(苦笑)、以下の本をお読みになるか、僕(たち)に講演などをご依頼なさるか、沢渡あまねマネジメントクラブでご質問ください。 

もちろん、組織のポリシーとして意志をもって貫いているのであれば、何も申しません

とはいえ、イノベーション、DX、IT、変革などを掲げているのにこういう行いや振る舞いを続けているのは、あるいは「当社のカルチャーですから」と組織文化で言い訳するのは、個人的は「残念だな」「アップデートできていないんだな」「スピード感なさそう」「この会社大丈夫かな?」と思ってしまいます。

あなたの組織は大丈夫でしょうか?

以下、参考書籍です。読んでください!

▼新刊『「推される部署」になろう』:まずは半径5以内から、部署単位で組織カルチャーをアップデートする

▼『新時代を生き抜く越境思考』:越境して現状の違和感に気づくために

▼書籍『仕事ごっこ』:レガシーな慣習や仕事を言語化するために

▼書籍『バリューサイクル・マネジメント』:アップデートし続ける組織づくりの教科書

▼オンラインコミュニティ『沢渡あまねマネジメントクラブ』

『組織変革Lab』:企業向け変革推進・越境学習プログラム