『組織変革Lab』ディスカッション後記(テーマ:バリューサイクルマネジメント)
こんにちは、組織変革Lab事務局の渡辺です。
今回は『組織変革Lab』(複数の企業の変革推進者・責任者がテーマ講義を事前視聴⇒ディスカッションするオンライン・越境学習プログラム)の月1回のミートアップのイベントレポートをお届けします。
第1回目、2023年4月のテーマは「健全な組織のバリューサイクル〜組織と個人が正しく成長し続ける勝ちパターンを創る〜」。
今回も、東京、静岡、愛知、大阪など全国各地から、さまざまな規模の企業、役職の方が参加していました。
テーマ「バリューサイクル・マネジメント」
1回目の講義は、『組織変革Lab』の核でもある、健全な組織のバリューサイクルを紐解く内容です。
働き方改革、ダイバーシティ推進、エンゲージメント、生産性…組織にはさまざまな課題と、それを解決するためのマネジメントキーワードが日々生まれていますが、これらは独立した課題ではありません。
組織の課題と、各部門の課題、自分の課題をつなぎ合わせて、どう課題を解決していくのか? 点と点をつなぎあわせて、立体的な問題解決をしていく。
マネジメントキーワードを「点」ではなく「面」で示した世界線を、沢渡さんは「健全な組織のバリューサイクル」と名づけました。
初回の授業では、健全な組織のバリューサイクルを回していくために必要な「リスキリング」や「越境学習」についても講義した後、グループワークで組織を超えたディスカッションが行われました。
▼講義のダイジェストは動画でもご覧いただけます!
主な質問とディスカッション内容
これらの質問に、沢渡さんが回答。
同時にチャット欄には、感想が投稿されたり、自社の取り組みが紹介されたりと盛り上がっていました。
特に印象的だったのは沢渡さんの「課題に名前をつける」という回答。
とある製造の会社では「どうせ社内運動」と名付けた施策を開始。「どうせ」社内なので、資料は簡単で良いよね。「どうせ」社内なので「てにおは」の誤りは気にしない、など社内資料を簡素化し、残業の削減に成功したそうです。
そのほかにも「資料裁判」とユニークな名付づけで、資料の簡素化に取り組んだという事例も。
課題に名前をつけてカジュアルな場に設定することで、文化を変えていった会社もあるそうです。
このように各回答ごとに、さまざまな事例が紹介されました。
ディスカッションを終えて
参加した若手社員の方からは「最近の若手は事なかれ主義、熱意がない中でどう彼らを動かしていくか、といった意見もあり、私も耳が痛いです…」といったコメントも。
他の世代で、他役職の方が「何を課題と捉えているのか」を知れることは、意外と貴重かもしれません。
自社だと言いづらい悩みや課題も、このミートアップで意見交換をして、他社(他者)から気づきを得て、また自社に持ち帰り、仕事に還元する。
このミートアップでの「越境」をきっかけに、みなさん自社の課題解決に取り組まれています。
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