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『組織変革Lab』ディスカッション後記(テーマ:ファシリーダー7つの行動)

組織変革Lab事務局の松居です。
『組織変革Lab』(複数の企業の変革推進者・責任者がテーマ講義を事前視聴⇒ディスカッションするオンライン・越境学習プログラム)の月1回のオンラインミートアップのイベントレポートをお届けします。

今回は東京、静岡、愛知、大阪など全国各地から6社12名が参加しています。

テーマ「ファシリーダー7つの行動」

2023年10月度のテーマは「ファシリーダー7つの行動」。

参加者の皆さんには事前に約60分のオンラインレクチャー動画を視聴していただき、ミートアップではそのポイント解説からスタート。ここでは、一部抜粋した内容をご紹介します。

今回のテーマである「ファシリーダー」とは、ファシリテーター+リーダーを掛け合わせた造語です。
一般的に、ファシリテーターという言葉からは会議の進行役を想像しがちですが、ファシリテーションの対象は何も会議だけではありません。組織全体やチームを運営していく上で、物事を前に進めたり課題解決していく役割のことを「ファシリーダー」と定義します

講義動画では、長年のファシリテーションの現場から沢渡さんが体系化した
「ファシリーダーに求められる7つの行動」を1つずつ解説しています。

主な質問と回答、ディスカッション内容

(1) 自分の思いに縛られないようにどういう気持ちでファシリテートされているか
(2) ファシリテーションで結果が出ず曖昧な状態の場合、どんな働きかけをしているか
(3) ファシリテートする前の工夫。アイスブレイク、スタート地点合わせ、目的合わせ
(4) 役職や年齢によってファシリテーター自身のあるべき振る舞いがあるか
(5) 役職や年齢によってテーマの向き/不向きがあるか
(6) ベクトル合わせから自然な合意形成をしたいがどのようにされているか(自分の思いで決めるのではなく、皆の思いをまとめ、皆が納得する合意形成をするには)
(7) インプットの習慣をどのように社内に広めていくか(やらない人のインプットを促すには)
(8) どのようにして組織としての学びの時間をとっているか
(9) 会社の魅力をどのように作っていくか
(10) 部署間の壁を解消するための成功事例
(11) ミッション・ビジョン・バリューを個人の目標にどう落とし込むか。個人レベルに落とし込むため、月1回MVVを個人の行動に落とし込むための会議をおこなっている。皆さんの会社でおりくみ事例はあるか?
(12) トップが変わった時、MVVをどう伝承していくか。ファシリーダーの役割は?
(13) 偶然設計の機会を作るために取り組んでいること

これらの質問に沢渡さんが回答しつつ、参加者の方にもファシリーダーとしての自社の取り組みを発表していただきました。

良いファシリテーションをするための具体的な工夫・テクニックの話から、
部署を横断して何かに取り組む文化のない企業において、どのように共創の文化を創っていけば良いのかなど。実体験に基づくさまざまな悩み・課題とそれに関する意見やアイディアが出されました。

ディスカッションを終えて

今回もさまざまな業界、企業、役職、部門の方にご参加いただきましたが、
グループディスカッションでは

「自社ではこのような取り組みをしています」
「〇〇で悩んでいるのですが、皆さんの会社ではどう対処していますか?」

など、参加者同士でディスカッションを前に進める姿が印象的でした。
(さすがファシリーダー!)

ミートアップ終了後の延長戦では

「同じ悩みを抱えている方とディスカッションができてとても刺激になった」
「過去に部署横断のプロジェクトの仕切りを失敗した経験があったが、まずは景色を合わせてからスタートすることの大切さを改めて学んだ」
「より多くの人を巻き込むために、すでにやっている取り組みを発信していくことも大切だと感じた」

などの声があがり、それぞれの気づきと学びを発表し合いました。

組織変革Labに関心を持たれた方、一緒にディスカッションされたい方は以下のサイトをご覧の上、お問い合わせ・お申し込みください。

▼組織変革Lab

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