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おみくじをひいたら、神様に諭されました。

見られてた。

その日はマジでお金がピンチで、
なんだけど、なんとなく神社へ行こうと思ってお参りに向かいました。
なぜお金がないのかといえば、東北で起きた震災の影響で、10日に振り込まれているはずの給料が11日には停電で引き出せなくなっていたからです。

一か月待っていたご褒美が。。。
目の前にあるのに出せないとは。。。

近所の神社は、いつもお世話になっている土地神さんで、身近な安心できる場所という感じ。
がらんがらん鳴らして、いつもどおりお賽銭を・・・
あ。
お賽銭は、どうしょうか。
というところで手が止まってしまいまして。

なんせお金がピンチですよ。ピンチ中のピンチですよ。
財布には、500円玉、100円玉、10円玉の3枚のみ。
えっその状態でなんで来たのよ??
というツッコミもあるでしょうが、そういう気持ちになったのだから来たわけで。

さっき盛大に鈴を鳴らしたのに、しばし止まって思考。ちょっと汗かく。
500円玉は・・・入れたらご飯が食えない。
100円玉は・・・あとでおみくじ引きたいから入れたくないな・・・
じゃあ10円玉・・・・・
なんかしょぼいな・・・
10円はないよ10円は。
でも100円玉は・・・いやおみくじ買えないのか。
でも500円玉は。。。。。
ううん。。。。。いや。。。ううーん。。。

などと鈴の下で神様にがらんがらんとアピールしておいて、かなり長い時間財布とにらみ合いながら考え続け、結局、

・・・・・・・・10円、入れました。

しょぼくて、すまん。。。
そう思いながら、静かにゆっくりと手を合わせました。

そして予定通りおみくじを引きまして。引いたらですね、

・・・玉串料は、お気持ちで・・・

と書かれておった。。。。

み、見られてた!!!!

神様に、見られてました・・・。
お金ピンチなのも、どれ入れるかも、500円玉渋ったのも。

おみくじは小吉で、そこそこなことが書かれていた気がするんですが、それよりなにより、おみくじの裏面にそんなことが書かれているって、知らなかったというか、そもそも誰か知ってる??

・・・そっと枝に結んで帰りました。

おみくじで答えてくる

神社に不定期にご挨拶に行っている、謙虚な友人から聞かせていただきました。
なんて面白いのでしょう。
おみくじは本当に、神様からのお諭しなんでしょうねえ。

にしても、こんな一言が返ってくるくらい、友人はどれだけ迷っていたのか・・・。
おみくじって本当は、手を合わせて質問したことの答えが返ってくるのですよ。
なのに、なんで神様に気を遣われているのか。
神も認める金欠だったのか。

おみくじってこうなってる例

ちなみに「おみくじの裏面」ってここです。写真左です。
ここ、ちゃんと読んでますか?お諭しが書かれておりますのよ。

そもそも、そんな言葉が本当に書かれているのか??
とかなり疑問ではあります。さすがに玉串料のことをお諭しの言葉に入れますかね。
この言葉はおそらく、11年も前の記憶であやふやで、省略したり捏造したりしたかもしれません。でも一言一句同じでなくても、その時はそのように書かれていたそうですから、完全なる嘘話ではないわけです。

そしてそのおみくじは、確かめることができません。枝に結んできてしまったので。惜しいなあ。

神様に心配されるくらい困っていたのに、買い物ではなくお参りに使うなんて、そこはとても素晴らしいのであります。
「まあ気にすんな、気持ちだ気持ち」って言われたってことは、気持ちって結構伝わってるんですねえ。

この時わたくし大柴は、震源地である宮城県でばっちり被災していたわけなんですが、まさか遠いところでこんなことがあったとは。
面白すぎだし、震災って神様的にはどうだったのか、なんて思ってしまいますね。

そんなことで、震災後に引っ越したことがきっかけで出会った友人からのお話でした。


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