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ミルクグラスの地震対策

こんにちは、大柴ですよ。

つい先日、2月13日の23時8分に福島県を震源とする地震が発生しました。もうご存じですね。
地震はマグニチュード7.3。最大深度6強だそうです。
東北地方は2011年の東日本大震災から10年。3月11日を前にまたもや揺れに襲われたという状況で、当時の被災者のひとりである私大柴も、当時を思い出して恐怖する一夜でした。

とはいえ私は山梨に住んでいますから、現地ほどの揺れではありません。というはずですが、それでもおそろしく感じたのは、山梨ではありえない揺れの種類だったからかもしれません。短周期地震というものだそうですね。ゆーらゆーら横に揺れるのではなく、小刻みにカタカタと揺れるタイプの地震です。

10年前よりひどい!と現地でも山梨でもそういう声が聞かれます。おたくはどうでしたか?

今回の揺れで真っ先に10年前を思い出しはしましたが、よくよく見ればグラスが落ちたり植木鉢が倒れたりすることはなく、あまり物が動いていないように感じました。
大きな揺れはまたくる、と言われていますので、最低限の地震対策をして再度の地震からミルクグラスを守ろうと思ったわけですね。

こちらにも書きましたけども、ミルクグラスってものっそい粉々になるのですよ。
本当にパウダー状に!
しかも尖っているので、割れたら最後、手や足、服に刺さりまくり非常に危険なのです。
素手で触れるとトゲを指したように肉にぐいぐい入ってくるのです。
加工技術の進んでいない時代のガラスは、こうも恐ろしいのですよ。

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それが地震でごった返した部屋の中で散らばったら??
さらに大変な混乱です!
とにかく割れないようにし、割れたら粉々に砕けないようにすることが大事なんですね。

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さて、我が家のガラス戸のキャビネット3台は倒れなければヨシ!としていますので、養生テープで扉を閉めてしまいました。中は動いていないようでしたが、ガラス戸自体が割れてしまっては元も子もないので、キャビネット派の方は足元がぐらつく場合は新聞紙を噛ませるなど、手前に倒れない対策をしておきましょう。

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さて、問題はオープン棚なのです。
こちらはよく見てみると、グラスの下にクッションシートが敷かれているのが分かるでしょうか。

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これなのです。ななんとダイソーで手に入るすべり止めシート!!

こちらは栃木県真岡市のヴィンテージショップ「マメチコ」さんもオススメされていたすべり止めシートなんです。

一応占い師をしている大柴ですが、本来はこのすべり止めシートの上にフェルトシートを敷いてタロットカードを使っておりました。
が、コロナ禍で対面鑑定もなくなりましたので、グラスのために使ってみます。

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シートはこんな風に穴が開いているので、簡単に切ることができます。

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このシートをトレーに敷いて傾けてみるとですね、

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けっこう動かない!!!
シートがトレーから剥がれて離れない限り、グラスに吸い付くようになっていて動かないですね。

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というわけで地道に棚に敷いていきます。
13日の地震からグラス類をすべて床に降ろしていたので、敷いて戻す予定でした。

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はい、ごちゃっと戻りました。
シートは棚に固定しようか迷ったのですが、グラスの重みで動かないようなのでしませんでした。
グラスとシートは離れにくいようですが、棚(木製)とシートは素材によっては滑りやすいようなので、ものによっては固定しましょう。

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ただし、我が家のようにスタッキングマグを重ねている場合は無事でいられるかは分かりません。割れていないにしろ、グラス同士の摩擦やぶつかり合いでダメージがあるかもしれませんし、まあできれば吊るすか1個ずつ置くのがベストですよね。

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ヴィンテージグラスが好きな方は、ただ好きなだけでなく、古き良きものを残したいという思いが強いと思います。
未来にミルクグラスの素晴らしさを伝えていくためにも、地震に負けないで行きましょう。

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