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日記とつぶやき

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#365日

下の子の俳句

春だからかやたらと眠い。やはり寒いと言うだけで寝苦しかったのかもしれない。気持ちよく眠い。 下の子が今、すらすらとたくさん詠んでくれた。わたしのが一つもないのが脳味噌の低下を示してる。冬眠じゃなくてまさに春眠だった。 くらやみの灰色コートしずけさよ せかいちず こっきがならぶ色のうみ テレビきき ふとんのなかで句を一句 カーテンのすそからもれるほしあかり ことりなき朝のおしらせよるのはて 麻雀のとどかぬはこをみあげてる 文庫本そろいにそろってぎゅうづめだ テ

昔々ある所に

「ねえおじいさん」 「何かなばあさんや 」 「何か聞こえてきませんかね?」 「おお…聞こえるぞ。あれは…懐かしいのう 『水の星に愛をこめて』じゃ」 「懐かしいですねえ」 「森口博子の声はいつ聞いても良いのう。若い頃のお前さんは頭痛持ちで、頭痛になるたびに『あたまがっ…! 頭が痛い…!』とフォウ・ムラサメごっこをしておったのう」 「嫌ですよおじいさん恥ずかしい。でもそのたびにおじいさん、『戦っちゃいけない フォウ!きみは… っ!』てカミーユ・ビダンごっこをしてくれましたねえ」

お気に入りのカフェ(日記)

コロナ騒ぎの中だが、お昼はお気に入りのカフェに行ってみた。 このテナントビルはもとから人が少ないのに、コロナのためかいつもよりいっそうひとけがない。 このカフェはちびブタくんの話を書いた時のモデルにしたカフェなのだが、こうも人が少ないとさぞ困ってることだろう。 応援のためにも行ってお金を使ってあげなければ…。 という気分で行ってみたら! 何事かというほどの人込み。 いつもよりテーブルも椅子も増設している。 一体どうなっているのか。 ここにいる人たちはどこから現れたんだろう。

こうもりを見るだけの会ふたたび(雑談)

だんな「このあたりにこうもりが飛んでるって知ってる?飛んでるんだよ(ドヤァ)」 この…プレ認知症めが!! お前のその発言をもとにわたしは記事まで書いたんだ。 わたし「去年の九月にこういう会話をしてる」 だんな「?」 わたし「ほら、ほらぁ!書いてるでしょ、ほらぁ!」 だんなは私の書いたものを読まない。 この時も、なんとなく流し目で見てから、 だんな「学校の先生じゃなくてナチュラリストの先生だよ」 わたし「はい?」 だんな「日本ナチュラリスト協会の先生」 さらっと別にこ

青に染まりながら(詩)

飛行機雲を指差して 道行く人が次々に見上げた 鮮やかに映えた白い筋は みるみるうちにとけて消えていく 青は侵食する 青は広がる 青は飲み込んでいく 悠々とからだをのばし 我はここだ、ひとつだと なかったことのように うそぶいた その青に指をひたし すくって飲めば わたしもからだの中から青に染まり 青にひたり 青に姿を変え だが目を閉じればよみがえるのは 天頂を真っ二つに割る 白の軌跡

ナンセンスな下書き または名前の話

あなたが大事にしてるあのロシアンブルーのぬいぐるみね、昔はおかあさんのねこだったんだよ。 あなたその子に名前付けたわね。ベリーちゃん?ロシアンブルーだからブルーベリーで、ブルーベリーだからベリーちゃん。そっか。おばあちゃんは昔、あの子のことをだいごろうって呼んでたけど、お母さんはその名前が気に入らなかった。ベリーちゃんは気に入ったよ。 あのねこちゃんを抱っこして寝る夢を見よう。ほらあなたが名前を呼んだから、今ちょっとあそこのかごの中からのぞいて、それからそっと降りてきたよ。音

取り憑かれる(日記)

休みを取ったのに、受験中休みでなご助が家にいるのでゲームをしている音がうるさくて仕方がない。ゲームしっぱなしはよそうとなご助を誘い、午前中はパン屋で過ごした。この子は外にいるとじつに静かで邪魔にならない。 そのパン屋は席が多くてテーブルも広く、朝早くからやっているという夢のような場所だ。カフェほど敷居が高くない。油断するとすぐにモーニング目当てのおじいちゃんおばあちゃんであふれてしまうから、開店間際を狙って一番よい席を陣取る。すりガラスで高く覆いがされているボックス席のよう

昔のフォルダから引っ張り出してきたものたち

たまには詳細な日記を

今は「族長の秋」を読んでるのだが、とてもよいと聞いたので楽しみ。 しかし、肝心の「族長の秋」に行くまでがまだ長い。あと短編が二つほどあってそれからやっと「族長の秋」になる。 だんな「トイレがつまって溢れだす夢を見るし、作りたてのスクランブルエッグがフライパンから飛び出して裸足の甲にかかった!!」 わたし「今日はよくなさそうだね」 朝から宣言。 「図書館に行きます!!」 仏心を出して片付けたのが運のつき。 だんな「待って。まって~~」 遅い食事、長いトイレ、風呂、ゆっくり

丘陵に混じりあいたる藍の海

あわただしくスーパーに走り込んで二階の窓から外を眺めたとき、雲と山の境目が消えて曖昧模糊とした不思議な景色になっているのを見た。 青から藍に深く影を落とす雲が山並にかかって、丘陵の線を消していた。 カメラの腕があればこんな一瞬を切り取ることもできるだろう。 (しかし場所の特定にもつながるし、スーパーの窓は若干よごれている…) 絵描きの人なら目に焼き付けてカンバスに再現したりも出来るのだろうが、こちらは文章書きなので文章で現すことにした。 こんな時にこそ俳句だ、と考えて下の

月を射る(夢)

その日窓から赤く燃える月を見ていた。 2002年とあるから、今から20年も前のことです。 この日に書き留めたのも、5年ほど前の記憶を辿って思い出したもの。 窓から外を見ると、月が太陽よりも明るく大きく、真っ赤に燃えていて何か異常なことが起きたんだとさとった。 その家は割と高台にあって、左右には山脈が見え、後ろも山に囲まれている。眼前には街が広がっていた。 月から炎が落ちてくる。 人々の驚きの声が聞こえる。街は騒然としている。 からすが騒いで、周囲を群れが飛び回り何かに

月ヶ瀬道の駅

旅の通りすがりに月ヶ瀬道の駅に寄りました。 もう、日々はどんどん過ぎてしまうので、完成度が~とか、オチが~と言わずにガンガン投稿することにした! 「本型の何か」があると、すぐに撮ってしまう。 「本型デザインの何か」大好きです。 おもしろフレーバーティー。 壁一面に配置してあって、台詞もとても面白かったのだが写真を失ってしまった。 写真で残ってるのはこれだけ。しかも買ってない。ひどい。 静岡はお茶の産地なので商品開発してるのでしょう。 店内は三が日とあってたいへんな人込み