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noteメンバーシップ説明会を再現してみた。
少し前、noteメンバーシップに関する説明会がオンラインで行われました。僕はリアルタイムで参加していました。noteを使ってきて良かったと思えたし、今後も続けていきたいと思えた有意義な時間になりました。
そして、なにより、noteの新サービス『noteメンバーシップ』の新しい情報を知れて、ワクワクしました。今回は、その様子を多くの人に知ってほしいため、記事にします。
スクリーンショットでのシェアもOKらしいので、説明会のスライド資料も使って、「noteのメンバーシップ」の魅力に迫っていきます。
説明会で話されたことを文字起こしして、まるで説明会に参加しているかのような体験をしてもらいたいと思います。
長文の記事になりますが、どうぞ最後までお付き合いください。
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まずは、スピーカーの紹介から。今回の説明会では、3人のnote社の方々が「noteメンバーシップ」についてお話をしてくれました。
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次に、説明会のラインナップです。説明会では、「メンバーシップとか?」から始まり、機能や活用方法、リリース日まで公開されました。
ここからは、説明会での会話の文字起こしをしながら、様子を再現していきます。
所々で、(雨宮大和のひとりごと)という形で、僕のメモを載せていますが、ほぼ文字起こしです。
※ 文章を読みやすくするために、言葉の言い回しを編集しています。内容の改変などはしておりませんので、ご了承ください。
第1章 メンバーシップとは
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(高越温子) 「noteメンバーシップとは何なのか?」についてご紹介させて頂きます。ご説明に入る前に、私たちが掲げているミッションについてお話をさせてください。
1-1 noteのミッション
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noteは、「誰もが創作をはじめ、続けられるようにする」というミッションを掲げています。この「誰もが」は、世の中の全ての方々を指していて、多種多様な方々がご自身の創作を始めて、そして続けていき、ファンや仲間と繋がって頂けるようなインターネット上の街づくりをしていきたいと思っています。そんな創作の街を作る上で、今まで様々な機能や取り組みをやってきたんですけれど、もっとクリエイターの皆さんにとってできることがあるということで、今回2つ考えました。
1-2 誰もが創作を続けるために
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1つ目は、「文章に限らず、全ての創作の形を応援したい」です。これまでも、有料の記事であったり定期購読マガジンであったり、様々な発信の形がありましたが、幅広い方にご利用頂きつつも、特に文章を書く方にとって使って頂きやすいものでもありました。これからは、もっと広い方々にご利用頂けるように、例えば写真家の方であったり、イラストレーターさんやビジネスでの活用を考えている方にも創作を続けて頂ける場を作りたいと考えています。
2つ目は、「ファンの応援を実感できるようにしたい」です。実際、私自身もnoteを日々書いていて、「読んだよ」というコメントや「応援してるね」というリアクションがあると、また書こうという気持ちになります。1人だとなかなか続けるのが大変だと思うんですよね。今回のメンバーシップを通じて、ファンの応援だったり、声を実感して頂けるような場を作りたいと考えています。
1-3 メンバーシップとは
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そんな思いで生まれたのが「メンバーシップ」という構想です。メンバーシップは、開設して好きなコンテンツを投稿して頂けると、周りのファンの方や仲間があなたの活動をサポートしてくれます。サポートによって継続的な収入を得て、創作活動を続けて頂けるようになっています。
1-4 ファンの応援で創作に集中できる
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ファンに応援してもらうことで、クリエイターが創作により集中できる。そんな環境をメンバーシップを通じて、私たちは届けていきたいと考えています。
第2章 メンバーシップの機能・特徴
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では、実際にどういう機能があるのか。ここからは、具体的なところをご紹介させて頂きます。
2-1 主な機能
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メンバーシップは、誰でも簡単に月額課金型のコミュニティを運営できる機能です。主な機能は、4つあります。まず1つ目が「限定投稿」、2つ目が「記事やマガジンの紐付け」、3つ目が「掲示板作成」、4つ目が「複数プランの作成」となっています。ひとつずつ順にご紹介させて頂きます。
① 限定投稿機能
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限定投稿機能。こちらは、メンバーシップの会員の方向けに限定の記事を投稿できる機能となっております。そして、その記事を更新したタイミングで「更新したよ」という知らせをメールやアプリの通知で届けることができる機能となっています。
② 記事やマガジンの紐付け
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記事やマガジンの紐付け。noteで公開している定期購読マガジンや有料記事をプランの特典として、設定することができるようになっております。なので、すでにnote上で色んなコンテンツを投稿されている方は再度それを利用できるようになっています。そして、投稿の際には、我々noteの投稿画面はできるだけ使いやすいように改善を続けています。そういった進化するエディタを使いながら創作をして頂くことができるようになっております。
(雨宮大和のひとりごと)
すでに定期購読マガジンの運営をしている人や有料記事を書いている人にとっても便利な機能ですね。「メンバーシップ」に入っているだけで過去の有料の記事が読めるように設定できれば、多くの人が会員になってくれる良いきっかけになるかもしれません。
③ 掲示板機能
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掲示板機能。ファンとの深いコミュニケーションを可能にする機能です。掲示板の中でテーマごとにスレッドを立てて、コミュニケーションを図ることができるようになっています。例えば、ファンの方々からの応援コメントをそこで見ることもできますし、特定の議題を決めてみんなで話し合いをするなんてこともできるようになっています。
④ 複数プラン機能
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多様な特典、コミュニティをつくれる複数プラン機能。メンバーシップの会員の方々に向けて、プランごとに特典やコンテンツを設定することができます。1人5つまでプランを設定できるようになってます。例えば、1つのプランは、値段を少し高めにする代わりにコンテンツを全部見れるような設定にして頂いたり、反対に少し安めの金額で設定して頂いた分、決まったコンテンツだけを見れるようにするという調整ができるようになっております。ぜひ、どんなプランがいいのかを考えて頂ければと思います。
まとめ
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まとめますと、メンバーシップは月額課金型のコミュニティを運営できる場で、限定投稿、記事やマガジンの紐付け、掲示板作成、複数プランの設定ができるようなものとなっています。
2-2 手数料について
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次に、具体的な手数料についてのご案内です。メンバーシップの売り上げの総額から事務手数料5パーセント、プラットフォーム利用料10パーセント、振り込みにかかる手数料270円を差し引いた金額を皆様に振り込みをさせて頂きます。なお、メンバーシップはクレジット決済のみとなっております。
以上、機能を私からお話したんですけれども、言葉だけでは分かりずらいと思いますので、実際のデモ画面をお見せしたいと思います。浅子さん、こちら写して頂いてもよろしいでしょうか。
2-3 開発中の画面の紹介
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(浅子拓耶) はい。では、僕の方から実際に今開発している画面をお見せしようと思います。来月くらいまで、ガシガシと開発を続けていこうと思っています。まだ作っている途中ということで、皆さんが実際に使う時には画面が変わっている可能性もあるので、その点だけご了承ください。
(雨宮大和のひとりごと)
実際の画面を見せてくれるなんて、貴重ですね。
まずは、参加者からどんな画面が見えるかをお見せします。デモ用と書いてありますが、メンバーシップのタイトルがあって、これがどんな風なコミュニティなのか、どんな活動方針か、どんな人に来てほしいのか、というところをご自身で自由に入力できるようになっています。
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先ほど、高越さんからご説明があった通り、プランを複数設定できます。今回僕はですね、写真家という前提で、自分が写真家としてコミュニティを形成するとしたらどういうのが良いかを考えてきています。
まず、初めての方向けの「お試しプラン」と記事読み放題の「スタンダードプラン」、1対1のオンラインのレタッチレッスン付きで、かつ過去に公開した有料記事を全部読めますよという「スペシャルプラン」の3つを作ってみてます。
100円、500円、1280円というように値段を設定しています。ちょっと参加してみたい人が入りやすくなっており、プラスで特典を受け取りたいです、1対1でレッスンを受けたいです、みたいな人がプラスでお金を払って参加できるようなプランを作ってみています。
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メンバーシップ内でどんな掲示板の投稿があるかや、どんな風な記事が特典として付いているかが見られるような画面があります。
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ここからは、実際に参加したら見られる画面をお見せしていきます。サークルをすでに運営して頂いている方には、馴染みのある画面だと思うんですけれど、掲示板がありますね。「まずはじめに、わいわいカメラ部ってこんなところですよ」という掲示板があります。これに対してスキを押したりとか、コメントが入力できるようになっています。また、画像を添付することも可能です。なので、写真やイラストなどの用途でもご活用頂けると思います。
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掲示板の内容は、メンバー全員に公開することもできるし、メンバーじゃないnoteユーザー全員に見れるようにもできます。また、特定のプランだけに見せたい場合は、「プラン限定公開」を選ぶこともできます。例えば、「スペシャルプラン」のメンバーだけに掲示板を見せることも可能です。
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次に、このメンバーシップに紐づいている記事をこんな感じで見ることができます。
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noteをすでにご利用いただいている方はよくご存知の機能かと思いますが、マガジンをメンバーシップの特典に付与することもできるので、どんなマガジンがメンバーシップに紐づいていますかを見ることもできます。
ちょっと細かいところは開発中なので、もう少しお待ち頂ければと思います。
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noteのエディタの公開設定の画面で「この記事をメンバシップに追加するかどうか」を選べるようになっています。先ほどお見せした「お試しプラン」「スタンダードプラン」「スペシャルプラン」「メンバー全員に公開」のどれに追加するかを選んで、試し読みエリアを設定して頂けると、メンバーシップに紐付けた記事が公開できるようになっています。
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記事の一覧からメンバーシップに追加することもできるようになっております。
(雨宮大和のコメント) 無料エリアの設定ができるので、メンバーシップに入っていない人でも無料部分を読むことができます。まだ会員になっていない人にメンバーシップに入ってもらえるきっかけを作ることができますね。
2-4 メンバーシップの利点
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(高越温子) 浅子さん、ありがとうございました。ということで、このパートのまとめです。メンバーシップを使うとどんないいことがあるのかを簡単にお伝えできればと思います。
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「新たなファンと出会いやすく、収益化しやすい」ところがあると思います。noteはありがたいことに、会員数500万人を突破しておりまして、様々な方にご利用頂いています。そんなプラットフォームで皆さんの創作を発表して頂けることで、新しいファンの方にもより出会って頂きやすいと考えています。
そして、その下に書いてある「特設ページ」が今まさに絶賛検討中なのですが、せっかく皆さんに始めて頂いたからには最大限創作を応援させて頂きたいと思っております。皆さんのメンバーシップを紹介できるようなページのご用意などもしていきたいと思っております。ですので、皆さんが発信したいことをメンバーシップで届けて頂ければと思います。
第3章 メンバーシップの活用方法
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ここからは、ディレクターの志村さんにバトンタッチをして、具体的な活用方法について事例とともにご紹介いただきたいと思います。志村さん、よろしくお願いします。
(志村優衣) ここからは私、志村がメンバーシップを使ってどんな風な活用ができるのかというアイデアをお話していきたいと思います。
すでにnoteの定期購読マガジンやサークルの機能を使って頂いているクリエイターさんの事例のご紹介や他にもこんな使い方ができるんじゃないかというアイデアについて話していきたいと思っております。
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大きく分けて6つのパターンに分けてお話していく予定です。でも、ここでお話するのは活用アイデアの一部だと思っております。今日ご紹介しきれていない活用方法がたくさんあると思いますし、私たちが思いついていないアイデアもたくさんあると思っております。
ぜひ今日のお話を聞きながら、「私ならこんな使い方ができるかなぁ」というようなアイデアを膨らませて頂けたら嬉しいです。
3-1 コンテンツを収益化したい
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こちら皆さんが一番イメージしやすい使い方かと思います。「コンテンツを有料で販売、収益化する」というものです。現在、noteに定期購読マガジンやサークルを使って、すでに様々なジャンルのクリエイターさんがコンテンツの販売を行なっております。
でも、やり方は様々あると思っております。さらにそこから、いくつかのパターンに分けてご紹介をしていきます。
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最初の事例は、「すでに完成したコンテンツを販売する」というものです。例えば、漫画家のしたら領さん。『ティラノ部長』や『眠れないオオカミ』という漫画で人気の漫画家さんで、noteの定期購読マガジンを使って漫画の連載をされています。連載は終わってしまったんですけれど、人気漫画の『ティラノ部長』を連載していた時は、インスタなど他のメディアで公開する前に、定期購読マガジンの読者向けに先に見せる「先出し」をされていました。また最近は、新しい創作の連載を始めたり、「今日の原稿の進捗」を報告したり、日記を漫画で書いたり、たくさんの漫画を掲載されています。したらさんの最新の作品も読めるし、頭の中も分かる、創作の本拠地のような使い方をして頂いている事例になります。
次に、作家の上田聡子さんです。上田さんのnoteでは、無料で小説やエッセイなどを掲載しておりました。最近、テーマを決めてエッセイを連載する定期購読マガジンを始められました。テーマを3つに絞って、「このテーマで書いていく」と宣言をされていて、ご自身の雑誌メディアのような形でエッセイを掲載されています。ふだん小説を書いている方がnoteの場所では別の創作にチャレンジするというような使い方をされています。
評論家の宇野常寛さんは、話題の映画やドラマなどの評論や時事の批評などをnoteに連載されています。話題の映画やドラマの評論って、雑誌とかメディアとかに連載の場所があると思うのですが、ご自身のnoteだと観たその日に書けて、その場で拡散できます。なので、ネットならではの使い方だと思っております。
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次も同じく完成したコンテンツを販売されている事例です。こちらは、ビジネス系の事例を紹介したいと思います。
「アプリマーケティング研究所」さんは、スマホのアプリのサービス運営や開発などに関わる人をターゲットにスマホアプリの事例や開発者のインタビューなどを連載されています。見出し画像もしっかりと作っており、まさにビジネスメディアです。noteではブログのように個人で使うこともできますし、メディア的にしっかりと運営をして収益をあげていくような使い方もできます。
料理家のScalesさんは、オリジナルのレシピを定期購読マガジンを使って連載されています。レシピには解説やレシピにまつわるコラムも添えられています。料理を作るのも楽しいですし、コラムを読むのも楽しめるマガジンとなっています。
また、noteでは音声データを販売することもできます。ミュージシャンの方が音楽を販売したりとか、ラジオのようなトーク音源を配信することができます。もちろん、写真やイラストなどの画像のデータやテキストも販売できますので、様々なジャンルのクリエイターさんにお使い頂けると思っております。
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つづいては、こちらです。先ほどは、既に完成したコンテンツを楽しんでもらう使い方をご紹介しましたが、他にも制作の過程をファン向けに公開して、創作の過程を応援したり、楽しんでもらう使い方もできると思っております。
ツイッターで漫画を連載して人気のざく ざくろさんは、ツイッターで無料公開されている漫画が待ちきれない人向けにマガジンで先読みできるようにしています。また、作品作りの裏側、ざくろさんの頭の中を見せるような形の使い方もされています。
漫画家の山科ティナさんは、完成させる前にお蔵入りになってしまった作品のネームをマガジンの読者限定で公開しています。なかなかメディアには出てこない、ここでしか見られないものはファンにとって、すごく嬉しい作品ですよね。
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コンテンツ掲載に加えて、メンバーシップでは掲示板もあわせて活用できます。ここでは、掲示板でファンとのコミュニケーションもセットで行っている事例をご紹介します。
漫画家の小山コータローさんは、サークルを使って、ここでしか読めない漫画を掲載されています。また同時に、掲示板でファンから感想をもらったり、ファンとコミュニケーションを取ったりされています。作家さんと直接お話ができるのはファンにとってすごく嬉しいことです。小山さんのサークルを見ていて、そう思います。
他にも、活用アイデアとしては、例えば完成前の作品を投稿してファンから先に感想をもらって、それを元にブラッシュアップしていく使い方もできると思います。また、ファン同士で物語の展開を予想してもらったり、「こんな作品を読んでみたい」という意見を掲示板で募集して、ファンの意見を作品に取り入れていくこともできます。
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コンテンツを販売すると聞くと、漫画や小説をイメージする方が多いと思います。しかし、専門的なスキルや経験も立派なコンテンツだと思っております。
例えば、カメラマンの須田卓馬さんは、ご自身が撮影した写真を事例にライティング(照明)の方法や「どういう意図でその照明を選んだのか」などを解説する定期購読マガジンを運営されています。
会社員の安斎恭市さんは、ご自身のキャリアの経験を基に、読者からキャリアや転職にまつわる相談を受け、マガジンを通じて読者全体に向けてアドバイスをしていく活用方法をされています。
自分では当たり前だと思っているスキルや経験が他の人にとっては、実はすごく価値のあるものだったりします。「私はお金もらえるコンテンツは無いなぁ」と思っている方もぜひ一度、自分のできることを棚卸ししてみるのは、いかがかでしょうか。
3-2 ファンだけに情報を届けたい
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すでに自分の活動を応援してくれるファンがいる方は、メンバーシップを通じてファン向けに情報を届けることができると思います。
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例えば、ファンクラブの会報誌をイメージして頂くと分かりやすいかもしれません。
ミュージシャンのAwesome City Clubさんは、オフショットを公開したり、定期購読マガジンの購読者向けにライブの先行チケットの案内もされています。まさにファンクラブのような使い方ですよね。
また、メンバーシップは会員だけのクローズドな場所なので、ファンだけに見せたい日記のようなプライベートな情報を公開する場にしたり、メンバー向けのオフ会の案内をして開催することもできると思っております。
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情報を一方的に届けるだけではなく、ファンと双方向的なコミュニケーションを取ることもできます。
人気ポッドキャストの「ドングリFM」さんは、サークルを入り口として、FacebookやSlackという外部のツールと連携し、ファンが集まるコミュニティを作っております。ファン同士が話すことのできる場も提供しています。
また、会員だけのイベントを開催したり、ファン同士が自分の推しのコンテンツやメンバーについて語り合う場所を提供するのもすごくオススメです。
3-3 活動を応援してほしい
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先ほどの「ファンのだけに情報を届けたい」と似ているのですが、こちらは、ファンが活動に参加できるような事例を紹介します。
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例えば、北海道にある下川町が運営しているシモカワベアーズラボという事例なんですけれども、こちらは下川町の住民以外の方向けのオンラインコミュニティをnoteを使って運営されています。毎月オンラインミーティングを開催して、下川町に興味のある方が下川町について語り合ったり、下川町で今どんなことが行われているのかを発信したりされています。
また、自治体以外でも、NPOやボランティアなどの活動の発信にも使えると思います。さらに、新商品や新規プロジェクトの立ち上げの過程を発信するというような活用もできると思っております。
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こちらは、趣味に寄った事例です。好きなもので繋がる仲間を見つけることができます。
例えば、カレー哲学さんは、カレー好きの仲間とシェアハウスで暮らしているのですが、そのシェアハウスでの活動の様子を発信したり、シェアハウスの住人の募集も先週されていらっしゃいました。
他にも、バードウォッチング、野鳥愛好会であったりとか、自分が好きなものについて発信して一緒に取り組む仲間を探したり、美味しい飲食店の情報をシェアして一緒にご飯に行くみたいなサークル的な活動とかをしていく場所にも使えると思っております。
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参加者の皆さんと何か一緒にプロジェクトを成し遂げるみたいなことでも使えるかなと思っております。
例えば、新商品を共同で開発するプロジェクトを運営してみたり、仲間を見つけて出資も募って映画を制作したりというような「自分のやりかたいことを起点にお金と資金と仲間を見つける」ことにもご活用頂けそうです。
3-4 データを配布したい
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少し視点は変わるのですが、データを配布することもできます。noteでは、色々な形式のデータをアップロードすることができて、メンバー向けに配布することできます。
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例えば、クリエイターの白水 桃花さんは、スマホやパソコンの壁紙データを画像で配布されています。
また、同じくイラストレーターのナポリさんもSNSのアイコンなどに使えるイラストを配布したりしています。
デザイナーのイラレ職人 コロさんは、Illustratorというデザイン制作などに用いるソフトのテクニックやサンプルデータを配布したりされています。購入した人は、サンプルデータを加工してご自身のデザインに役立てることができる使い方をされています。
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アナリストの企業データが使えるノートさんは、企業分析をまとめたExcelファイルを配布しています。
Yuji Tsuburayaさんは、Notionというデータベースを使ってタスク管理ができるアプリのテンプレートを配布しています。
このような人の手間や労力を省くことができるような「データ」とか「テンプレート」って、めちゃくちゃ需要があると思います。自分のスキルで何か人に役に立てるものがないかを考えてみるのもオススメです。
3-5 セミナーを公開したい
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仕事とかスキルアップに役立つようなセミナーや趣味の領域の集まりやイベントを開催することにも活用いただけます。
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ドラマなどのプロデューサーなどをされている たちばな やすひとさんは、ドラマや映画、小説などの作品作りに役立つ話をオンラインでサークルを通じて開催されています。また、その告知をサークルの掲示板で行ったり、サークルのメンバー同士で一緒に一つの作品を作ることにも挑戦されていました。
他にも、参加者から相談を受けてレクチャーをするような双方向性のオンラインコンサルや相談会にも活用できるかと思います。また、「一緒に英語の勉強がんばりましょう」というような、コミュニティを運営することにも使えると思っております。
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編集者の佐渡島庸平さんは、毎月課題図書について語り合う読書会をサークルで開催されております。サークルの掲示板でその月の課題図書を告知して、読書会はオンラインで行うという使い方をされています。
他にも、写真であったり、短歌であったり、自分の好きな創作活動の仲間を見つけて、一緒に取り組むことに向いております。
3-6 リピーター向けの特典を提供したい
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こちらは、お店や企業さん、あと文化施設などの活用方法のイメージとして分かりやすいものかなと思います。
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例えば、歌人の枡野浩一さんは、ご自身の仕事場かつ人が集まれる場所でもある「枡野書店」を運営されております。サークルでは3つのプランを分けて、価格が上がるごとに大きいリターンを設定されております。5千円のプランでは本棚の一角で自分の本が販売できる権利だったり、1万円のプランではイベントが企画できるというように、段階的にリターンを設定しております。
渋谷でNiruという飲食店を経営されている 佐保秀郁 さんは、サークルのメンバーには最初のドリンク1杯が無料で飲める特典を還元されています。サークルに入っている画面を見せることで、お店の方が管理できるようになっています。
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お店ではなく、企業の方もユーザーコミュニケーションに活用できると思います。
例えば、新しいアプリを開発した時に限定のクーポンを配布して、それを使ったユーザーさんから感想などを募ったりできます。また、試供品をメンバーに配布したり、企業のファンコミュニティの運営をしたりというような活用のアイデアもあるかと思います。
ここまでたくさんの事例を紹介しましたが、あくまでアイデアの一部にすぎないと思っております。なので、クリエイターの皆さんがやりたい事や出来る事、ファンや応援してくれる方が求めているだろう事などを基に皆さんらしい使い方を楽しんで頂けたらと思っております。
では、ここで私からの事例紹介は終わりで、高越さんに戻したいと思います。
(高越温子) 志村さん、事例のご紹介ありがとうございました。本当に多種多様な使い方ができるんだなぁと実感して、私もすごくワクワクしながら聞いておりました。
第4章 noteメンバーシップをはじめるまで
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(高越温子) メンバーシップをはじめるまでのステップについてご案内させて頂きます。
4-1 はじめる前にやっておきたいこと
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はじめる前にやって頂きたいことが4つあります。上から順にご紹介させて頂きます。
① メンバーシップ内容の決定
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「誰に」「なにを」「どうやって」とどけるかを考えて頂ければと思います。言ってしまうのは簡単なんですけど、なかなか考えるのも大変な部分があるかと思います。こちらに参考のnoteや6/30に実施をするイベントなども記載をしておりますので、もしよろしければ参考にして頂きながら、こちらのテーマを考えて頂ければと思います。
(参考記事)
(雨宮大和のひとりごと) 加筆され、タイトルも一新されています。なので、スライドにある記事のタイトルとは異なるので、ご注意ください。
② noteアカウントの整備
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つづいて、noteアカウントの整備です。おそらく、本日ご参加の皆さまの中には、noteをされている方もされていない方もいらっしゃるかと思います。
ぜひ、はじめに、自己紹介記事を書いてみてください。皆さんがどんな方なのか、どんな考えを持って発信をされているのかが分かると、メンバーシップをいざ始めた時に、入るかどうかを決める大事な材料になると思います。オススメです。
もし、どうやってやればいいか悩まれる方がいらっしゃいましたが、noteをはじめた方向けの動画もご用意しておりますので、ぜひご活用頂ければと思います。
▶︎ 動画
③ ほかの活動場所からの誘導
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つづいて、ほかの活動場所からの誘導です。皆さん、note意外にも様々なSNSを使っていらっしゃると思います。YouTubeやツイッター、TikTokなど既に使っているものにぜひnoteのリンクを付けてみてください。
そして、メンバーシップを開設したタイミングは、周りからも注目される機会だと思います。他のSNSと連動したコラボの企画を作ってみたり、何かをお披露目するイベントを作ったりすることも非常にオススメです。
④ 申請前にプランを発信して、感触を知ろう
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最後です。申請前にプランを発信して、感触を知りましょう。メンバーシップは事前に申請をして、通った方に始めて頂くものになっています。実際に、皆さんがやりたいと思っている事とファンや仲間の方が知りたいと思っていることをより近づいけて頂くと、たくさんの人に参加して頂けるかと思います。
ぜひツイッターやnoteなどで「自分はこんなことを発信して、お値段はこのくらいにしようと思っているけど、どうかな」と気軽にシェアしてみてください。どんな物が受け入れられるかを探って頂くと、スタートダッシュが切りやすくなるかと思います。
また、ハッシュタグ「#noteメンバーシップ」を付けて頂けたら、我々運営チームも見にいきたいと思っていますので、今後の投稿を楽しみにしております。
(雨宮大和のひとりごと)
運営チームの熱量が伝わってきて、こちらもやる気が出ます。
4-2 メンバーシップをはじめよう!
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さあ、これで始まる準備が揃いました。では、実際に初めていくときのスケジュールやステップについてご案内します。
① オープン日
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これは、今日初出しの情報になります。メンバーシップは、7/1に事前審査の開始となります。そして、実際にご利用頂くのは、7/13〜を予定しております。
審査に申し込みをして頂いた方から先着順で行なっていきますので、出来るだけ早く審査に参加して頂けると、13日のリリース日からよりスムーズにご活用頂けると思います。
② 申請申し込み
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つづいて、審査の内容についてです。審査で教えて頂きたい情報は大きく分けて、2つあります。
まず1つ目がメンバーシップに関する情報です。メンバーシップの名前や運営タイプ、プランの内容、どんなジャンルのものなのかというカテゴリを教えて頂ければと思います。
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2つ目です。具体的に設定して頂くプランについても内容を記載して頂くところがございます。設定して頂く画像であったり、プランの説明、値段、プランに紐づける特典を事前に申請して頂きます。
特に注意して頂きたいのは、プランの価格については後から変更ができないので、審査をして頂く段階で考えて頂ければと思います。
③ 画像について
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さっそく準備を始めたい方向けに、画像についてもご紹介します。メンバーシップで表示ができる画像が2つあります。
まず1つがメンバーシップ全体の画像です。右側の表示例に書いている通り、2つあります。大きさとしては、横1280 縦670pxで作ってください。トップページには、縦が216pxでトリミングされた状態で表示されますので、それを踏まえた上で画像をご用意して頂ければと思います。
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プランを設定して頂く時の画像もございます。こちらは、(上記の)表示サイズで作って頂けると綺麗に写りますので、どういう風な画像にしようかと考えながら、準備を進めて頂ければと思います。
④ キャンペーンについて
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ここでもう一つ、いいお知らせをさせて頂きます。
ぜひ始めて頂く皆さんを最大限応援させて頂きたいという気持ちで、流通総額1億円の手数料0円キャンペーンをさせて頂きます。
具体的には、スライドの右側に記載の通りです。プラットフォーム利用料と事務手数料が無料になるキャンペーンです。期間としては、流通総額1億円に達した段階で終了となりますので、早く始めて頂ければ、キャンペーンに参加できる確率が高くなるというものになっております。ぜひ、皆様にこちらをご活用して頂けたらと思っておりますので、ご準備を一緒に進めていければと思います。
第5章 質疑応答
質疑応答に関しては、すでにnote編集部の分かりやすく記事が出ていました。こちらをご覧ください。
第6章 「いま」と「これから」
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(浅子拓耶) 私の方から、「メンバーシップの”いま”と”これから”」についてお話させて頂きたいと思います。
6-1 はじめやすく、つづけやすくする機能
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まず最初に、皆さんがメンバーシップをはじめやすく、よりつづけやすくする状態を作らないと、「はじめたけど人が来ない」とか「はじめて稼ぎたいと思ったけど、稼げない」みたいな感じになると、つづけていくのが辛くなるかと思います。なので、はじめやすく、はじめた人がつづけやすく、出来るだけ多くの人に関わりがある機能を充実させようと考えています。
6-2 機能拡充や特典の追加
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多様なクリエイターに向けた機能拡充や特典を追加していきます。内容がふわっとしている感じですけど、色んな使い方をご意見頂いたりしているのを見るだけでも、かなり多種多様な使い方をされる想定を伺えます。
例えば、初月無料機能を付けたいですとか、クーポンを配布したいですとか、画像や動画をより本格的にアップしていきたいですとか、ご意見たくさんあるかと思います。中長期的には、そういったものを出来るだけ拾っていきたいと思っております。
「こういう使えると、もっと便利になるんだけどなあ」ということがあれば、いつでもご意見をお寄せ頂けると、何らかの形で回答できるかと思います。ご意見お待ちしております。
6-3 一緒につくっていきましょう!
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今ご説明した通り、メンバーシップはまだ出来ない事もたくさんあるような状態になっています。7/13リリースとお伝えした通りで、まだまだこれから始まっていくサービスなので、「正直ちょっと使いにくいなぁ」とか「もうちょっとここに手が届くと嬉しいんだけどなぁ」みたいなことがおそらくあると思います。
僕らとしては、皆さんの創作活動を後押しするような仕組みとして、メンバーシップであったり、noteを使って頂きたいと思っているので、みなさんのご意見やコメントはすごく歓迎しています。
僕も今、noteのメンバーシップのハッシュタグが付いているツイートとかnoteの記事を全部読んでいます。皆さん声がメンバーシップやnoteを良くしていくことにつながっていきますので、ぜひ一緒に作っていけると嬉しいなぁと思っています。引き続き、色々なコメントやご意見を
お持ちしておりますので、よろしくお願いします。
(雨宮大和のひとりごと)
全部読んでるなんて、スゴすぎます。
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(高越温子) 浅子さん、ありがとうございました。皆さんのご意見、ご要望をたくさんお寄せ頂ければと思います。
それでは、みなさま、最後までご参加頂いてありがとうございました。皆さんから頂いた声をもとに、さらに良いものにしていきたいと思いますので、これからもnoteとメンバーシップをどうぞよろしくお願い致します。
本日は、ありがとうございました。
第7章 おわり!!
というわけで、今回の記事は『noteメンバーシップ説明会を再現してみた」でした。1万字を超えるかなりの長文記事でしたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
▶︎ 次に読むなら
僕の過去の記事を紹介させてください。この記事は、noteの機能や魅力、創作をつづけていくコツについて書きました。初めて書いたのが2020年で、2021年にも書いて、2022年の今年は、更なるバージョンアップをしました。noteを普段書いている人にも読んでほしいし、もし周りのご家族や友人でnoteに興味持っている人がいれば、ぜひ紹介してほしい渾身の記事です。暇な時にどうぞ。
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