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「キレイ」と言われれば、なんだか背筋を伸ばしたくなる。

※10分間で書く、下書き・推敲なしのぶっつけ本番エッセイ。毎日更新23日目※

昨日は、結婚式のヘアメイクの予行?ということで、ヘアメイクアーティスト(という呼び方でいいのかな?)の方のもとにお邪魔した。ドイツでは結婚式は全部自力手配なので、自分で探してアポを取り、その人のところに行かなきゃいけない。当日は家まで来てくれるけど(交通費上乗せ)。

でも、すごく心配だった。わたし、ザ・アジア人顔だから。ドイツ女性がよくやるキリッとした顔になったらどうしよ〜。髪も太くて硬いから、ブロンド系の人とは勝手がちがうだろうしなぁ〜。なんていろいろ思ってて。

一応、写真を何枚かもっていって、「ものすごくナチュラルな感じで!」と言って、お願いした。

とても優しくて、おしゃべり上手で、丁寧で、物腰のやわらかい人で、本当に、ものすごくナチュラルにしてくれた。そこから、眉毛とか唇の色とか、ちょっとずつ加えて調整。いい感じだ!!

髪の毛はちょっと太巻きすぎかなぁと思ったから、本番はもう少し細巻きでお願いしよう。ドイツの女性の多くは髪が細くて少ないから、太く巻いてボリュームを出すのが一般的なのかもしれない。でも日本人のわたしがやったら、一昔前の成金みたいに見えるから……。

とかなんとか言いつつ、基本的には大満足! そのままドレス屋さんに行って、サイズチェック(これも自力手配なので、自分で行く)。

「あら素敵! 予行してきたの?」
「キレイですね〜」

なんて言われて、ウェディングドレス着て、ちょっとご機嫌。

そのあと髪飾りを探して街を歩いたんだけど、お店でも「結婚式の髪飾り探してて。今日予行してきたんで、この髪型なんですけど」と言えば、「とてもキレイですね!」ってみんな言ってくれる。

あ、自分キレイ自慢じゃなくて。ただ、みんなが、わたしのことをキレイって言ってくれるの、めちゃくちゃ気持ちいいなって。当然だけど、やっぱり改めてうれしいものなの。

でね、そう言われると、なんか、背筋をピンとのばして、人に優しくしたいな、優雅に振舞いたいな、なんて思ったりもしてね。

せっかくキレイにしてもらったんだから、堂々と歩きたいし、電車ではおばあさんに席を譲りたいし、笑顔でいたい。だって、背筋丸めて下を向いてむすっとしてたら、もったいないじゃない。せっかく「キレイ」な状態なんだから!

オシャレって、それをするだけで自信になる。こうありたい、と思う自分でいようという気持ちになる。

ふだんはたいして化粧もしないし、ドイツでは服装にもまったく気を使わないけど、たまにはちゃんとキレイな格好して、「素敵な自分」の時間を楽しむのもいいなぁ、なんて思ったよ。

じゃあ、またあしたね。

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