けのびのコツ

水中で人は浮くことができる
だけど、それは体に余計な力が入っていない時。

足掻けば足掻くほど人は溺れる

小学生の時、水泳の授業でけのびができなかった。
当時の僕は水が怖くて嫌いだったから
水泳なんて苦痛でしかなかった
けのびはもちろん、クロールや平泳もできなかった
だから、いつも先生に手を引っ張ってもらって
何とか乗り切っていたのを思い出した

だけどある時友達にゴーグルを貸してもらってからは
変わった。
水中が見える!
今まではゴーグルなしで水中で目が開けられなかったから、水中が怖くて仕方なかった。
だけど、ゴーグルをつければその恐怖が無くなっていった。
恐怖・不安が体を重くして、水に浮くことができなかった。

けど、今でも生活している中で溺れている瞬間が
いくつもある。
余計な事を考えてしまって、自分の肩を重くして自分で自分を動けなくしてしまう。
溺れている。

昔失敗したから、またうまくいかない
自分のせいで相手の機嫌を悪くしてしまったから嫌われたのだろう
自分には価値がない
自分はひとりぼっちだ

すべて自分が作り出した妄想であり、
ほとんど事実ではないことが多いし勘違いもある

だけどそうやって自分が作り出した妄想で、
信じられないくらい身体を重くして、やがてその重さが雰囲気となって現れてしまう

自分で溺れに行くなんてなんてくだらねぇ
クソみたいだな全く
余計な事を考えてるから進まないんだろ
さっさとやる事やんな

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