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アダルトチルドレンの私が心がけていること 〜自分に関心を持ち続ける

ふと気づくと自分が支援している人たちのことを考えている。
自分はどうすべきだったかどうすべきかと考えてたりもする。

そして時々思う。
私は小さいときから、周りの人たちのことを、特に自分の親のことをいつも考えていた。それから自分はどうすべきか、という順番。まず周り。それから自分。自分はいつも最後だった。

仕事をするようになって、いつも考えていた対象が、親から支援する人に置き換わっただけだから、負担が増えた感じもなかった。いつもの慣れたことをやっているだけだった。

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この前提がそもそも歪んでいる。
そう知ったのは、大人になってから。支援者になってからだった。

周りのことを先に考えるというのは、大人のやることで子ども時代の最初からやることではない。つまり子どものときに子どもでなかった。
そう、私はアダルトチルドレンだった。

この考えを知ったのはもう昔のことだけど、知った時はショックというより新鮮だった。
親って子どもを優先してくれるの?話を聞いてくれるの?そんな感じだった。

親戚付き合いがかなりあったので、いくつか親戚の家に泊まりに私ひとりで行くことが小さい頃度々あった。親戚のおじさんおばさん達は私のことを色々関心持って聞いてくれて、とても居心地がよかった。でもそれは私がお客さんだからよくしてくれてると思っていた。

アダルトチルドレンを知ってから、当時のことを振り返ってみたら、よく泊まった先の子どもも自分の親から関心を持って話を聞いてもらっていた。別にお客さんの私が特別扱いされていたってわけではなかった。

自分はアダルトチルドレンだった、と分かっても、育ちの癖、生きグセみたいなものを変えていくのはそう容易ではない。人間慣れたことの方が安心だし楽だ。

しかも支援することが仕事ともなれば、癖はそのまま活用できるスキルにもなってしまうから、相当意識を持ち続けないと、自ら変えていこうという機会はなかなかやってこない。

では変えなくていいのでは?そんな声も聞こえそうだ。
でも、そこはどの角度から考えても何度考えてもノーだ。

自分が周りからもそして自分からも関心を持たれず後回しにされる時間が増えていくと、時々イライラしたりなんとなく寂しがりだったり落ち込んだり。そんな自分が顔を出す。関心持ってよ、声を聞いてよ、というサイン。

サインは突然やってくる。
通知バッジをオフにしなくちゃと思ったときもそうだった。
通知バッジに普通に反応している周りを基準にして行動し続けたから、自分のサインに気づくのが遅れた。

私のように、自分の気持ちを後回しにしがちな人は、そもそもその癖がついているし、嫌だ、もっと私にも関心持ってよ、というサインにも気づきにくい。結局周囲の空気や期待にすぐ反応して、自分の気持ちとは真逆の行動をしてしまうことだってある。

状況を改善するには、例えば通知バッジならまずはオフにするといったように、目に飛び込んでくる環境を変えるのが早い。

それほど嫌なら通知は無視すれば?
そんな風に言い放ってくれる、太っ腹でどっしりした自分はいつも成長途中だから、簡単には登場してくれないのだ。

サインがくるまで自分の心の叫びに気が付かなかったようなことにならないように、いつも自分に関心を持てているのが理想なんだけど…忙しいとたまに忘れている。

長年の生きグセだもの。焦らない焦らない。
とりあえず今回はリマインドのためにnoteには書いておこう。

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