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「本当にそれでいいの?」 と自分に問う。手間と無駄は紙一重な話。


noteの投稿めちゃめちゃ久しぶりだわー。

こないだ会った人にnoteは毎日投稿しないと反応ないよと言われたのでごくごくライトにやっていきたいと思います。


その割にはわりと重めのお題、、、。
でもこの問いに答え続けることで結構、毎日充実した感じになるんです。

ことの発端は今日は私の作ったジュエリーを買ってくれた方に発送の準備をしていたのです。
そこそこお値段もするものなので、箱もいいものないかなーと業者探してたんですけど、ないんですよ。

いわゆる薄紙につつんだ上に小さい巾着袋に入れるんですけど、それはロゴをいれてあるのでまだしも、それを入れる箱が問題。

だいたい皆さんジュエリーの紙箱って捨ててませんか?
ジュエリーってやっぱり受け取った時が一番ドキドキすると思うのですよね。

その一瞬のために労力と時間とお金を使ってでもお客さんのワクワクの時間を作りたいと私は思うわけです。でもどうせなら、ただの箱、ただの袋じゃなく愛着をもってもらえるものにしたいと思ってるんです。


で、今回は結局、自作でカルトナージュして作りました。
(カルトナージュは自分で調べてね。)
結果、めちゃ手間かかる。金かかる。

もとはうちの近くにある包装グッズやさんに箱買いに行ったはずなのに
材料買って帰った私。



で、まぁ、思ったとおりとまではいかなくとも、それらしい箱はある。
まぁ、じゃ、これでいいかな〜、、、とレジまで行って、、、、



「本当にそれでいいの?」


でました。不意打ちで湧きあがる魂の声。

最近、年取ったせいか、本当になにごとも一期一会だと思うんですよね。

このお客さんも私の作ったものを見るのがこれが最初で最後かもしれない。
と思うわけです。

ちなみに選んだ箱も決して安物とかデザインも量産のようなものじゃないです。でも、やはり自分の中で、せっかくここまでこだわって作ったのに、
「私の表現したい世界に、この箱はふさわしいのか?
これで私の想いはお客さんに届くのか?」

て思ってしまうわけです。

ややこしいやつですね〜〜〜
でも大事だと思うんですよね〜〜〜

となると、もう作るしかなくなるんですよね(ここらへんは人による)。
ちなみにこの時の私の気持ちはこんな感じです↓


「でたでた、このめんどくさい自分。きっと時間かかるよなー。作れんのかなー。ほとほと、いやになるぜ、このこだわり体質め!
しかし、この問いがでた以上は向き合うしかねーな。ちっ。」

って感じです。
正直、この最後までこだわり抜かないと気持ち悪い性格ってのは最近に始まったことじゃないです。
中学生の時も夜中にどうしてもショートケーキが食べたくなって冷蔵庫をあけたら、たまたま生クリームといちごがあったので、夜中の1時から作り始めて4時に完成。私は食べずに爆睡して、母が朝起置きて冷蔵庫を開けるとパティシエばりのホールケーキがあることに仰天。
コンビニのケーキで妥協できないくせに、食べずに寝るというオチ。

みたいな話。



の、割には、そこまで器用でもないし、几帳面でもない。
だから時間も手間もかかる。

ちなみにこういったことを話すと時々、
「すごい、手間かけてえらいね〜(冷ややかに)」
「なんかめんどくない?無駄じゃない?」

てなこと言われます。はい、わかってます。
これ、毎回やってるわけじゃないです。
問いが出たときだけ。

でも、手間や無駄を省くのって、ビジネス的にはいいことっぽくされてるけど、ものを作る人間としてそのマインドでいいのか?って思います。
手間と無駄って紙一重だと思いませんか?

あと実感として、手間をかけたものは確実にものにパワーが宿る。
そしてそれを受け取った人もそれがわかる。
最近、「氣」について思うところがあり、
なまじ、お母さんの手料理が元気になるってのは気持ちだけではなくて科学的根拠があるんじゃないか?って思うんです。

だから手間をかけたものってのはそれだけ相手に届くものが多いと思うのです。私が作ってるものは薄利多売じゃないので、お客様もぽんと出す金額ではないです。

コロナのような時期に手渡しや直にお会いできない分、それ相応のかたちで受け取ってほしいという思いがこういうこだわりにつながるのかなぁとも思います。

生きていく上で認めていいめんどくささと流しちゃいけないめんどくささってのがあるのかもしれない。
私はちょっと前までは結構、ま、いっかで、流しちゃいけないものも流していたような気がします。
自分が大事にしたいものをとことん大事にして育てていくのは人生を楽しむ秘訣かもしれないですね。


というわけで、さんざんてこずった荷物をこれから発送してきます。


まちこし


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