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こどもが泣いてるねぇ。お母さん、大変だよねぇ。

娘は気が向いたら好きな番組のビデオ予約をしているようだ。

自分の好きな番組だけじゃなく、私のためにもビデオ予約をしてくれる。

「こどもが泣いてるねぇ。お母さん、大変だよねぇ。」なんて言いながら、「まいにちスクスク」というEテレの番組を連ドラ予約してました。。

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今日は溜まりに溜まった「まいにちスクスク」を一気見。5分の短い番組のなかに大切なメッセージが凝縮されてる。

(よく見てみると、「すくすく子育て」という番組まで連ドラ予約されていた!)

発達心理学の大日向雅美先生のアドバイスは新しい視野を与えて下さいます。

子供はかわいいはずでしょ。
お母さんは育児の適性を持っているでしょ。
その大前提がおかしかったんだって思った方がいいと思います。
「疲れるのよね」ということをまずお母さん自身が自信を持って認めて欲しい。
1番多い声が「子供と一緒にいる時間を楽しめない私は母親失格」と思って、ご自分を責める。
これが1番多くて1番だめな対処法なんです。
子供は確かに可愛いです。でも手間かかるし朝から晩までまとわりつかれてほっとする時間が持てない。
これは人としての基本的欲求が満たされていないって言う事ですから、これは誰だって苛立つんだ。むしろ、そこに苛立つと言う事は、「私は人間として安全な場所、息を吸うように自分の命を守ると言う欲求はちゃんと持てる人間なんだ」ってそこで自信を持って欲しいです。
本来子どもは別人格なんですよね。
そこに遠慮もあって当然なんですけど、母と子って距離感、心理的な距離感を取りにくい。その母と子の特殊性があって厳しくなりがち。
今、子が元気でいてくれているけど、万が一、もしものことがあったら、「こんな追いかけられて辛いな」と思えなくなるんだなぁとか、そうやって人間て心の想像力で別の空間を体験できる能力を持っていますから。
これは私は毎日の同じことの繰り返しの中に新しい空間を見つける人間ならではの作用かなと思いますね。

子育てに翻弄される日々の中、疲れることを当たり前に受け入れたい。
理想のイメージに囚われず、どこかで自分を客観視して、余裕をもって、自信をもって、子どもと生活と向き合っていきたいな。

録画してくれた娘に感謝。
時々、見返そう!

(大日向雅美先生の本も、現代の女性の働き方を含めて普通の育児書とちょっと違って面白いです。また再読しよう。)

お読みいただきありがとうございます。


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