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李禹煥展で取り戻す感覚

念願だった李禹煥展にいってまいりました。

入り口でパチリ
この写真よりも発光感が強くて
目の覚めるような美しさでした
発光感と味わい深い石の世界
設営作業が気になる見事なひび割れ
麻に白塗りしているような質感
その対比と味わいの極み
様々な角度から楽しめる木の織りなすリズム
味わい深い黒と石
この質感
不思議なバランス
安藤忠雄建築との相性の良さよ
カットされた部分がこどもの切り絵のようで
なんか可愛い
このたわみよ
この部屋に私ひとりだったんだぜという喜び
まるで演劇のワンシーンのような
静けさとストーリー
これを見つめていると
海辺でずっと凪を眺めている気分になってきて
切ないような心地よさがありました


この絵、見たかったんだよね〜
じっと見ていると
キラキラひかるところがあるのに気づきます
岩絵具の美しさ


このたまり、萩焼とか陶芸の美しさにも似てるよな

余白の美
侘び寂びとか言いたくなる 
なんかもう湯呑みに見えてきた
九谷焼徳田八十吉的色のうつろい美

会場を出るのが本当に名残惜しくてたまりませんでした。

ずっと滞在して、この世界観のなかに佇んでいたかったです。

✂︎✂︎✂︎

最近はと言いますと、1月から急に仕事をはじめまして、日々新しい業務と人間関係に脳みそをもってかれておりました。

翻弄される日々のあいまに、
李禹煥展は非日常的な余白をもたらせてくれました。

知覚に訴えかけてくる作品は身体の芯からリフレッシュさせてくれたように感じました。

自分が本当に好きなもの、
美しいものに触れることは
これほど嬉しいことなのかと改めて気づかされました。

幸せな時間でした。

またゆるゆると綴ってまいります。
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お読みいただきありがとうございました。



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