永続きするカップルとそうでない二人の違い

いかにも女子が飛びつきそうなタイトルだが、私自身もパートナーとうまくいかない時や、逆にとてもうまくいっているときにこういう記事を自分から見つけ出して、不安がったり、安心したりする時があるので、そういう気持ちになった時に、もう一度この事を思い出したいので、記しておきます。

よくある項目別チェックリストではなく、もっと実践的なこと

カップル間のコミュニケーションだけでなく、人間関係全般に言える事だから、私は忘れたくない。

間違いしかねえな、という話。
成功や正解を求めようとすると、意外とみんな全然違うことやってんだよね
自分以外の誰かが下した決断を、合ってんのかなんなんだと考え始めた時点で、相手は自分基準からして間違いを犯していることになる。
反対に、相手から見た自分自身も、そういう風に見えている。

間違いや正解がなく、あるのは事実だけであるということへの理解については、まだまだ訓練や実践が必要だと思うし、経験をしていかないと納得しないと思う。毎日何冊の本を読んだって、人は間違えるし、どんなに素晴らしい人に出会ったって、自分基準で他人を推し量ろうとする心理を抑えることは、なかなか難しい。

初対面の時は、相手の良いところをすぐに見つけることができる。
だんだんと関係が深まっていくと、良いところ以外の部分も見つけ出して、
最初の感動が薄れていく。

なあんだこんなに素晴らしい人に見えていたのに、私の基準からすると相手はここと、ここで何かがおかしいから、やっぱり相手は間違っている、私が正しいので、この考えが正しくないと相手が感じるということは、相手の基準がまず間違っている、
と思う。

そうすると、次第に他にその基準を満たしてくれそうな新たな出会いがとても魅力的に思えてくる。新しい関係は良いところばかりが目に入りがちだからだ。

おととい、仕事を休んで図書館に行った。
昼から夜までずーっと、何冊もの本を読んで、一冊、面白かったエピソード

【カフェで出会った2組のカップルの話】

A)若い男女のカップルが、店に入った時から口論していた。
女性は男性の運転が荒く、ここまで来るのが恐ろしくて乗っていられなかったと主張した。一方男性は、新聞を見つめたまま、それは君の準備に時間が掛かりすぎて、予定に間に合わないかもしれない状況だったから仕方なかったと言うと、女性は開き直り、自分の準備が遅いことと、車を危険に運転して良いこととは話が全く違うとさらに主張し、それを聞いている男性は彼女に目を合わせることもなく、反論することもなく、彼女と距離を取り、しまいには黙りこくってしまった。

B)ジョギング後らしい老夫婦が仲良く店に入ってきた。
二人はとても柔らかい雰囲気で、孫への誕生日プレゼントは何が良いか相談しているようだった。しかし、具体的なプレゼントの予算についての話題になると、老夫は妻に、君の洋服代が掛かりすぎていることが悩みの原因だと主張する。老婆もそれに反論はしたが、夫を攻めすぎることもなく、肩に触れながら話を頷きながら聞き、相手の意見を受け入れている様子だった。老夫の方も、不満として伝えたものの、すぐにその後、綺麗でいることへの意識があるのは素晴らしいことだ、と言葉を改め、終始穏やかな雰囲気が続いた。

この状況に出くわした著者は、続けて、長続きするカップルはどちらかと問われたら、大半の人間が後者であると即答するだろうと記した。

人から見たら、当たり前と思われそうなことなのに、渦中にいる二人はそれがわからない。自分の意見を相手にぶつけるならば、それを受け取る相手の立場を当たり前に考えなければならない。

私たちは時々こんなにも単純な事を、すっかり忘れてしまう。
話し合いとは、意見のぶつかり合いではなく、コミュニケーションそのものなのだ。相手を無理に納得させたり、ねじ伏せたりすることは、コミュニケーションではなく、言葉の暴力そのものである。

伝え方がどうしてもきつくなってしまったり、表現力に乏しく、相手への気遣いに欠けているという自覚があるならば、言葉だけではなく、相手に優しく触れてみたり、相手の目をみて会話をするなど、我々は行動だけでもその相手を受け入れることができる事を、忘れてはならない

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