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【詩】人のビニール傘を取ったのは俺だ

コンビニ帰りの雨
どうしようもない俺に糞糞糞糞って名前を付ける事にした
人のビニール傘を手に取り糞糞糞糞は雨を避けた
水滴に映る 辺りの景色は せっかくだけど 眼が悪くて何もわからない
そんな水滴から 何かを見ようなんて
センチメンタルな事をしようとしたのは
この俺
糞糞糞糞

世界は溶けて
君と廻るよ
全てがありがとうの
言葉の粒になる
やがて何もかもが
一つになっても
僕はあの時の糞糞糞糞を思い出すんだ
僕はあの日の糞糞糞糞のまま ここに居るのかな
糞糞糞糞が載ってる僕の辞典のページを
君には見られないように 永遠の嘘がまた一つ
永遠って 糞みたいな物にもなるんだね

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