見出し画像

今までよりも大学生は忙しい!?オンライン授業の実態に迫る

全国500名の大学生と一緒に「エンタメ×若年層」事業をつくるAmaductioNが独自に調べた、学生へのアンケートをもとにした調査レポートを記事にしていきます。
***************************************************************************
今回は、アンケートの結果をもとにオンライン授業について調査しました。

――――――――――――――――――――――――――――
回答期間:6月11日〜17日
回答数 :140件(男29件/女111件)
対象者 :全国の大学生、大学院生

画像4

――――――――――――――――――――――――――――

こんにちは、学生ライターのにっしーです。

東京の休業要請の緩和もステップ3に進み、徐々に日常が戻りつつある世の中。朝の満員電車や繁華街の賑わいが物議を醸している中、未だに”自粛ムード”が続くのが大学です。

全国のほとんどの大学は緊急事態宣言が解除された今なお、学生の登校禁止しており、授業をオンライン上で行っています。“オンライン授業”と聞くと、家で授業を受けるため、ダラダラしていると思われているかもしれません。しかし、「オンライン授業を受けてみた感想」をアンケート調査した結果、学生から“意外”な声が聞こえてきました。

やはりほとんどの授業はオンライン

まず、どの程度の学生が実際に授業をオンラインで受けているのでしょうか?

画像6

アンケートの結果、8割以上の大学生が「全ての授業をオンラインで受けている」と回答しました。特に早稲田大学などの一部大学は緊急事態宣言発令前にオンラインで授業を実施すること発表し、決断が早かった印象があります。
この背景には中学や高校とは違い、大学生のほとんどはレポートや課題の提出のためにパソコンを所有していることがあるのかもしれません。

オンライン化により授業の”質”が向上!?

続いて、オンライン授業を1ヶ月以上受けて大学生が感じている、オンライン授業のメリットを見てみましょう。

画像4


やはりほとんどの人は「着替えやメイク、通学の手間がない」と回答しました。東洋英和女学院大学2年生の女性は「教授も生徒に気を遣い、カメラはオフでも大丈夫と言ってくれることが多いので、パジャマやスッピンのまま授業を受けることができる」と言っています。身支度をせず、授業を受けることができるのはオンライン授業の最大のメリットのようです。

一部は「スクショを取りやすい」、「板書が見やすい」、「録画機能がついている」など今まで授業を受ける上で不便だと感じていたことが改善したと回答していました。明治大学3年生の男性は「今までは授業中に黒板の写真を撮ろうとすると音が出てしまい嫌な顔をする人いたので撮りづらかったですが、今は自分がスクショしたい時にできるのでありがたいです。」今までは大きな教室だと黒板が見えなかったりしたので、授業がオンライン化したことである意味授業の“質”が上がったのかもしれません。

意外と今までよりも大学生は忙しい

続いて、オンライン授業のデメリットのアンケート結果を見てましょう。

画像6

半数以上の人が「課題が増えた」と回答しました。多くの大学は”密”を避けるために、テスト期間を実施しないことも発表しています。そのため、多くの教授はテストができない分、課題やレポートを今までより多く課している印象があります。

また、Zoomなどのウェブ会議システムは参加者の名前一覧が表示されるため、誰が出席しているかが簡単にわかります。今までは友人に代わりに出席を出してもらうなど、実際に出席しなくてもなんとかなりましたが、オンライン授業ではごまかせません。これにより、教授は名前を覚えていなくても生徒に質問することができます。昭和女子大学2年の女性は「ボーっとしていると、突然名前を呼ばれることがあるので、前より授業を聞くようになりました」と言っており、授業のオンライン化により出席するだけではなく、しっかりと講義を聞く必要が出てきたようです。

二番目に多く回答されたのが、「目や肩の疲れを感じるようになった」です。慶應義塾大学2年の男性は「1,2年生はまだまだ授業が多いので、朝から夕方までずっとパソコンの前にいます」と言っており、移動をしないが故に生じるデメリットもあるそうです。

一部はオンライン授業によって学習意欲が下がったと回答していますが、今までよりも課題の量が多く、授業にも出席しなければいけないため、思いの外回答数が少なかったです。

オンライン授業は意外と学生を勉強させる?

オンライン授業は今までの授業と比べて、課題や出席があるため学生は学業に専念できている印象があります。また、早稲田大学や明治大学は既に秋学期も授業を原則オンラインで実施することを発表しています。感染者数がなかなか減らない中で、当面の間はオンライン授業が続くかもしれません。

移動時間や身支度をしなくていいなど、オンライン授業はメリットがある一方、課題も多く、サークル活動も制限されるため、一部の学生からは対面での授業が始まることを望む声が上がっています。

***************************************************************************

今回の調査結果は以上となります。ご覧になっていかがだったでしょうか?
この記事は、日本だけでなく世界的に猛威を振るう新型コロナウィルスの危機的状況下にあって、メリットやデメリットを探りさぐり発見し、柔軟に対応していく若年層を理解するヒントになればという意図で作成したものです。
新型コロナウイルスや、関連する諸問題を肯定するものではありませんのでご理解いただけますと幸いです。

最後となりますが、この度の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い回復と事態の終息をお祈りいたします。

*************************************************************************
【担当ライター】
にっしー
慶應義塾大学4年生。東京都出身で、趣味はドラマとNetflix観賞。
*************************************************************************

AmaductioNについて

株式会社AmaductioNでは若年層向けのリサーチや企画のお手伝いをしています。

こちらの記事で当社の大学生コミュニティについてご紹介しています。の記事で当社の大学生コミュニティについてご紹介しています。

画像5

▼オンラインインタビューも実施可能です

画像6

▼当社の実績の一部をご紹介しています

▼お問い合わせはこちらよりお願いいたします


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?