見出し画像

【ファン急増】 なぜ今女子大生はジャニーズJr.にハマるのか

全国500名の大学生と一緒に「エンタメ×若年層」事業をつくるAmaductioNが独自に調べた、学生へのアンケートをもとにした調査レポートを記事にしていきます。
*************************************************************************

皆さんこんにちは。立教大学2年のまほりです。

突然ですが、質問します。

国民的男性アイドルといえば?

多くの方が、嵐、King&Princeなどのジャニーズ事務所所属アイドルを思い浮かべると思います。
そんな今をときめく彼らが、デビュー前は「ジャニーズJr.」として活動していたことは知られていると思います。
現在でも、総勢約330人のジャニーズJr.がデビュー、そして国民的スターになるために日々練習に励んでいます。

そして、最近ではジャニーズJr.にハマる若い女性が、女子大生を中心に増えています。この記事ではジャニーズJr.の現在のお仕事内容の実態とともに、女子大生がジャニーズJr.にハマるポイントを紹介します。

■ジャニーズJr.の仕事内容は変化しつつある

はじめに、現在のジャニーズJr.の仕事についてお話しします。

かつて、ジャニーズJr.の仕事といえば、先輩のデビューグループのコンサートにおけるバックダンサーサポートなど、先輩の後ろで比較的目立たない活動が主でした。

それに比べて現在のジャニーズJr.の仕事は、大きく変化しているといえます。
先輩のバックのみならず、
・Jr.内グループでの単独コンサート
・バラエティー番組への出演
・ドラマや映画、舞台などの演技の仕事
・YouTubeコンテンツ
・ジャニーズJr.公式エンタメサイト「ISLAND TV」
など、活動の幅を大きく広げています。

■ジャニーズJr.チャンネルが大人気!

ジャニーズJr.の公式YouTubeチャンネル「ジャニーズJr.チャンネル」が2018年3月から開始されました。

ロケやチャレンジものなどのバラエティ番組のような動画を通して、今までは雑誌やDVDなどからしか知ることができなかったジャニーズJr.の素の魅力が楽しめるようになりました。

またコンサートの模様舞台裏映像などが、ファンではない人でも気軽に閲覧できるようになりました。
(いままでは現場に足を運ぶか、DVDを買う、TV特番を見るなどしか方法がありませんでした)

現在ジャニーズJr.チャンネルのチャンネル登録者数は120万人を突破しています。

出典:ジャニーズJr.チャンネル

そして、現在では「少年忍者」、「Travis Japan」、「7 MEN 侍」、「美 少年」、「HiHi Jets」の5グループがレギュラーとして毎週動画を更新しています。

【ハマりポイント①】 自然と目にする機会が多い!

このように、最近のジャニーズJr.の情報はYouTube、それに伴うSNS更新などで、能動的にコンテンツを探さなくても、受動的にジャニーズコンテンツに触れる機会が増えるようになりました。
そして、今までもジャニーズJr.に触れる機会がなかった女子大生でもジャニーズJr.との接点を持つようになり、ハマりやすい環境が整えられています。

大学3年生の女性は、自分がジャニーズJr.を好きになった経緯について、以下のように語っています。

ジャニーズJr.は元々全く興味がありませんでした。
そんな中、仲がいい友達がジャニーズJr.チャンネルのツイートをRTしているのを見て、動画を見てみました。
一度見ると、彼らの魅力に気づき、どんどんハマっていきました!Jr.チャンネルを通すと、人柄やグループの雰囲気が分かるので前提知識がない人も入りやすいと思います。
また、現在開催中のサマパラ(Summer Paradice2020)を通して、オンラインで手軽にコンサートを楽しむことができるため、YouTubeで気になったグループがパフォーマンスしている様子を閲覧でき、さらににハマります!

【ハマりポイント②】 布教がしやすい!

また、ジャニーズJr.のファンである方が、広めやすい環境になったことも、人気拡大の秘訣であると言えます。
従来ジャニーズJr.が活躍する領域は、「出演しているBSのテレビ番組を意識的に見る」「ファンクラブに入りコンサートに行く」というものが大半で、閉鎖的なものであったと思います。

それが、YouTube、SNSの登場で、より多くの人に門戸が開かれました

ジャニーズJr.ファン歴10年の大学2年生の女性は以下のように語っています。

前よりもジャニーズJr.を広める手段が増えたと思います。
かつて、ジャニーズJr.を布教したければ、DVDを貸して見てもらうか、BSで放送される番組や、深夜で放送されているドラマを見てもらうしかなく、広めにくいものでした。
今ではYouTubeのURLを渡したり、ジャニーズが公式で出しているツイートを引用RTするといった簡単な操作で布教できるようになりました!

■自分の能力、趣味を生かした仕事が発生!

次にグループの垣根を超えた個人としてのお仕事について紹介します。

最近、ジャニーズJr.をバラエティー番組で見かけるという方は多いのではないのでしょうか?
実際、ジャニーズJr.のバラエティー番組出演機会は増えています。

一つの例として挙げられるのが高学歴メンバーの活躍です。
2020/8/10にテレビ朝日系列で放送されたクイズプレゼンバラエティー「Qさま!!」では、ジャニーズJr.を中心に発足した「ジャニーズクイズ部」
カズレーザーさん、石原良純さん、伊集院光さん、宇治原史規さんらで結成された「Qさま!!」軍団と対決し、勝利したことでも注目を集めました。
現役の早慶、国公立大学生に加え、宅建士の資格を持っているメンバーや、弁護士を目指すメンバーもおり、勉学にも真剣に取り組んでいる様子が伺えます。

また、趣味や経歴を活かして仕事を掴んだ例は他にもあります。
大学の芸術学部を卒業した7MEN侍中村嶺亜くんは、人気番組「プレバト」スプレーアートを披露しました。

このように、大学での学び追究した趣味が、仕事に活かされるようになりました。
そのため、ジャニーズとして踊って歌えるのみならず、私生活での努力の積み重ねも評価されるようになっています。

そのような傾向は、ジャニーズJr.公式エンタメサイト「ISLAND TVでも現れています。
ジャニーズクイズ部が発足されたのも、「ISLAND TV」がきっかけです。
このサイトの特徴は、動画のほとんどをジャニーズJr.メンバー自身で企画・編集し、更新頻度も個人に任されていることです。
このように、自ら仕事の場を広げ、新たなファン層を獲得するチャンスを得ています。

【ハマりポイント③】 もう向こう側の存在じゃない、親近感!

以上のように「ISLAND TV」などを通して、今までは見えることのなかった私生活の様子が覗けるようになりました。

そこで、雲の上の存在であったジャニーズJr.が「リアコ」(「リアルに恋している」の略。ファンでありながら「実際に付き合いたい」と思うこと)の対象として好かれることも増えているようです。

例えば、少年忍者内村颯太くんが勉強している様子を映した動画を見た大学2年生の女性は次のように語っています。

実際に勉強している様子を見て、『内村くんも同じ学生なんだ!』ということを改めて感じることができました。
元々、ただタレントとして応援していましたが、人間として応援し続けたいと思いました。

また大学2年生の女性は、自分と同年代のアイドルを応援する醍醐味として、

同年代のジャニーズJr.は、歳が近いので、どこか親近感もありつつ、パフォーマンスを見るとアイドルを感じる、そのギャップも良いところだと思います。

と語っています。

■終わりに

以上のように、ジャニーズJr.のあり方、そしてファンがハマるきっかけも変わり続けています。
今記事では、ハマりポイントを以下の3点にまとめました。

①YouTube、SNSの普及により若者の目に触れる機会が増えた
②人に手軽におすすめできるようになった

③私生活の様子が見られるようになり、親近感がうまれた

その中で、ジャニーズJr.本人たちからしても、この世界での生き残り方も変わってきているようです。
7MEN侍本高克樹くんは雑誌で以下のように述べています。

SNSで発信できるようになってきて、自由な面が広がった一方で、表現力や自己プロデュース力が明らかに個人戦の様相を呈してきたし、格差も出ているかもしれないと思う。(STAGE navi vol.46)

新しくなりつつあるジャニーズJr.の世界で、どのように生き残るかそれぞれが思考を巡らせ、自分たちなりの売れ方を模索しており、その姿勢に導かれるように、多くの女性は彼らにハマっていくのではないでしょうか。

*************************************************************************
【担当ライター】
まほり
立教大学2年生。神奈川県出身。ジャニオタ歴10年。
*************************************************************************

AmaductioNの紹介

株式会社AmaductioNでは若年層向けのリサーチや企画のお手伝いをしています。

こちらの記事で当社の大学生コミュニティについてご紹介しています。

画像1

▼当社の実績の一部をご紹介しています

▼お問い合わせはこちらよりお願いいたします


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?