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雑用もできないのに大きな仕事ができるの?~つれズレずいひつ

どうも。
つれズレなるまま、勝手気ままに書いてます。
 

 本日の日経新聞夕刊に「若手社員に新・五月病」と題した記事が出ていました。
 新・五月病がどんなものかは記事を読んでいただくとして、その記事の中で新社会人が主張していることに違和感を感じたので書きたいと思います。

 新社会人や入社2,3年の社会人が言っていること

・入社する前までは、若いうちから大きな仕事ができると聞いていたが、実際働き始めたら地味な仕事ばかり。会社に騙された。
・雑用ばかりで、やりたいことをやるにはあと5年もかかることに嫌気がさし、入社1年目に転職。

  これを読んでみなさんはどう思われますか?
  肯定派、否定派色々意見があると思いますが、私は断然否定派。
 まず、それだけの自信と能力があるのなら、そもそも就職なんかせずに起業するか、自分の能力で何とでもできる個人事業主になるべきですよ。
 「雑用や地味な仕事が嫌」だと。そんな雑用や地味な仕事もろくにできない奴が、大きな仕事を任せられたところで、まともにできんだろう。それに加えて、大きな仕事をやるには、それ相応の責任がついてくるんだよ。新社会人がその責任とるだけの度量があるんかね。仕事のうちの大半は地味な仕事ですよ。
 また、雑用が嫌で即転職する行動力は認めるが、どうせ、転職先でも雑用から始めなきゃならないんじゃないの?転職前の会社で本当に能力があるのなら、雑用以外の仕事も任せられたんじゃないのかな?永遠に転職を繰り返してくださいな。
 私も若いときはそうでしたが、自分の能力を客観的に見れず、何でもできると思うんですよね。まあ、それが若い者の良い面、活力でもあるんですが。

 私が尊敬する元上智大学名誉教授渡部昇一氏の著書「人生の手引き書」(扶桑社新書)の中で「年季の入った職人の顔は、なぜ美しいのか」という章に

年季の入った職人の顔が美しく見えるのは、自分の仕事一筋に、淡淡と何十年も打ち込んできたから

と書かれています。

どのような仕事でも、真剣に打ち込むと面白味が出てくると言われていますが、「下積み」なんて言う言葉はもう古いのでしょうかね。

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