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想像を超える創造・出来ることを諦めない~移住者インタビュー 第七弾 前編~

海士町は古くから天皇へ食料を献上する地として知られ、島前としては唯一、稲作も盛んな「半農半漁」の島といわれています。そして、多くの移住者と共に、新しい人生スタイルを創り出す海士町。そんな海士町に長い間、恋しつづけてきた移住者・湯谷一生さんに移住者インタビューをさせていただきました。シリーズ・第七弾。

―2024年6月に移住されてきたわけですが、びっくりされたことはありますか?

移住前に体験ツアーや引越の準備なども含めて5回くらい来ていましたし、少し先に移住されていた方々から情報をいただいたおかげで、びっくりすることがない事にびっくりしています。

 ―移住してみて、今、感じることは?

おかげさまで充実した生活を送れています。移住をサポートして下さった方々(後述 K事務局長、N本部長、移住コーディネーターNさん)と、移住前から親しくしてもらった移住同期6人には特に感謝しています。

ー以前、生活されていた場所とどのようなことに違いを感じていますか?

今、住んでる家からは、オーシャンビューとはいかないのですが、近くに海があるのことと、商店などでは町の方と必ず会話をすることでしょうか?
本土ではなかなかなかったですね。

安心してください 海士町ではありません(笑)

―移住(の最終)決断、どんな理由だったのですか?

自分一人の事だけを考えていれば、いつでも移住できたと思いますが、
昨年の夏にずっと同居していた両親のこと、自分の周りの環境が大きく変化したこと。また、12年前から心に留めていた「町のひとから受け入れられるには、どういう準備をすればいいか?」という事をすすめていく中で、良いタイミングだと思い、ふるさと島根定住財団に問い合わせました。できれば海士町に住みたいと伝えたところ、海士町の移住支援コーディネーター Nさんにつないで下さりました。(Nさんが、海士町で木曜日と金曜日に量り売りの総菜を売ってることは伏せておきます。笑) 今ももちろんですが、特に移住前は、本当に手厚くサポートして下さり、また、体験ツアーでの福祉施設の紹介や移住直前まで住宅の手配などをして下さったN本部長にも大変お世話になりました。12年前に出会えた、K事務局長と移住コーディネーターNさん、N本部長の3人が居たから、移住しても困ることはないと確信して決めました。

-移住はずっとしたかったのですか?

遡れば12年前になりますが、その時から「この島で生活したい」と思ってました。まず、ほぼアポなしで行ったにも関わらず、想像していなかった手厚いもてなしと、町の案内を社会福祉協議会のK事務局長から受けました。移住というより引っ越すならここしかないし、いろいろ準備が必要で自分が誇れる武器を身に付けないと、この町には来てはいけないとも感じました。結局、武器を持たず丸腰で移住してきましたが・・・。(笑)

想創家でありたい、海士町でも。


ー今、住んでいる東地区では、周りにどんな方々が住んでいるのでしょうか?

町有住宅が集まっているところにある、定住促進住宅に住んでいまして、若い夫婦のご家族とか、単身で移住されてきた方が住んでいるようです。地区全体のことはまだよくわかってませんが・・・。

 ー職場の仲間の方々も「周りの人」になりますが…。

いつも皆さんに助けてもらってます。今年度の移住者の中では私が最後でしたので、先に移住された方々と、職場の先輩方にも、いろいろ仕事だけではなく、町のことも教えていただいてます。移住同期と話すことが多くなりがちですが、これまで福祉の人材不足で大変だった中で働いてこられた方々、先輩方とのコミュニケーションを特に大切にしています。

移住仲間と「隠岐諸島ざんまい」


 ―移住されて、ご自身の変化を感じますか?

生活に変化はありますが、仕事に関しては、どこであっても変わらないです。自分の外見や内面的な部分も変わってないですね(笑)
移住の同期の方でも若返った方もいますので、あやかりたいのです。

 

―休みはどう過ごしていますか?

この島に移住してきた理由のひとつでもあるのですが、「ひとりの時間」を誰よりも大切にしています。ひとりで近くの海を眺めてのんびり過ごしたり、入居している町有住宅が一人には充分な広さでとても快適です。
移住同期の方などから食事に誘ってもらった時には、一緒に食事に行ったりしています。

(編集後記)
「先に移住をしてきたメンバーの方々に感謝したい」「職場の先輩スタッフの方々も親切に教えてくれた」・・・。
海士町への移住に際し、多くの方への感謝を口にされていた湯谷さん。
「この島には、移住者を支える人がたくさんいるんですよね」と湯谷さん。長年、思い続けた「海士町での生活」が実現し、毎日、心穏やかに、そして、心豊かに生活をされていると感じました。(広報委員)


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