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世の中への信頼と共に学び育むものだという思い



今日ヒアリングを受けていて、とても面白い質問をしてくださいました。


役所が作成したリーフレットについて一般の方に意見を聴いて、それをとりまとめしたり、制度についてアンケートをとったり…

それなりに手間や時間のかかることで、お金が発生しないことってあります。


もちろんお金が出ないことが美しいことだとは全く思っていなくて、いただけるものはいただくのですが、それでも私がやっていることで無償のものというのは、現状、多々あります。


意見のとりまとめもアンケートも協力して下さる方々がいるからこそ、のお話で別に私の美談でもなんでもないのですが


「どうしてそこまでできるのですか?」

「何にそんなに突き動かされるのですか」

というご質問をいただきました。


「私は、変えることができると思っているから」と答えていました。

「すべてを変えることができるだなんて思っていません。

100言ったとして、良くて2くらい、1くらいのときもある。

それでも、変えられると思っている。

良くできると思っている。

(昔と比べたら)世の中は、社会は、どんどん良くなっていっていると思っている。

だけど、社会の隙間に落ちてしまうこともある。

制度の狭間に落ちてしまうこともある。

違う方向に向かっていってしまうこともある。

伝えるのは、改善できる可能性があるから。

だから声を集めて、伝えていく」

そんなお話をしました。

良くなっていくと信じている。

より良くすることができると信じています。

社会への信頼、世の中への信頼があるのだと思います。

医療だけではなくて、学校教育も同じ。

先生に言ったって変わらない、仕方のないこと、だとは思わない。

全部伝えてすべてを受け入れてもらおうとは思わないけれど

ここが肝心、というところはちゃんと伝えて、しっかりかかわって、変えていきたいと思います。

この話は医療現場のことだけでなく、保育園、学校、学童、特別支援教育、どこも同じで、

何もかもをお願い、とするのではなくこちらでできることはしたうえで、しっかり対話をする。

「学びあう」「育ちあう」ものだと思っています。

「医療は公共の財産、宝物だから、大切に守り育くもの」と


この本に書きましたが、医療だけでなく、教育でも商店街でもPTAでも何でも同じなんですね。

ほったらかしにして自分ができることを誰かに丸投げして良くなるものはなく、手入れをして守り育てていくのは、同じなんだな・・・と思います。

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