マニアックあまくさ#1 【百貫様】
初めましての方も、お知り合いの方もこんにちは。
10番目の天草市地域おこし協力隊員、佐藤静香です。
こちらのnoteではマニアックな天草を紹介してきまーす。
というのも、天草は市町村合併の影響もあって意外と広く、自分が生活している”町”以外は殆ど行かないという人も多いのです。
そんなわけで、天草に来たことがない人にも、住んでいる人にも読んでもらいたいなぁと思ってます☻
色んな地区をまわって見られることも、協力隊の面白さかなと。
各地区に散らばる、協力隊の紹介もぼちぼちしていくよ。
今回は”本町”と呼ばれる地区のお祭りに参加させてもらった。
集合場所は平床公民館。
元、本町小学校の分校だったところ。
神事にむけ、しめ縄を新調している。
炊事場では寄り合いの準備。
ふき、うど、山椒。
旬のものがふんだんに使われていた。
公民館から10分くらい車を走らせると、百貫様のいる山の入り口に着く。
橋を渡り、山道をのぼっていく。
思ったよりも、のぼりまっせ。
この時期は、まむし草がポツポツ咲いていました。
なんとも言えないフォルム。かっこよし。
山の中をあがっていくと、突然鳥居が現れる。
杉林の中は良い匂いがして、本当に気持ちの良い空間なんす。
案内をしてくれた松坂さんは、天草ヒノキからエッセンシャルオイルを抽出している方。
職業柄か、よく木を見上げているのが印象的でした。
鳥居を超えて、さらに進んでいくとついに!!
この巨石が百貫様。
神事用に百貫様の脇にある川で汲まれた水。
百貫様の下には金色の鳥が眠っていて、大晦日の夜更けに出てきて水浴びをする。その水を飲むと、長生きできる。なんていう謂れがある。
人が集まってきて、着々と準備が進められていく。
麓から、神主さんも来てくださって、厳かに。
巨石の下にもおそなえもの。
公民館に戻ると、食事が準備されていました。
地のものを使った、素晴らしい春ごはん。
具沢山のおにぎりの美味しいこと。
魚のアラ汁で煮たうどん。
出汁がしみしみ。至福…。
天草では”みな”と呼ばれる貝。
手作りこんにゃくまで!!
そしてこの日、ハマりにハマったのがこちら。
たぶの葉とちりめんの煮物。
このお皿全部持って帰りたかった…。
ふきの天ぷらも初、で最高だった。
「たぶの葉ってどんなもの?」
と聞いたら、マダムが外へ勢いよく飛び出していき、採ってきてくれました。右のやつ↓
左のはヨメ菜。これは白和えに入っていて、こちらも美味。
私からは見分けのつかないもの、それをこんなに美味しい食べ物に変身させてしまうなんて、本当に感動しました。
山菜はすごい。
何年か後には私も作れるようになっていたいな。
百貫様(百貫の滝)
住所:熊本県天草市本町平床
こちらのサイトが詳しく書いてくれています。
普段外に出ていないと、結構大変な山道です。
長袖長ズボン、運動靴もお忘れなく。
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