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【回想録】人生においてどん底の経験は必要か否か

今日は回想録です。
僕はこういう答えのないテーマを考えるのが好きです。
話が右に行ったり左に行ったりしますが、どうかご理解を。

テーマ:人生においてどん底の経験は必要か否か

最初の質問。
人間が最低限生きていく上で、それは必要か、否か。

これは間違いなく、不要と断言できる。

どん底の経験なんて、最低限生きていくためには必要ないから。最低限生きていくとは、何の変化もない日常を過ごすということとする。そうすると、確実にその経験は、要らない。わざわざ苦労する必要はない。大抵は、科学の力や人の力で何とかなる。だから、不要だと考える。
※自分の予期せぬことで起きるケースは例外とする。

質問を変える。
人生を豊かにしていく上で、それは必要か、否か。
※ここでいう「豊か」とは「精神的な豊かさ」とする。

これは、あった方が豊かになると思う。

人と違った経験。自分しかしていないオリジナルの経験。これを味わったことがある人、それを乗り越えたことがある人は、人生の向き合い方のステージがひとつ上がると思う。もちろん最中は絶対大変だけど。だから、あった方が豊かにはなると考える。

次の質問。
人が成長していく上で、それは必要か、否か。

これは、そうでもある(イエス派)し、そうでもない(ノー派)

イエス派の意見。
現状、力強く生きている人、人と違う何かを手にした人(例えばお金)は、大抵どん底の経験や修羅場を潜っている。一度底まで落ちたことがある人は、這い上がる力を持っている。だから、他人が普通じゃ絶対に遭遇しない、どん底の経験をした人は強い。人としても成長という観点で考えると、どん底の経験は自分を強くする上で、確実にあった方が良い。どん底の経験は原動力にもなる。

ノー派の意見。
どん底には落ちたくない、底なし沼のような気がして、落ちるのが怖い。だから絶対に落ちないように頑張るし、頑張れる。他人よりも努力できる。毎日コツコツと続けられる。ひたすらに落ちたくないから。落ちた時の自分を見るのが怖いから。

確かにお互い正しい。エネルギー的にどちらが強いかは多分、その人が持つ意志の強さで決まると思うから、ここに優劣はない。

最後の質問。
人生の行動の幅を広げる上で、それは必要か、否か。

これは、イエス

どん底の経験をしたことがある人は、つまり言い換えると、人生のレールから外れた道を歩んだことがある人。敷いた(敷かれた)レールから外れた道を歩んだことがある人は、それを怖がらない。なぜなら一度、経験したことがあるから。だから色々な挑戦に対するハードルが圧倒的に低くなる。新しい行動が容易になる。

一方で、どん底の経験をしたことがない人。極端に言い換えると、人生のレールの上だけを歩く人。それは敷かれたレールから逸れるのを徹底的に嫌がる。つまり、レールから外れた挑戦ができなくなるということ。どん底の経験をしたことがない人は、わざわざチャレンジしてまで、全てを失うリスクを取ることにすごく億劫になる。
これは僕もそう。殻に籠った自分から出られなくなる。失敗が怖いが故に。

長くなるので、そろそろ結論を。

どん底の経験をしたことがある人とない人。どっちが強いか、どっちが弱いか、で判断するのはそもそも間違っている。

でも確実に言えることは、どん底の経験をした人は、間違いなく人生が面白くなる。人生に厚みが出る。

最後にふと感じたこと。

本気でどん底の最中にいる人は、そもそも「どん底」という言葉は使わない。そこから這い上がるのに必死で、自分がどん底にいるかなんて気にしていないはず。そして後からあれはどん底だったんだなと気づく。これがホンモノのどん底なのかなと。

今日はこんなところにしておきましょう!こういうの夜に考え出すと寝られなくなるので、いつも朝に考えるようにしています。

それでは今日も最高の1日に!

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