小1の作文にハッとさせられた話。「クリエイターって神だったのか」
人間に特有で、最も強大な力というのは、想像力だと思う。
それは以前から考えていたことなのだけど、あるツイートを目にして、改めてそう感じた。
▼クリエイティビティあふれる小1の作文
これです。
ツイート主の娘さんが、身の回りの体験について自由に書く「生活文」を書いていたのだけど、
テーマが決まらずに困った娘さんは、その焦りの気持ちに「想像(フィクション)」を加えてこの文章を書きあげたとのこと。
何がすごいって、まず小学1年生でここまでちゃんとした文章を書けるのがすごい。書けないことへの焦りや葛藤が、キャッチーかつコミカルに書かれている。
「かんがえていないのにあたまがいたい」という表現とか、よく思いつくなぁ…。(先生のコメントも優しさがあってステキです)
▼「無」から「有」を創り出す人の想像力
んで、冒頭の「想像力」の話に戻ると、
この、「無」から「有」を作り上げる営みというのは、人間ならではの力だと思うのです。
霊長類研究の権威である松沢哲郎先生も、チンパンジーとの比較で「人間とは何か」を考えたとき、「想像するちから」という言葉でまとめています。
人間には想像する力があるからこそ、簡単に絶望する。けどその反対に、悲惨な現実があっても将来に希望を抱くこともできるのです。
「生活文の子」も、「何書いていいか分からない」という状態(無)から、想像力を働かせてあの文章(有)を創ったわけです。
▼クリエイターって神なのかも
そう考えると、クリエイター(※ここではプロ・アマ問わず、文章や芸術・音楽などあらゆる創作物に携わる人を指してます)って、その名の通り「創造主」なんだなぁと思うのです。
つまり、さながら無から有を生み出す神のような存在です。さらに、才能がある人たちは、その「有」で私たちを楽しませたり泣かせたりドキドキさせたりできてしまう。それって、よく考えるとものすごいことだ…。
私もnoteに参加している以上、クリエイターのはしくれ。こうして文章を書くことができる自分の想像力をもっと誇ろうと思ったし、「生活文の子」が私の心を揺さぶったように、私も誰かの気持ちを揺さぶるものを書けるようになりたいと思いました。
というか、なんなら別にクリエイターでなくてもいいですよね。
人間、生きている間にあらゆる場面で想像力を働かせてるわけだから、あなたが何かクリエイトしていようがいまいが、「自分ってすごいことしてるんじゃね⁈」って誇ってほしい。ビバ想像力!
まぁ、想像力の功罪もさまざまあると思うのですが、その話はまたいつか。
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