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1年間スキを語りまくって感じた楽しさと辛さ【「東京事変へのスキを語りたい」あとがき】

ちょうど1年前の8月から「東京事変へのスキを語りたい」というシリーズ投稿を始め、これまで8本の記事を書いてきました。

今回はその「あとがき」として、自分の好きなものをnoteで語ることの楽しさと大変さみたいなことをお話ししようと思います。

ぜひこの曲をBGMにお読みください。


同志がいると分かった喜び

さて、ポジティブな側面から先に話しましょう。
一番うれしかったと断言できるのは、自分と同じように東京事変を愛している人たちがいると実感できたこと。

まえがきでも書いたように、これまで私は、ほかの誰かと事変への想いを同じ熱量で語り合うことがなかなかできず、淋しく感じていました。

ですが「スキを語りたい」シリーズを始めてみたら、なんと自分のマニアックな話にも共感を示してくれる人たちがいたではありませんか。
書いた記事に対して、共感のコメントや「私はこの曲とこの曲が好きで……」などのコメントをいただいたとき、本当に感動しました。だって今までこんな経験してこなかったから。

コメントのほかにもいろんな方が”スキ”してくださいましたし、ビュー数だけ見ても、それまでの記事以上にたくさんの方が読んでくださったことが分かりました。
本当にありがとうございます!と思うと同時に、「東京事変」というトピックが持つ求心力も実感しました。さすが事変だ。


もう一つ、noteだからこその良かったことですが、「あなたへのおすすめ」に他の方が書いた事変関連の記事も紹介されるんです。まさか自分と似たような記事を書いている人がいたとは。これもまた、同志の存在を知るきっかけになりました。

ある方の記事で、私が事変の曲を聴きながら感じるのと全く同じようなスキが語られているのを読んだときは、「いや、これ自分やん!」と思わず笑っちゃいましたし、すぐさま”スキ”とコメントをしました。

反対に、「なるほど、ここはちゃんと聴いたことなかったポイントだ」という新しい発見をすることもありましたし、「自分と同じトピックのことを話していても、感じ方がまた違っておもしろいな~」とか「ああなんて叙情的な表現をする方なんだ…。その文才分けておくれよ!」と感動したりすることもありました。

すべてnoteという場だからこそ得られた喜びだったと思います。


スキを好き放題語るのはやっぱり楽しい

そしてやっぱり、自分の好きなことを自由に語りまくるのは楽しかったです。
ふだんの生活で自分の好きなことをひたすらに語れる機会なんてそうそうないわけですから、このシリーズを通して、自分の内にずっとしまい込んでいたスキの数々をやっとアウトプットできたこの解放感たるや。

さらに、そこへスキやコメントなどいただけるものなら、なおのこと嬉しいわけです。


―と、ここまでは好きなものを語る楽しさについて触れましたが、ここからは大変だと感じた面について話します。

マニアックなことを語るのは覚悟もいる

初めから予想はしていましたが、ニッチなことを語ればそれだけ刺さる相手も限定されるわけです。
だから、記事を投稿するときは「こんなマニアックな内容で誰に刺さるのだろうか」といつもいつも心配になりました。

しかし実際のところは、毎回あたたかいコメントをくださる方がいたり、”スキ”をくださる方もいたので、「あぁ良かった…。届く人にはちゃんと届いているんだ」と安堵しました。

その一方で、全noteクリエイター共通の思いであろう「せっかくならできるだけたくさんの人に読んでもらって楽しんでほしい!」という欲も沸き起こります。
そんなとき、「このままの内容とテンションで書き続けていいのだろうか」「もう少し広くうけるような内容のほうがいいんじゃないだろうか」という憂いも出てくるのです。”マニアックvs万人受け”というこの葛藤はずっと続きました。

結局、「マニアックな内容を、一愛好家の自分だからこその目線とテンションでお送りすることに意味がある!」というポリシーでここまでやってきました。
それが正しかったのかは分からないけど、楽しかったことはまちがいない。


音楽を言葉で語る難しさ

もう一つ大変だったのは、音楽という音声情報をテキストという言語情報で伝えることでした。これは最後まで本当に苦慮しました…。

記事を見ていただくと分かりますが、曲を実際に聞きながら読んでもらえるよう、YouTubeのMVやライブ映像、Spotifyのプレーヤーを載せました。
でも、自分が伝えたい細かなフレーズとかは、どうしても自分の力で表現しなければならない。だから結局、「ダララッタ ダララッタ」とか「チャンチャン ンチャン」とか「トゥトゥトゥ トゥルトゥル」とか謎の擬音語に頼ってしまったのですね(笑)

ところ変わって、他の方はどうされているでしょうか。
奇しくも同じような記事を書かれている めだまやきさんは、好きな楽曲について、比喩とか感覚や情景に訴えるような表現を用いていて、私は「はぁ~、すごいなぁ(語彙力)」といつも感服していました。

FOUL
「疾走感溢れるこの曲ははさながらアスリート。」

sa_i_ta
「カラッとして湿度が低くて、でもたぶん体温は少し高くて、ふわっといい匂いがして、花のモチーフが多用されているけどイメージは藍色。」

Bon Voyage
「波のように大きく、でも優しく揺れるピアノと、その波の上で揺蕩う浮雲の声がたまりません。」

勝手ながら引用させていただきます。

というわけで要するに、ここは自分の今後の課題といいましょうか、あえてポジティブに換言するならば「伸びしろ」ということでしょう。
noteを始めて早々にそのことに気づけたのですから十分な収穫だと思うことにします。


おわりに

以上、1年間東京事変へのスキを語り続けて感じた楽しさと大変さについてお話ししました。

noteを始めてからいったい何を書こうか迷っていたなかで、自分の大好きな東京事変についてならいくらでも書けるんじゃないのかという安易な発想から始まったシリーズでしたが、思いもよらなかった嬉しいことと難しさに直面したのでした。

私と同じように、自分の好きなものを思いっきり語りたい方の参考にでもなれば書き手の冥利に尽きます。

これにて「東京事変へのスキを語りたい」はいったん幕としますが、いつまた気まぐれに再開するかもわかりません(笑)
そのときはぜひまた読んでいただきたいですし、熱量は保ちつつもより多くの方に楽しんでもらえるような記事を書きたいと思います。

また、このシリーズを通して、自分の好きなものを思いっきり語ることの楽しさを知ってしまいました。
今後も、事変以外のトピックでスキを気ままに語る記事をときどき書いてみようかなと考えています。

それでは、最後の最後までお読みくださりありがとうございました!!

※サムネは、某メンタルクリニックDr.のマネをしてみました(笑)


~AND THE BEAT GOES ON~


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