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ライヴは過剰摂取して大丈夫な麻薬 #6.5 - ポルノグラフィティ

今年初のライブレポート!と言いたいところだが、前書いたやつの続き的な後日章的な、番外編的なものになります。ちなみに今年のライブレポートは今月の下旬以降に出せる予定で、Official髭男dismの代々木公演を予定している。大体の順番はマガジンの方に書いてます。

「本当にいいライヴだった。」その言葉しか出てこないほど、本当にいいライヴだった。

なんか感情が抱えきれなかった。

抱えきれなかった感情

そんなもう抱えきれない感情を誤字がありながらも(指摘してくださった方には本当に感謝しております…)、記事を出し、「テーマソング」を購入して特典のライヴ映像を見ながら続ポル円盤まだかな〜とか思ってたら、告知でた。

そういや、続ポルの円盤が出るらしいですね。最終日の配信も観たので楽しみ、と思っていたら初回限定盤に私が行った日のライヴの音源が収録されるらしく、これは買うしかない…と今から発売が楽しみになっている。ただ、まだ予約していない。多分する…

的なことを書いて少し経った時に予約した。
学会に参加する関係で研究室に引きこもりをしているときに「IT'S A NEW ERA」のライヴ映像が突如として公開され、

私が大きな山を乗り越えて燃え尽き症候群に近い状態で帰省がどうこうって言っていたら全曲トレーラーが出て、

「もうすぐ届くな〜」とか考えていたら、発送メールが来た。

いつもなら「まぁ届くだろ!!」とドンと構えて割と「発売日とかに届かんくても大丈夫〜いつでもみれるからね。」とかってあまり気にしないんだけど、今回はずっとトラッキングコード見て今どこに私の円盤があると何回も何回も確認した。
紆余曲折を経て、帰省期間とかぶるから、という理由で実家を住所指定にした「続・ポルノグラフィティ」の円盤が届きました。届いちゃったよ、、、
久々に実家の住所での自分宛の荷物を見た気がする。

きてしまったのだよ。

早速見ようと思ったのだが、運悪くその1時間後に学校のオンライン説明会があったため、初回限定盤についてるCDを聴くことに。

当然といえば当然なのだが、私があの日、東京ガーデンシアターで聴いたものそのままだった。補正とかは多少はされているだろうが、あの時の感動が蘇った。

というわけで、一曲一曲振り返っていく。
当時ライヴの雰囲気に圧倒されて細かいところに気付けていないというのがよくわかる感想文。

私の感想文読むのも嬉しいですが、買って感想共有してくれると嬉しいです。買ってください。
音源ついてるのは初回限定盤です。

Disc 2

1. Introduction

ちょうど照明が落ちた頃かな。周りが立ち上がって、自分も立ち上がって、青い照明を目の前にしてサポメンとメンバーの影が横切るのをも見る。
低音のドラム(?)が鼓動と似ていて、

耳の奥に届く音はいつも
不安な鼓動のドラムだけ
テーマソング / ポルノグラフィティ

という「テーマソング」の歌詞を思い出させてくれるような。開演のSEってアーティスト問わずどのライブにいってもよく見かける(聴くんだけどね)けど、音源に至ってるのは少ないので個人的に結構嬉しかった1曲。

2. IT’S A NEW ERA

登場から「あ、絶対好きになる」と確信した。
1番のサビで客電が点く演出はゾワッときた。客電を点けるという演出が斬新で一瞬でポルノの世界に引き込まれざるを得なかった。
文字通り「新しい時代の幕開け」を予感させられる演出だった。
ライヴは過剰摂取して大丈夫な麻薬 #6 - ポルノグラフィティ

と当時書いたのだが、それを全部思い出せされてくれる。ポルノの世界に引き込まれた音がデータとして蘇った。「この時客電がついて、サービスに映像映ったな〜」とか色々思い出させてくれた。情報量がたくさん詰め込まれてる音源ってすごい。

3. 幸せについて本気出して考えてみた

「東京!東京!最後のツアーの地だ!盛り上がって行こうぜ!」という煽り。これ聞いたわ(当然)。壮大な曲から明るい曲にシフトチェンジ。

余談ですが、先日参加した友人の結婚式の披露宴で、新郎新婦入場曲にこの曲が使われていて、私は心の中でガッツポーズした。

4. ドリーマー

タダイマ画像ガ乱レテイマス
モウシバラクオ待チ下サイ
ドリーマー / ポルノグラフィティ 

これあまりよく聴いてなかっただけかもしれないが、オケでCD音源入ってて、昭仁さんは音源に乗せて歌っていたことにここで気づいた。CD音源は一音一音別々で録ったらしく、デジタルっぽい。
最初に「最高のクラップをちょうだい!」と言っているのですが、私には「しゃいこうのくらっぷ」にしか聞こえない。異論は認める。

5. ANGRY BIRD

むちゃくちゃかっこいいやつ。照明も演奏もむちゃくちゃカッコいいやつ。
ちょっとアレンジ入っているのか(間違ってたらすみません)、ギターがもうカッコよく鳴っていて現地で沼に両足持ってかれた感じ…
ポルノってこんなにかっこいい曲作るんや!!って驚いて、幅の広さにもう何も言えなくなった。
これ聴きながら気づいたけど「もしかしてこの次ってあの惚れた曲か!?」って気づいて謎に構え始めた。

挙動不審すぎたので描いた

6. LiAR 

あの日私が惚れた曲。沼に顔まで突っ込まれた曲。
「Liar, liar」という印象的なフレーズ。
あの時の帰りの電車でCD音源をApple Musicで聴いたけど何故だか物足りない感じがして、「ライヴの雰囲気がないからか?」と思っていたが、みなちさんのピアノだということに気づけた…。ありがとうライヴ音源……。もう私はこれしか聴けない…。
ピアノが鳴ることで、不穏な雰囲気がさらに不穏になってて私の心臓を素手で鷲掴みされたんや………。

7. ウォーカー

ぶっ飛ばしていくなーって思ってたら、急に急ブレーキがかかったようにゆったりした楽曲になった記憶。もうこの地点で私は息できないんだけど
表現力広すぎなんよ…

8. Love, too Death, too

手拍子入ってるー!!当日難しかったよあの手拍子。
キラキラ度が増してる(語彙力)
やっぱりライヴだからピアノとかベースとかいろんな曲が鮮明に聴こえて心が笑顔になっちゃう。
聴いてる私は真顔で次の曲に構えてますが。

9. ミステーロ

CDの方にはMC入らないから突然始まる。待って待って待って心の準備が。この後「サウダージ」来るんだよ大丈夫なわけない。
しっとり感の中にかっこよさが忘れられずに原曲聴いたらかっこよすぎて感動した曲。低音が…むっちゃ聴こえる…
このアレンジがこの曲初聴きだった自分は、ライヴの帰りの電車で原曲がむちゃくちゃかっこいいことを知ってやられた。

10. サウダージ

MC入らないから本当に急に始まる。
ギターが鳴ってアカペラが始まる。本当に待って。頼む。待ってくれ。始まる…!!停止ボタン押せば良いのに停止ボタンの存在を忘れるくらいの謎の緊張感。
いけません、お客様!(お客様…?)と心の中で言い切る前で始まるアカペラ。
心臓がギュッと掴まれた。
これ私現地で聴いた…あの感動をそのままパッケージしてる…
私の辺鄙な席でも聴き取れた!あの!!!声!!!!
情熱的なギター!!!!
原曲の良さをそのまま残したまま、進化させた曲。聴けると思ってなかった思い入れの強い曲。もう何回だってリピートする。

お次は「サウダージ」。「マイクを通さず、自分の声だけで最初届けようと思います」と言っていたので、何も知らない、一番上、後ろから5番目くらいの席の私は「自分の席まで聴こえたらいいなぁ」くらいだったのだが、一番最初の「わ」がはっきり聴こえて「え、むっちゃ聴こえる、、、」と昭仁さんの技術の高さに驚き。TFT本編でも最初の「わ」で全てが変わった、みたいな感想を持ったのだが、あの時初めて聴いた時から変わっていない歌声がそこにはあった。TFTのコメント欄に「後ろまで生声は聴こえる」、「口からCD音源」とかいろんな賞賛な声があったが、ほんとだった。
ライヴは過剰摂取して大丈夫な麻薬 #6 - ポルノグラフィティ

追記: コーラス誰なんだろうって思ったらみなちさんでした。ハモリ綺麗だった。

険しい。

11. 鉄槌

アコースティックコーナーで感動してから、空気を一変するかのように突然鳴る金属音。突然始まる救いようのない曲のコーナー。当時はよく知らなかったけれども、この後にMC(音源未収録)言われる「救いようのない曲が続いたので…」ていわれるのはこういう音の強さかとようやく気づきました。なんか悔しい。

12. Fade away

救いようのない曲②
曲の感想、というか初聴き(ライヴ現地)の感想になりますが、アルバム曲っぽい…アルバム曲なんだけど…あと重い。急に大きい鉛が急にやってくるような。
そんな感情まで思い出させてくれたライヴ音源の力すごい。

(ようやくCD1枚目終わった…)

Disc 3

13. 元素L

救いようのない曲から、抜け出させてくれる愛の歌。
昭仁さんのソロパート、あの時マイクからだいぶ離れていたけど収録音源は平常運転だった。アコースティックギターってむちゃくちゃ深みのある音出す…

14. Winding Road

愛の歌、二つ目。
昭仁さん、ハーモニカ弾けるのか。
救いようのない曲と愛の歌という幅の広さに風邪ひくのにぶり返しそう。感動した記憶。もう何も言えない…。

この地点でポルノの幅の広さに驚かされている。私は本当に全然知らなかったんだな…と。アッパーな曲からしっとりラヴソングまで。殺す気か??これで好きにならないわけがない。
ライヴは過剰摂取して大丈夫な麻薬 #6 - ポルノグラフィティ

15. THE DAY

もう上2曲ですごい終盤っぽいのにまたブチ上がるナンバー。
最初のMCが入っていなかったのが残念だが、最初のギター。かっこよく刻まれる歌声。
今日は船出の日かと思ったけど、今日は命日だな、と確信したナンバー。

16. REUNION

シングル「テーマソング」を提げたツアーにもかかわらず表題しか聴かなかったのを懺悔しておきます。現地で初聴きでした。
この曲も照明がばちばちにカッコ良かった〜!と思い出させてくれる曲。特にアレンジが加えられてる感じでもなく?後で聴いたCD音源と一緒のやつ。CD音源とライヴ音源全く一緒ってほんとにすごい。

17. メリッサ

私が参加した地点が唯一知っていた曲。
現地で「この感じ…もしかして『メリッサ』?ほんとに?でもここまでほとんど知らない曲だったけどほんとにメリッサなんか???」って疑心暗鬼になってしまっていた。
有名なあのベースがカッコ良く鳴ってから始まるやつ。
「ヒロがきめてくれます!」と言って鳴るベース。むちゃくちゃかっこよかった。私はバンドサウンドの中で一番好きな音はベースで、ベースが響いて興奮した時のあのベースをパッケージしてもらって、もう一度聞けて本当に本当に感激でベースのところだけなんどもリピートしてしまっている。

18. ハネウマライダー

男前ギターが奏でられる!と思いきや「声が出せんくても〜」というMC
あの…晴一さんのSDGsのくだりをもう一回聞けるのか…!?
最終日とはちょっと違う…あのくだり…

「声が出せんくても、楽しんでくれてるのはすごい最初から伝わっているんですけど、それでも!まだ、その、なんか、いつもと違う感じとかまぁそんなんでまだみなさんの胸のなかにエネルギー的なものが残ってるとしたら!もったいない」
〜中略(もうこれは普通に聞いてほしい)〜
「その、胸の中のエネルギーみたいなものを、残らずこの変えてもらうと!我々の目指すSDGsな未来が待っていると思います」

今でもよくわからない!!(笑)

タオル買っておいてよかった〜!!って思ったやつ。実は注意書きを当日よく注目してなくて、「タオルまわしOK!」っていうの見逃してた。

この曲も当時初見だったのだけれど、
昭仁さんが歌の中で、歌詞を「わしは、曲がるつもりはないどー!」とか「わしはね、ハンドルを切ったんじゃ!」っていう方言つよつよを入れていて楽しかった記憶。

19. テーマソング

『その手の痺れを覚えておいて、そしてまた会おう。また会って、次はこの曲をみんなで、今度こそ、大きな声で、大きな声で歌って、一つ、それまでの約束。だからこその渾身のクラップを頂戴。よろしく。』
この曲だけ唯一ちゃんと予習していた。
ユニゾン次は歌えたらいいな…。

20. メビウス(仮)

やさしいあなたは わたしのくびねを
りょう手でしめあげ ないてくれたのに
うすれるいしきに しあわせみたして
はずかしい はずかしい ゆるしてほしいよ
メビウス(仮) / ポルノグラフィティ

新曲やってくれるんだっていう衝撃の方がすごすぎてよく覚えてなかったので収録されて嬉しかった!!
「長く愛される曲になればいいと思います」と言ったのにこの出だしはなんなんだ。
「もうめぐらせなくてもいいの」ってなんですか、何を回らせなくさせるんですか、血ですか?そもそも、めぐらせるってなんですか、“廻らせる”ですか?“巡らせる”ですか?それとも“回らせる”ですか?
正式リリースされたらちゃんと考察したい。

21. ナンバー(仮)

こちらも新曲。この曲東京公演でしかやってない…らしい…。ツアー中にできたのかな。
出だしがビンテージって言っていいのかわからないのですが、ひと昔のラジオ放送の音みたい。
動物とか出てきて可愛い。けど食べてるのは数字。ノスタルジック!!

22. ジレンマ

「ラスト一曲!ジ!レンマ〜!」
アホになる曲。昭仁さん飛んでたな…。
「教えて!あげませ〜ん!!!」っていうの叫んでるようにも聞こえるけど今22曲目だよな…?
各メンバーのソロもちゃんと入ってる。
クリスマス近かったのでtasukuさんが「ジングルベル」、みなちさんが「Hard days, Holy night」をやってました。晴一さんのギターソロは無茶苦茶かっこよかった。
「アホになれたか〜!そして、0になれましたか〜!また、ポルノに、会いにきてくれますか〜!ありがとう、あんたらは最高よ。あんたらはほんまに最高じゃ!だからこそ、胸張っていけぇ!だからこそ、自信持っていけぇ!
このMC本当にジーンときて、拍手の手が止まらなかったなぁ…とか思い出してた。

そんなあの日のライヴとその後の友人の話ですっかり沼に落ちてしまったのを色々思い出させてくれた。あの時感じたものがパッケージされてる。音も、雰囲気も、感じたことも全て詰まった音源。もう一生聴き続けると思う。

あの時何となくチケット情報見て握った自分、今はこうなってるぞ。ちゃんとデータとして残ったぞ。

何回でも言うけど、本当にいいライヴだった。
また、私はポルノグラフィティに会いに行く。

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