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忙しいのは悲しいのと同じくらいキラい

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暇すぎて考えてしまうこと。半径0メートルの形而下学。見えるものしか見ません。
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2023年9月の記事一覧

美術館の掛け軸に近づくのを邪魔するキャップのつばのように

9月なのに強い陽射しを除けるため、出かけるときはまだキャップを被るようにしている。その日の行き先は美術館だった。室内に入ったら陽除けの必要はないけれども、その施設に備え付けの庭園にすぐ出る予定があり髪型も整えていなかったので、被ったまま陶器や水墨画の展示を見て周った。気になった蘭竹図があり、少し前のめりになったとき、展示品を守るガラスにキャップのつばが当たった。その掛軸の価値がわかるには教養が足り

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真夜中「水曜日のダウンタウン」を笑いをこらえながら見るみたいに

毎週楽しみに見ている「水曜日のダウンタウン」だが、今週は夜にシフトが入っていて見られなかったため、情報を遮断して家に帰った。ダウンタウンが涙を流す予告映像を見て、その理由は知らずに見た方が楽しめるだろうと思ったから。そうでなくてもこの番組は予告には流れない見どころが毎回あるので、リアタイ視聴できない日はそうすることが多い。

帰ってからいろいろこなしていたら、見逃し配信を再生し始めたころには1時を

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掻いたらくすぐったい足の裏の蚊にさされみたいに

窓を開けて昼寝をしていたら、足の裏を蚊にさされた。足の甲とか脛、ふくらはぎならこの夏たくさん刺されてきたけども、裏を狙われるのは珍しい。膝周りと比べれば露出している時間が少なくて、裸足でも立っていれば地面に接して蚊の目につかなくなるはずだから、毎度無事なのも納得である。足の裏を蚊にさされるなんてことは、窓を閉めず蚊取り線香を焚くのも布団をかけるのも忘れて眠り呆けなければ起こらない、だらしなさの象徴

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