抗不安薬はともかく、睡眠導入剤を飲む意味を考える(2022/10/03)

昨日は久しぶりに過呼吸一歩手前になりました。

知り合いに会う用事があり、寝る前にソラナックス0.4mgとゾルピデム(マイスリー)10mgを飲みましたが、スマートウォッチで計測した睡眠時間は5時間。

ここ1週間は4時間台の睡眠、深い睡眠時間が1時間以下の日が続いていました。起きたら陽の光を浴びる、日中にそれなりに動く、寝る前のスマホやPC閲覧はなるべく控える、睡眠導入剤を飲む…完璧とは言えませんが、できることはしているので、なぜよく眠れないのか不思議でした。

そしていつものごとく、ソラナックスを0.4mg服用し、ご飯を急速炊飯しておにぎりを作ってから出かけましたが、「7時間睡眠なら何の憂いもない」綾瀬さんからしたら、ここ1週間の眠れなさからか、重い足取りでした。しかも微妙に暑い。

出かける前に珍しくソラナックス0.2gを追加しましたが、バスの待ち時間中、遂に耐え切れなくなりました。

「ダメだ。このままだと、酷い過呼吸になる。家に帰ろう」

そう思い、バス停から離れた瞬間、待っていたバスがやって来ました。気がついたら足がバス停に戻っていました。バスに乗りました。勇気を出してみたくなった…勇気を出してみたくなったのでしょう。

バスの中では何とも言えない不快感。ソラナックスが過呼吸を抑えている感覚はありながら、それでも微妙に震え、痺れ始める手の指先。

「もうここでいい。完璧でなくていい」

目的地のバス停の一つ前で下車しました。少し歩いて知り合いに会い、話しているうちにだんだん追加のソラナックスが効いてきたのか、喋ることで不安な気持ちが薄らいだのか、体が軽くなっていくのを感じました。

外出先で、ある本に出会いました。こう書いてありました。

「人間は必ず眠る」

「私は精神科医だから不眠を訴える人には薬を出すこともあるが、理想は眠らせず、眠るまで待つ断眠療法だ」

「人間、身体が欲すればおのずと眠くなる」

「かのソクラテスも『心地よい眠りは一生のうち数えるほどしかない』と言っているではないか」

なんとなく眠れない不安感から漫然とゾルピデムを飲み続けている私には響きました。「生体リズムに逆らうな。時々でもいいから生体リズムに逆らわない日を設けてみなさい。光と酒に気を付けて」というアドバイスもしっくりきました。

薬物療法中の方に全くおすすめはしませんが、とりあえず今日は勝手にゾルピデムを飲まないでいようと思います。

そしてスマートウォッチを付けて寝ることも、今日はやめます。数字に囚われること、単純に手首を締め付けられているのが、やっぱりしんどいだなって。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。したっけ、またぁ。

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