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「ビンの中の立体星座」など@青星

一応、教材開発者のつもりなんだな。
「ビンの中の立体星座」は、別の目的で用意したビンを何かに使えないかとひたすら眺めているうちに考え付いたものである。

最初は、光らない普通の青ビーズで作っていたものだけど、ワークショップを実施したとある団体さんから、「ビーズに蓄光塗料を塗りたい」という要望があって、(いやいや、作るのだけでも結構苦労する人はするのに、あの小さいビーズに塗料ぬるとか絶対無理だよぉ、、、)と思って、代わりに蓄光ビーズを使うことにしたのだが、今ではこっちの方が人気があって、すっかり定番になった。光モノって、魅力があるのだろうね。

それはともかく、こいつは、発案、設計、試作、制作手順まで、すべて自前の完全オリジナルの教材なので、一番思い入れがある。今でもワークショップでやるときは、「私が開発者です」と自慢することにしている。

見る人にとってはたいしたことないと思われるかもしれないものでも、作った側は、かなり頑張って試行錯誤してやっている。
そういうこと、身近にいる人でも、案外わかってなかったりする。今でこそ、この値段まで引き上げさせてもらったけど、初期のころ、館長にほぼ原価(材料費)で出された時には、煮えくり返ったわ。

今も考えているものがあって、思いついてから、何か月か経つ。試作の型紙はできてるけど、まだ完成はしていない。材料費で言われたら、高そうに見えるものではないけど、一応、アイデアもオリジナルだし、それなりに頑張ってはいる。思いついた時は「自分、天才!」って思うんだけど、だからといって、欲しい評価を得られるのかは、わからない。

私よりもずっと高度な技術と知識を持っている人でも、たぶん同じようなものだろうから、しょうがないとは思うけど、繰り返すと心折れそうになるから、認められるといいなあ、とは思う。

氷山の上の方しか見えなくても、水面を優雅に泳ぐ水鳥の足の動きは見えなくても、それはちゃんとある。自分のそれには自信をもっていなくちゃいけないし、他人のそれも見られるようでありたいものだ。


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