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バナナジュース

緊急事態宣言も解除されましたね。
ただ、BARは営業出来るのか等の不明点がまだ多く、当店としての今後を決めかねている状況です。
また再開が決まりましたら、キチンとご報告させて頂きますので宜しくお願い致しますm(__)m

さて今日は、バナナジュースについて。

当店では今年の3月の下旬から昼間に店頭にてテイクアウトでの販売を開始したバナナジュース。BARとしての休業の間もこちらは継続していました。
2月の下旬からコロナウイルスの影響を受け始め、BARとしての営業の他に何か出来る事がないか模索した結果、たどり着いたのがバナナジュースのテイクアウトでした。

この新しい取り組みを始める時に意識した事、やってみて気がついた事等を書いてみたいと思います。


色々選択肢があった中で、バナナジュースのテイクアウトを始めた理由は大きくわけて3つありました。

1. バナナジュースにノンアルコールカクテルとしての可能性を感じたから。

2. ちょうどバナナジュースが流行り始めていた時期で、バナナの健康面もテレビ等でよく放送されて注目されだしていたから。

3. テイクアウトでもBARのおもてなし・心遣いを活かせる事があると思ったから。


2.は皆様もテレビとかニュースでご覧になりご存知の方も多いと思いますし、全部だと長くなりそうなので今日は1番をお話しします。


バナナジュースをやろうと思った時に、一番最初に考えたのは、バーテンダーである自分がやるなら、ちゃんとノンアルコールカクテルとして作りたいという事でした。

キチンと勉強して、素材の良さを活かせる様なレシピを一ヶ月後までに開発出来なければやらない!と決めてスタートしました。

バナナというのは奥が深い。
熟成のさせ方で甘み等も変わるし、個体差もあります。
こういうのハマっちゃうタイプなんですよね、僕。
一ヶ月間バナナを食べたりジュースにして飲んだりしまくりました(笑)

この以前からお酒入りのカクテルとして営業中に提供していたノウハウもあり、ぼんやりとしたレシピは出来ていたのですが、この一ヶ月間で材料から見直し細部までこだわって作り込みました。

バナナの熟成も色々試して解決し、コーヒーも勉強しなおして厳選しました。
その他の材料とのバランスも何度も微調整をして整えました。

そして、開始予定日の2日前に完成したのが、今当店で一番人気になっている「エスプレッソバナナジュース」でした。

そんな時に気がついたのは、

このコロナ渦で経済的には相当キツい。
ただ、こうやってバーテンダーとしてのスキルは確実に磨けているという事。

マイナスばかり考えてしまっていた自分の心がちょっと明るくなった瞬間でした。

この後、緊急事態宣言が出てBARとしての営業が全く出来なくなったり、この時より厳しい事が続きましたが、この時の気持ちがあるから頑張れてる気もします。

バナナに感謝だなぁ...

今回は、このレシピを元にしたお酒入りのカクテルを、早くカウンターで皆様にご提供出来る様になる事を願ってペンを置こうと思います。

前2回とはちょっと違う内容でしたが、最後までお付き合いありがとうございました。

次回はどうしよう...

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