本屋に見る日本の英語の未来
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
日本の本屋には英語の本がたくさん置かれています。
大きな書店に行けば、1ブースかそれ以上すべて英語学習についての本です。
種類も豊富です。諸外国と比べても比較的多いと思います。
勉強する教材の種類が多いという面では、日本は比較的恵まれていると感じます。
英語が使えるようになった今、日本に帰った時は必ず本屋に立ち寄ります。
どんな新しい英語の参考書が出ているかすごく楽しみなんです。
「本当にこれでみんな話せるようになれば苦労はしないよ」と突っ込みたくなるような怪しいキャッチコピーの本が並びます。
海外では見られないので、ユニークでとてもおもしろいです。
前回私が帰った時は、
英語聴覚セラピーだとか、OOヘルツの音だとか、周波数で聞くなどのキャッチコピー
英語のブースの入り口にCDをかけて売り込んでいました。
静かな本屋で OOヘルツだのセラピーだのが流れていました。
一生懸命聞きましたが、私にはよくわかりませんでした。
「すきま時間に聞き流すだけで、英語がペラペラ!」
聞くだけでできるようになると書いている参考書がいくつもあります。
広告に海外で活躍する有名なスポーツ選手が広告塔になっています。
奥様たちが買っていきそうです。
この人は海外でアウトプットする場所があるが、この本を買う人にはアウトプットの場所がこのスポーツ選手ほどないと思うんですけど、、、
「この通りに真似るだけでバタフライが泳げるようになる」と言っているのと同じなように見えます。
プールで練習しないとできるようになるはずがありません。
英語も話さないとペラペラになるはずがないと思います。
私達は人工知能か何かですか?と突っ込みたくなります。
1日O分でできるようになると謳っている参考書
何十年続けなければいけないんだろうと、参考書を見て思っていました。
ただ、これらのキャッチコピーで本が売れていくのですごいですよね。
日本に住む外国人になぜ日本にはたくさんの英語の本があるのに話せないのかと聞かれたことがあります。
逆に外国人が日本語を勉強し英語の参考書のキャッチコピーを理解した時、はたして外国人はどう思うのか私はすごく気になります。
ちなみに外国人が勉強する日本語テキストのタイトルやキャッチコピーで、怪しいものは見たことがないです。非常にシンプルです。
個人的な感想ですが、数々のキャッチコピーから推測するに、それぞれの社会的立場から日本人は仕事が忙しかったり、すぐに英語力を身につける必要がある人に需要があるのかなと感じました。
英語自体が教育ビジネスに振り回されすぎだと私は感じます。
日本の英語学習本は行く毎に新しいキャッチコピーがあるので、その発想力には頭が下がります。
ただ、どの参考書をとっても知らない単語や表現を覚えたり、話せるようになるためにする努力やかけるべき時間は語学に長けている人以外はどの参考書をとっても同じだと思います。
どの本をとっても内容は似たりよったりです。値段もさほどかわりません。
もし英語の参考書を買う時は、怪しいキャッチコピーに惑わされずモチベーションが長く続きそうな参考書を買いたいと思います。
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