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人はなぜ、野次馬をしてしまうのだろう。近所で火事がございました。

先日、スタジオから徒歩5分くらいのところで火事がありました。
サイレンが鳴り響いて、近いなと感じておりました。

いつものその時間

大体の交通量だったり、人の行きかう光景だったり、
わたくし達は肌感覚で知っております。

わたくしはその時間に、
外出する予定があり、外にでました。

いつものその時間

人はそんなに歩いておません。
なのにその日は、
人がたくさん歩いておりました。

どこから湧いて出てきたんだろう?笑

「時間は未来から流れてくる」

ヨーガや禅で言われるコトバ

わたくし達は、
人生は進むモノとして見ています。

自分で人生を切り開いていこうなんて、
鼻息荒くすることもございます。

進むことに執着すると、わたくし達は迷います。

それは、
導かれているナニか、敢えてエネルギーと申し上げますが、

エネルギーの方向が感じられなくなると、
途端に不安になるのでございます。

道に迷ったような感覚になるのです。

今のパンデミックは、
そんな渦中だと思えてならないのでございます。

どこに向かったらいいのか、
どこが本当の方向なのか、
どこへ進めばいいのか、

分からないから、
多くの人が歩いている方向に、
その先にあるナニかが確かじゃなくても、
なんだかわからなくても、

行ってみようって。

わたくし達って、
人の影響を受けやすいんだなって、
その火事を遠目に感じたのでございます。

人が集まっているとつい、それがナニが知りたくなる。

集団に参加したくなる、そういう習性があるという、
実験結果もあるようですね。

人が多ければ多いほど、
同じような行動をとってしまうという報告があるそうです。

わたくしは、ヨーガを四半世紀続けております。
そういう意味では、

「動かない」「静止」「保持」

カラダを通して、
これらを経験しているといえます。

出来事はいろいろ起こります。
すぐに答えがでないようなコトもあります。

それでも、
そこにジッとしていられるようになりました。

わたくし達はニュース速報などの警告音がなると、

「反応」する。

そして、その警告音は、

おめでたいニュースだ、
嬉しいニュースだ、
残念なニュースだ、
不安なニュースだ、、、

全部、あなたの「反応」。

ただジッとするのでございます。
良いと選択もしない、悪いと選択もしない。

その選択をしない場所で、
只々、ジッとするのでございます。

そこに、ただ在る。

そうすると、
すべてのコトは目の前を通り過ぎていくものだと、
感じられるようになるのでございます。

川の中に立って、
自分の前を水が流れていくような、
そんな感覚になるのです。

「反応」の渦に巻き込まれるのでなく、
「反応している自分」を見られるようになる。

これ、本当のコトでございますよ。


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