20年以上前のある日。

「パスポートいけてるか?」取引先に行っている営業さんから電話がかかってきました。パスポートはいけてる。(期限が切れていない)

部品の供給が遅れ、出荷先の香港の工場のラインを止めたら賠償責任や!とお叱りを受けた営業さんは、「持って行きます!」と答えた。でも彼のパスポートは切れていた。

私はただの事務職でしたが、パスポートがいけてたので、翌朝の飛行機で香港へ行く事になりました。

シンセンの工場まで、出来立ての部品30kgと、ちっさいカバンと、部品を朝イチで工場から運んできた営業さんが持たせてくれたコンビニの袋を持って。

日帰り出来る便がなかったので、初香港は一泊。空港からタクシーで工場に部品を届けてしまえばあとは自由!サクサク地下鉄に乗ると、ホテルにチェックイン。プロムナード沿いに小さなお店やコンビニが見当たらず、営業さんが持たせてくれたコンビニおにぎりとおやつがめっちゃありがたかったのを覚えています。スターフェリーに乗って、ピークトラムに乗って、地下鉄で女人街辺りを目指しました。日本人駐在らしきおじさんに話しかけて場所を聞いたら、案内してくれました。(無害な人を見分けるのは得意です)

翌朝は、明るい時にぜひ乗りたいと思ったので再度ピークトラム。それから、古くから変わらない飲茶のお店に行きました。片手で茶器の蓋を使って茶葉を押さえながらお茶を飲む方法を、同席した地元のおじさんに特訓して貰いました。そのあと乾物や茶葉をキロ単位で買って大満足で空港へ。


「1人で、手荷物はほとんどないけど、なにやら包みをたくさん持って、一泊で香港から帰国した」邦人の話をことこまかに聞き出して、荷物をあらためるのは入国審査の手順として正しいです。

ボールペンまで分解されましたが、まだ一回も別室で検査は体験していません。

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